Herbivora
"『TOHO METAL COMPI』-DEMO DEATH-"
日本のメタルプロジェクトによる4曲入りミニアルバム。
2011年秋のM3においてゲットしてきた4曲入りのミニアルバムで、またしてもうちが
ライナーノーツを書かせて頂いたImperial Circus Dead Decadenceの2ndアルバムに
2曲ギターで参加したギタリスト、あにょ氏率いるプロジェクトのようで
本作は毎度御馴染み東方アレンジとなっているがそれぞれ違うミュージシャンが曲を
持ち寄った感じでバリバリのモダンな変態メタルからもろにmidiってな感じの
チープな打ち込み曲、メタリックなバラード系等多用な仕上がりで基本はインストの
変態テクニカルプログレメタルと言えそうな感じだな。
1曲目はストリングス、チェンバロがクラシカルなムードを放ちギターも登場、
ブラストと言うほどではないがそんな感じのドラミングも見せなかなかに
アグレッシヴに疾走!モダンなへヴィさも垣間見られそれでいてかなり
変態的なリズム、フレーズも披露されプログレメタルの要素が強いぞ!
ギターもバリバリ弾き倒しており部分的に東方らしさを見せつつも普通に
モダンプログレメタルとして楽しめよう・・・!プロダクションも良いぞ!2曲目はうって変わって
打ち込み臭プンプンのサウンドになりいかにもmidiな昔懐かしいムードが
強烈に感じられつつリズムはかなりマイケル・シェンカーの名曲“INTO THE ARENA”に
似ているのう・・・!中盤はアグレッシヴさが出始めそして聴き飽きた
東方フレーズも登場!3曲目は穏やかなクリーンギターで始まりバラード的な
ムードを漂わせつつ生の音で展開、ギターがハードさを出しつつなかなかに
泣いておるのう・・・!後半でドラムがテンポアップし手数多くなりギターも
ラストで速弾きを見せるぞ!4曲目はエレクトロニカ系のピコピコ電子音で
幕を開けつつモダンなへヴィギターも登場、これまた変態的なムードも醸し出され
アグレッシヴな要素を見せデジタル音も消滅、テクニカルでモダンなプログレメタルと
なりつつ途中で穏やかなクリーンギターが顔を出したり再び電子音が聴け
実に変態的なギターも登場するぞ!
複数のミュージシャンが曲を持ち寄ったためそれぞれが違うスタイルを見せており
まぁ散漫な感じになってしまっているのは否めないが1曲目と4曲目をアレンジした
あにょ氏はかなり変態的なプログレメタルの素養を持っておりギタープレイも
相当に達者でパッと出の新人プロジェクトとは思えないクオリティーを見せておる!
まぁ本作は東方なんで俺としてはオリジナルで勝負してもらいたいんだが無名の新人が
手っ取り早く名を上げるには東方を利用するのが一番の近道なのは
いろいろ意見、文句もあろうが紛れも無い真実である・・・!
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満足度 69% お気に入り曲 Of Her Not Of The Time The Voyage Pt1
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