INCURA







"Incura"




カナダ出身のシンフォニック/プログレッシヴエモメタルバンドによる1stアルバム。


ギタリストのGatlin Fitzgeraldが中心となって学生時代に結成されたらしい
カナダ産のバンドで、EPを数枚リリースした後フルレンスアルバムとして
ようやくリリースされたのが本作となっているようだ。音楽的には基本的に
エモ
を根底に敷いているが、そこにプログレメタルシンフォニック要素、
シアトリカルなオペラティックさ
を大々的に導入しており、ヘヴィな刻みを
見せるギター
エモ系のハイトーンVo、ピアノストリングス等に
テクニカルな演奏
が聴け、かなりドラマティックな空気を漂わせているな・・・!

1曲目はメタリックに刻まれるギターリフに怪しげなスキャットVoが乗り、
シンフォニックさも見られつつ淡々としたピアノ、エモいVoがシアトリカルな
叙情性
を演出するぞ!2曲目もヘヴィかつ細かいリフにエモいVoがテクニカルかつ
気だるさを醸し出し、3曲目は再びクラシカルシアトリカルな大仰さ、
劇的さ
を醸し出すシンフォニックエモメタルだ!4曲目は様式美的なクサさすら
漂わせるオペラティックな曲で、Voもかなり巧くまるでディズニーのミュージカルを
そのままメタルにした
かのようである!5曲目はプログレメタルに接近したようなヘヴィな
ソリッドさ
を見せており、6曲目は叙情バラード要素を見せつつやはり優雅かつ劇的に盛り上がり、
シアトリカルさを存分に発散、ギターソロはトリッキーさがあるな。7曲目は軽快さを見せつつ
ピアノを交え、ヘヴィさも見られるシアトリカルでエモいプログレメタルだ。
8曲目はヘヴィなギターの刻みオルガンも顔を出し、メタリックに展開するアップテンポで
絶叫Voも交えやはり劇的さが強いぞ。9曲目はピアノ、Voが美麗さを放つバラード的な
曲調
ではあるが、プログレメタルらしさもあるな。10曲目は優雅な穏やかさが見られつつ
プログレとエモの中間となり、さらにシアトリカルさも交えた感じだろうか!?


基本的にはMY CHEMICAL ROMANCEタイプのシアトリカルエモだが、さらに
ヘヴィなテクニカルさ、シンフォニックさを取り込んでおり、プログレメタル的な
タイトな演奏にクラシカルでクサい壮麗な劇的さを見せつつもやはり基本はエモで、
ハイトーンで歌い上げるVo
もストレートなエモスタイルながら演劇的な歌唱
披露しており実力の高さが見て取れるな。曲によっては最早ディズニー辺りの
ミュージカル曲をメタルにアレンジした
ような空気すら漂っており、この手の
シアトリカルエモは多々あるがその中の一つの到達点とすら言えるかもな・・・!




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満足度 88% お気に入り曲 Get The Gun  I’m Here Waiting
Who You Are  Decide  The Greatest Con  Here To Blame
I’d Give Anything  Sweat Runs Cold







"Incura II"




カナダ出身のシンフォニック/プログレッシヴエモメタルバンドによる2ndアルバム。


エモを基本としつつそこにシンフォニックさ、シアトリカルさ、そして
プログレメタル的なヘヴィなソリッドさ、テクニカルさを高いレベルで導入し、
ディズニー系のミュージカルをそのままメタルにしたかのような雰囲気すら放つ
超実力派バンドによる通産2作目のアルバムである!出自がエモだけにアルバムを
重ねる毎に次第にセルアウトし丸くなっていき、持ち味を失いただの売れ線
ポップス系オルタナ
に成り下がるクソバンドが多いシーンだけあって
彼らもそうなっちまいそうで激しく不安なんだが、果たしてどうなのだろうか!?

1曲目はヘヴィリフソリッドさを放ちつつVoはエモくシアトリカルで、
2曲目はヘヴィさが見られつつ淡々とした穏やかさがあり、キャッチーさの中に
ドラマティックな印象があるな。3曲目はノイジーなリズムに始まるキャッチーさのある
プログレエモメタルで、4曲目はかなりモダンでヘヴィなリフが聴けつつ淡々としており、
Voにはシアトリカルさが残っているもののサビは在り来たりな売れ線キャッチー系だな。
中盤以降でシンフォニックさも見られるが、ストリングスシンセチープだな。
5曲目はピアノ、表現力豊かなVoが聴けるバラード。6曲目はヘヴィで怪しいながら
アメリカンロックなノリがあり、7曲目はピアノ、Voが穏やかさを放ちつつエモい
キャッチーさ
が見られ、8曲目は前作の流れを汲んだシアトリカルさ、シンフォニックさ
演出しつつメタリックさもあり、1stのようにこういう曲をメインにして頂きたいのう・・・!
9曲目はヘヴィさが目立ちつつ淡々としており、サビはかなりキャッチーだな。
10曲目はスローテンポだがドラマティックさのあるヘヴィなエモである。


メタリックでソリッドなバンドサウンドに表現力あるエモ系のハイトーンVo、
ドラマティックな叙情性
をしかとキープしたプログレッシヴなエモメタル
健在だが、前作で見られたコッテコテなシアトリカルさ、ミュージカル的な
ケレン味
は残念ながら薄れてしまっており、良くも悪くもプログレエモメタルに
接近した印象
があるだろうか!?その分キャッチーさは増えており、世間一般とか
ぬかす層
にはこういうスタイルのほうが受けるんだろうが、俺等が求めているのは
尖った部分じゃ!
まだ本作の段階では完全に牙をもがれた訳では無く、劇的さは
かろうじて残っているも、このままではセルアウトも時間の問題だろうか!?
1stが奇跡の出来だったバンド
で終わって欲しくは無いな・・・!




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満足度 80% お気に入り曲 Now or Never  Remodel
Living a Lie  Pockets Full of Pills







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