IT BITES







"The Tall Ships"




イギリス出身のベテランプログレバンドによる4thアルバム。


ベテランプログレバンドの20年振りの新譜と言う事で
話題になったアルバムである!相当のキャリアを持って
いるのだが復活アルバムとされた本作がまだ彼らにとって
通産4作目だというのも何とも凄まじい話ではないか・・・!
86年に1stをリリースしそのままアルバムを3rdまで
重ねるがその後活動停止しており、2006年に入ってから
ブームに乗っかったのかどうかは知らんが彼らも再結成
08年に本作をリリースしたとの事らしいな・・・。

音楽的にはピコピコ系のシンセにコーラス多用のキャッチーな
サウンド、目立つわけではないがハードめのギターが織り成す
遊園地的な明るさを持ったスタイルで、プログレバンドで
あるが故に確かに演奏にはテクニカルな部分もあるがそれ以上に
曲展開やメロディーを重視したスタイルで技巧主義に陥って
いない所が良いな!エクストリームメタル勢に見られる極端な
超絶技巧
もそれはそれで良いがこういう楽曲重視の叙情派
プログレ
も乙なものである!曲によっては産業ロック、
メロハー的な雰囲気
を放つものもあり、まぁ確かにそれらの
ルーツはアメリカンプログレハードなんだけどこうして
プログレッシヴな下地の元にそういった音を聴くのもまた
興味深いではないか・・・!基本的にメタルではないんだが
ギターソロが音色、フレージング共にHR/HM的なのが嬉しいな(笑)。
ハモンドも部分的に登場し70年代に回帰するかのような
雰囲気も放たれるぞ!2、3曲目なんかプログレというかもう
完全にメロハーの領域に足を突っ込んでおりベテランの
職人技か非常にメロディーが美しく叙情美旋律を愛する
リスナーなら魂に響く事であろう!4曲目はハードな印象を
受けモダンではないがへヴィ寄りになったと言えなくも無いが
やはりシンセ、コーラスが主体である。ハモンドが登場し
プログレ独特の叙情性を存分に放つ6曲目も良質の楽曲だ!
最初こそファンタジックな(?)バラード風だが途中で急に
雰囲気が変わりシリアスなプログレとなるのも面白い
アレンジである!ギターとシンセのソロバトルも聴き所だ!
9曲目はピアノ、泣きのギターソロが素晴らしい叙情的なバラード。
11曲目は13分を超える大作でこれまたバラード風ながら
シンフォニックになったり荘厳なチャーチオルガンがホーリーな
雰囲気
を演出したりと非常にドラマティックな展開、アレンジが楽しめるぞ!


メロディアスな叙情プログレとして名高いが基本は明るい系の
ポップでキャッチーなメロディー
が大半を占めているので
かつてのイタリアンプログレ的な哀愁だだ濡れの泣きまくり
要素を求めると肩透かしに感じられるだろう・・・だがそれでも
美メロを愛する者のツボを抑えた音作りが行われており
メロディー派ならプログレッシャーでなくとも充分楽しめるだろう!
ただの産業ポップロックではなくプログレ的な曲展開やテクニカルさが
ドラマティックさを引き立てているのが好印象である!楽曲重視の
プログレバンドの良き見本と呼べる1枚だな!



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満足度 84% お気に入り曲 Ghosts、Playground、
Memory Of Water、The Wind That Shakes The Barley、
For Safekeeping







"Map of the Past"




イギリス出身のベテランプログレバンドによる5thアルバム。


前作がおよそ20年振りの復活アルバムとなったベテランプログレバンドの
通算5作目のアルバム
で、どうやら本作は彼らにとって初のコンセプト作
なっているようで英国家族の生き様を描いたシリアスなストーリーが展開しており
音楽的にはプログレッシヴロックでありつつも決して複雑に、テクニカルに
なり過ぎる事は無く
あくまでもメロディー、ドラマティックさを重視しており
非プログレッシャーにも優しいバンドだと言えよう!

1曲目は様々な音声素材を使用したイントロに始まり穏やかさのあるオルガン系の
シンセに切々と歌うヴォーカル叙情性を演出、やがてシンセが盛り上がりつつも
やはりエモーショナルなメロウさが強いのう・・・!続く2曲目はハモンド
意外とモダンなムードも漂わせるヘヴィ寄りのギターリフが聴けホーン系の音色も登場、
スロー、ミドルテンポ意外なワイルドさを見せるもヴォーカルは爽やかさのある
キャッチーさ
が強いな・・・!後半はテンポアップシンセソロが炸裂するぞ!
3曲目はクリーンギター、ヴォーカルで幕を開けプログレ然としたテクニカルな
バッキング
を見せつつもやはりどこか叙情性がありコーラスワークが美しいのう・・・!
ギターソロも確かなテクがあるぞ。
4曲目はソフトで穏やかなヴォーカル、シンセ
実にエモーショナルな叙情性を見せるバラード寄りのムードを漂わせる曲。中盤以降で
バンドサウンド、シンセが盛り上がり始め大仰なシンフォニックさすら醸し出すぞ!
5曲目はアップテンポでノリの良い疾走感を見せシンセが妙に爽やかで明るい爽快感
演出、ある意味産業ロック、メロハー的な判り易さを見せつつどこかフュージョン的な
空気
も感じられるのう・・・!6曲目はオルゴールメロトロンで幕を開けバンドサウンドが
穏やかながら盛り上がりも見せるキャッチーなスロー曲。バンドサウンドは
意外とハードさがあるな。シンセソロは勢いがありギターソロは泣きの
フレーズ
を見せているぞ!7曲目はどこかファンシーなファンタジックさを演出し
ポジティヴかつドラマティックなシアトリカルさを放ちシタールの音色も登場、
ノリの良いリズム様々なシンセが乗りヴォーカルはキャッチーハモンドソロも聴けるぞ!
メロトロンコーラスも印象的だな。8曲目はストリングスやホーン等と言った
シンフォニックなシンセが大仰な盛り上がりを見せその後は淡々としたピアノ、アコギ、
ヴォーカル
メロウさを放ち実にエモーショナルで叙情的じゃのう・・・!
コーラスはQUEEN的でやはりシアトリカルさも強く実にドラマティックである!
ラスト付近ではオーバーダブされたギターも顔を出すぞ。9曲目はシンセがいかにもプログレな音色
バンドサウンドはハードさがあるもどこか落ち着いた印象がありヴォーカルになると雰囲気が変わり
大人しくメロウになる
のう・・・!その後はさらにムードが変わり軽快なギターが聴け
明るさを演出、
そして盛り上がりを見せ本作中この曲が最も展開が激しい感じだな・・・!
10曲目はピアノ、ヴォーカルがメロウなムードを放つシンプルなバラード。11曲目はイントロで
聴けたSEにアコギ、ヴォーカル、チェロ音のシンセが登場するこれまた穏やかなバラード曲だ。


本作もまた穏やかメロディアス系プログレとして良質の仕上がりを見せており
テクニックも確かだがあくまでも楽曲重視の姿勢がありコンセプト云々を
抜きにして楽しめる1枚
だと言えよう!まぁ所謂クサさとか、コテコテ感とか
様式美
とかそういった要素は無く明るめの曲も多いのだが安っぽくならない
ポップ感
がありこの辺は流石ベテランプログレバンドである!




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満足度 83% お気に入り曲 Map Of The Past  Clocks  Cartoon Graveyard
Send No Flowers  Meadow And The Stream







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