Holy Martyr







"Invicible"




イタリア出身の正統派メタルバンドの3rdアルバム。


シンフォニックメタル及びシンフォニック・ユーロプログレ、果てはB級メロスピ、
クサメタル
を大量に世に送り出した、クラシック音楽以降の音楽全ての源流とも言うべき
聖地イタリアから何とも時代錯誤感甚だしいコンセプトを纏った強烈なバンドが現れた!
へヴィメタルとは元来戦士、ウォーリアーを描くものだがここで言う戦士とは
よくあるヨーロピアンマッチョなバトルウォーリアーに非ず!我らジャパン・・・日本の
ウォーリアー、サムライ、武士、時代劇
の世界観なのだ!過去作では普通にヨーロッパの戦モノ
ネタにしてきたようだが3作目の本作では舞台を日本に移し日本の戦士を描くコンセプトを
チョイスした
ようでその題材も“7人の侍”“影武者”、“座頭市”等を取り上げており
なかなかに本格的なジャパニーズウォーリアー要素マジメに(!?)導入しているようだが
メンバーのルックスは歌舞伎メイクでやはり間違いニッポン要素満点!
まぁこれはある意味日本版ヴァイキングメタルと言えなくも無いか!?ちなみにLabyrinthの
Roberto Tiranti
8曲目でゲスト参加しているようだ。

こんなイロモノ臭満点の彼等だが音楽的にはそこまでクレイジーではなくJUDAS PRIESTや
IRON MAIDEN直系
オーソドックスな正統派メタルを根底に携えており1曲目はアコギ、
ベース
がまさしくIRON MAIDENライクな叙情ムードを演出しドラマティックな泣きのツインリードも登場、
続く2曲目もまさしくJUDAS PRIEST、IRON MAIDEN直系奇をてらわない正統派一直線の
無骨な漢のメタル
でヴォーカルもハイトーンに頼らないパワフル系の正統派タイプで好印象だ!
インストパートのリフワークもまさにIRON MAIDENタイプでギターソロはメロディー重視の
ツインリード
を聴かせてくれるぞ!3曲目はベースも目立ち無骨なリフと共にアップテンポで
勇壮な展開
を見せサビはさらに軽快さを出しヴォーカルメロディーも妙なキャッチーさがあるな・・・!
ギターソロはハモリを見せつつ速弾きも披露しているぞ。4曲目は男の哀愁を感じさせるメロウな
バラード系の曲調
で途中からバンドサウンドも顔を出し淡々としたミドルテンポで展開、
ヴォーカルは上手くは無い味があって悪くないな。後半はテンポアップし
「葉隠〜れ〜!葉隠〜れ〜!」切なく歌い上げてくれるのう・・・!(爆)
5曲目は琴の音色が急に和のムードを放ちメロディーもメタル・アンセム“荒城の月”
思わせる短い繋ぎの曲で続く6曲目はIRON MAIDEN直系のリフ軽快に疾走する
剛直な正統派メタル
でギターソロは男の哀愁を感じさせるメロウな泣きを見せつつも
そこまでクドくはならずアッサリ風味なのもまた正統派よ・・・!7曲目はいきなりの
日本語語り、勝どきで幕を開け前のめりなリズム無骨かつ軽快に疾走する
武田信玄、上杉謙信を題材とした曲だ!ギターソロがドラマティックベースソロも聴けるぞ!
8曲目は何とも叙情的な泣きのギターで幕を開ける勇壮かつ哀愁漂う男泣きのミドル曲。
ギターソロもやはり泣いておるのう・・・!中盤以降で和楽器が唐突に顔を出しコンセプトを
音の面からも示すかのようだ。その後はアコギ、ヴォーカルが淡々としつつも切々としたムードを演出するぞ。
この辺からはイタリアのバンドらしい叙情性が漂い始めるな・・・!9曲目は正統派メタルの枠内で
へヴィな印象
を放ちギターがやはりJUDAS PRIEST、IRON MAIDENタイプのフレーズを弾き
疾走開始!全体的に勇壮さが漂う男らしい1曲に仕上がっておるな・・・!「関ヶ原」のサビもまた
インパクトあるぞ!インストパートはベースも目立ちギターはツインリードを奏で各楽器が
それぞれ自己主張
しているかのようだ。10曲目はこれまたドラマティックなツインリード、
バンドサウンド
で幕を開けアップテンポ勇壮なムードを醸し出す曲だ!
「座頭市〜!」のサビが妙に耳に残るキャッチーさを放ちメロディアスな
ツボを押さえたギターソロも聴き所じゃのう・・・!


奇をてらいまくりのコンセプトとは裏腹に音楽的には余計な装飾の一切無い無骨な事
この上ないド硬派正統派メタル
を徹底して追及しておりツインリードはあれどシンセも無く
最近の派手なメロスピ、シンフォメタルメロデス、シンフォブラック、ブルータルな
メタルコア、デスコア
に慣れた耳で聴くとかなり地味に感じられるかも知れんがこの無愛想さこそ
正統派メタルの王道
なのだ!プロダクションの軽さがまた80年代ライクで嬉しくなるな(笑)。
シンプルな音作りで演奏は上手いとは言えずテクニカルな事も一切やっていないがその分
ギターソロが完全メロディー重視かなりの泣きを発散しておりこの辺もまた好印象だな。
構成力がまだ弱く長い曲はややダレを覚えたりするストレートで軽快かつ無骨な正統派メタル
好きなら楽しめよう!過去作では普通にヨーロッパ、ローマとかの戦記モノを題材にしていたようだがここに来て
いきなりのジャパンナイズド!もしかしたら彼等は世界中の戦士、ウォーリアーを描きたいのかも
知れん!?そうなると次作以降ではタイのムエタイ戦士とか中国の拳法家、アメリカの西部劇やら
インディアン、果てはマサイ族とかもコンセプトとして十分にアリだな(笑)。っていうかチャイニーズモノなら
黄飛鴻だろ!鬼脚七、十三姨とかも勢揃いで無影脚だ!!(爆)




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