ICE NINE KILLS







"The Predator Becomes The Prey"




アメリカ出身のポストハードコア/メタルコアバンドによる3rdアルバム。


メタルコアの聖地マサチューセッツ州ボストンから登場した若手バンドで、
Fearless RecordsOuterloop Managementが共同で設立した新レーベル
Outerloop Records
から第一弾バンドとして本作がリリースされたようだ。
音楽的にはとりあえずはメタルコアだが、今流行のデジタル要素極端にモダンな
要素は無く、
かと言ってメロデス直系の慟哭リフワークも無いがメロディアスさ
しかと備わっており、エモ/スクリーモ色濃いクリーンギターピロピロギターも
自己主張
意外と爽やかなキャッチーさも見せているな・・・!

1曲目はメタルコアらしさ漂うハイテンションなメタルサウンド、咆哮シャウト
幕を開け疾走するも、エモ/スクリーモ然としたクリーンVoも目立っておりギターも
ピロピロしたフレーズ
を披露、キャッチーで叙情的な部分もしかとあり後半では
クリーンギター泣きのギターソロも聴けるぞ!2曲目はまたピロピロ系のギターの
オブリ
が目立っており、メタルコア然としたノリの良さを見せつつもメインは
手数の多い細かさを見せるギター
である。サビはまたクリーンVoになるぞ。途中で
ビートダウンも聴けるがそこまでへヴィでは無いな・・・。3曲目もまたメタルコアらしい
ストロングさ
を放つもそこまで重苦しいサウンドにはならず、ピロピロギターも目立ち
サビはスクリーモ色濃いクリーンVoである。4曲目は叙情的なオルガンで幕を明けるも
その後は疾走キャッチーさのあるスクリーモと化し、クリーンVoがメインを張るが
ビートダウンも聴けるぞ。5曲目はスロー/ミドルテンポギターリフ、オブリがまた
細かさを見せており、サビはこれまたエモ/スクリーモ色濃いクリーンVoになるのう・・・。
途中でデジタル要素もちょいと顔を出すが基本はバンドサウンドがメインである。
6曲目は無骨でへヴィなメタリックさを放ち疾走するモダンでスラッシーな曲となり
硬派さ漂うビートダウンも登場するが、サビは一転してキャッチーさのあるクリーンVoが
メインとなるぞ。
7曲目は再びスクリーモ要素が増強され哀愁漂うクリーンVoが目立っているな。
8曲目はエモ寄りの湿った叙情性を見せるバラード系の曲で、9曲目はタフなストロングさ
感じさせつつもこれまたサビはキャッチーなクリーンVoと化すメタルコアチューンとなり
後半はビートダウンダーティーさを演出するぞ。10曲目はエモ要素の強いライトな
ギターの刻み
が顔を出すが、その後はタイトでタフなアップテンポのメタルコアとなり
サビは例によってのキャッチーなクリーンVoである。11曲目はエモ要素の相当に強いメロウかつ
キャッチーな曲調
で、ヴォーカルも大半をクリーンVoで歌い上げており
この手のバンドとしてはよく歌えている
のう・・・!


ポストハードコア/メタルコア系のバンドではあるが、その音作りはどちらかと言ったら
スクリーモにかなり近く、キャッチーさ重視のクリーンVo、メタリックながらも決して
重過ぎないバンドサウンド、手数多いピロピロフレーズ
をそこかしこに放り込むギター等
タイトでメタリックなスクリーモと呼んでしまっても差し支えは無いだろうな。
だがどうやら過去作はもっとカオティックでピロピロしまくっていたらしく
メタラー好みなのはそっちのほうだろうか!?




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満足度 80% お気に入り曲 The Power in Belief  Let's Bury the Hatchet ... In Your Head
Connect the Cuts  What Lies Beneath







"Every Trick in the Book"




アメリカ出身のポストハードコア/メタルコアバンドによる4thアルバム。


マサチューセッツ州ボストンの若手バンドによる通産4作目で、初期の頃はカオティックな
要素があったらしく、
3作目に当たる前作はよくある普通のメタルコア、スクリーモ
まぁ可も無く不可も無くな印象だったんだが、本作は急に方向性が思いっきり変化しており
何を思ったかシンフォニックさ漂うオーケストレーションを大々的に導入しており、ミュージカル要素
タップリのシアトリカルな空気
を放ちまくり、MY CHEMICAL ROMANCEの系譜
位置しつつもそれをさらにバージョンアップさせたかのような仕上がりを見せておる!

1曲目はいきなりのシンフォニックアレンジミュージカル的なシアトリカルさを発揮!
その後はバンドサウンドで疾走しかなりのドラマティックさを見せてくれるのう・・・!
2曲目もまたダークで怪しくもシンフォニックな演劇ムードを放っておりこれまた疾走!
ヘヴィリフもなかなかにソリッドな感じで、3曲目もいちいち大仰かつドラマティックな
ストリングス、ギターが聴け疾走!
ヴォーカルメロもシアトリカル系でかなり良いぞ!
4曲目はヘヴィさのあるギターが目立ちつつ叙情性もあり、サビはキャッチーさが見られ
ノーマルなスクリーモに接近するか!?ギターソロはなかなかに流麗でHM/HR的だな。
5曲目はクリーンギターがメロウさを放つエモ色濃いバラード系で、サビはストリングスが
盛り上がり
を見せておるのう・・・!6曲目も美麗なストリングスエモい劇的さを放ち、
バラード的空気を放つもその後はシンフォニックに爆走!ブラストまで顔を出し
テクニカルなギターも聴け、最早シンフォニックメタルとすら言えそうな
キラーチューンである!7曲目は怪しげなムードを放つミドル曲で、ノーマルな
スクリーモ
に近くキャッチーなサビも聴けるぞ。8曲目は再びヘヴィかつ細かいギター、
シンフォニックサウンド
が聴けるドラマティックシアトリカルスクリーモである!
9曲目はピアノ、クリーンVoによるバラードで、途中からバンドサウンドが盛り上がるぞ。
10曲目はヘヴィな印象が特に強く、Djent的でもあるがサビはキャッチーだな。


こいつは驚きじゃわい!良くも悪くも平均的なスクリーモ寄りポストハードコア以外の
何者でも無かった彼等ICE NINE KILLSここに来てまさかの大化けである!
壮麗かつ大仰でドラマティックな事この上無いストリングス系オーケストレーション、
ソリッドかつテクニカルな勢いを放つオブリを放り込むギター、よくあるミドルテンポで
グルーヴィーさに走らず疾走感を見せてくれるリズム、キャッチーでありつつ演劇的、
シアトリカルなクサさすら醸し出すヴォーカルライン
と、ここ最近それなりに見られるように
なりつつあるMY CHEMICAL ROMANCEタイプのシアトリカル系シンフォニック
スクリーモ
の中でも劇的さ、クサさにおいて頭一つ抜きん出たモノを見せておる!
今風スクリーモの一つではあるが、明らかにクサメタラー、シンフォニックメタラー
アピールするかのようなこの姿勢!惜しむべくは全曲キラーでは無く、何曲かごく普通のスクリーモ
混じっている点だが形骸化して久しいポストハードコア、メタルコアシーンには
こういうバンドこそ必要なのだ!




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満足度 89% お気に入り曲 The Nature of the Beast  Communion of the Cursed
Bloodbath & Beyond  Me, Myself & Hyde  The People in the Attic







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