HOSTSONATEN







"The Rime of The Ancient Mariner - Chapter One"




イタリア出身のシンフォニックプログレッシヴロックバンドによる7thアルバム。


現代イタリアンプログレの重鎮的存在のバンドらしく、四季を題材にした
複数枚のコンセプトアルバムを足掛け11年かけて世に放ちプログレッシャーを
喜ばせた
ようだが、本作はそれに続く新たなコンセプトアルバムとなっており
サミュエル・テイラー・コールリッジの“老水夫の歌”を題材としているようだ・・・!
そんなわけで音楽的には実にイタリアらしい叙情性重視のプログレでテクニカルさよりも
メロディアスさ、エモーションを重要視しておりアコギフルートの繊細な調べ
シンセも目立ちバンドサウンドはハードではなく穏やかさがあるがそんな中にあって
スリリングなテクニカルさもしかと存在しており落ち着きを見せつつも
実にドラマティックである!


1曲目は波のSEに始まりシンセサウンドが顔を出しいかにもプログレなムードを演出、
その後アコギフルートが聴け叙情性を醸し出し泣きのギターとシンセ
メロディアスでエモーショナルなフレーズを紡ぎ出すが後半はテンポアップ、
バンドサウンド
ちょいとスリリングさを見せギターソロも結構弾き倒しており
なかなかにロックらしい部分が垣間見れる7分もあるインスト。2曲目は穏やかなアコギ
イタリアンプログレらしさのあるエモーショナルなヴォーカル、フルートが聴け
その後はシリアスさのあるシンセも登場、ヴァイオリンも顔を出しオシャレ感と共に
スリリングさのあるプログレ的アンサンブルを披露、メロディアスで穏やかながらも
ドラマティックな展開を見せておりシアトリカルさもあるか!?泣きのギター、ピアノ、
フルート
もまた良いのう・・・!後半のコーラス、シンセがまたイタリアンプログレらしいな・・・!
3曲目はこれまた波のSE穏やかなアコギが聴けヴォーカルも実にエモーショナル
ピアノの音色もまた美しいな。その後はオルガンとギター、リズムプログレらしい
テクニカルさ
を見せヴォーカルもシアトリカルさを放ちGENESISライクな要素があるのう・・・!
サックスソロがやけにアダルトだがギターソロはなかなかに変態的なテクニカルリズムの上で
プレイされておる!4曲目は16分ある大作で早速の泣きのギター、メロトロン
ユーロプログレらしい哀愁バリバリの叙情性を放ち流麗なアコギ、ピアノも聴け
繊細なフルートも登場!メロウ路線の楽曲だが途中から唐突にヴォーカルがハイトーンシャウトを
披露
しシンセ、バンドサウンドもスリリングさを放ちテクニカルな側面も見せつけ
テンションも上がっていくがその後はヴァイオリンも聴けまったりしたリズムで展開、
さらにハードロック的なノリの良さも放たれ母国語ヴォーカル妙にキャッチーだな。
ラスト付近の泣きのギターがまたたまらんのう・・・!5曲目はこれまた長尺の13分ある大作
ハーディーガーディーらしき音色波のSEが聴け何とも言えない胸を締め付ける
哀愁
を放ち叙情的なピアノ女性Voが登場し枯れた音色のヴァイオリン
味わい深いがその後のアコギ、フルートがまた強烈極まりない哀愁を放っておりクサさすら
感じさせる程
である!アコーディオンも微かに聴けメロトロンの震えるような音色
またメロウ過ぎて尿意すら催すわい!(爆)中盤は泣きのギター男女ツインVoとなり
民謡的な笛の音まで登場!民族楽器が対位法的に交錯し実にドラマティックだが
その後は穏やかなピアノのパートになり女性Voはどこかディズニーライクなムードを醸し出すぞ。
後半は再び男女ツインVoミュージカル的な雰囲気を放つがバンドサウンドの
音質が悪く
そこが惜しいかのう・・・!?


全5曲だが大作志向10分前後の長尺曲が全てを締めておりハードさ、派手さ、
アグレッションの類は無いもののイタリアンプログレ、シンフォニックロックらしい
叙情性、哀愁、ドラマティックさ
がしかとありある意味癒し系みたいなモンかも知れんが
そんな中にあってスリリングなアンサンブル、テクニカルなパートもキチンと存在しておる!
大作揃いながらもしかと構築されておりダレないのも流石じゃのう・・・!
フルート、メロトロン、ピアノ、ヴァイオリン、哀愁母国語Vo等が好きな
メロディー派のプログレッシャーなら楽しめるだろうな・・・!




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満足度 80% お気に入り曲 Part One  Part Two  Part Three  Part Four







"Symphony N.1 - Cupid & Psyche"




イタリア出身のシンフォニックプログレッシヴロックバンドによる8thアルバム。


元FINISTERRE、現LA MASCHERA DI CERAの中心人物であるFabio Zuffantiによって
結成されたプロジェクト的な存在で、近代イタリアンプログレの最高峰に位置しており
様々なコンセプトアルバムで叙情派プログレッシャーを喜ばせてきた実力派である!
本作は2016年リリースの最新アルバムで、今回はギリシャ神話を題材にしたようで
どうやらバレエ音楽を意識して製作されたらしく、シンフォニックで叙情的だった
過去作以上に本格的なクラシック、オーケストラの様相を呈しており、生の弦楽隊
ホーンセクションを大々的に導入、さらにプログレらしいバンドサウンド、ムーグ
目立っており、イギリスのTHE ENIDを髣髴とさせる手法を取っているんだが、そこは
流石にクサメロ大国イタリアだけあってそのサウンドは濃厚でコッテコテな美意識が
しかと感じられるのう・・・!


1曲目は早速のストリングス、ホーン、ムーグ壮大なムードを醸し出す、極めて
クラシック的なインスト曲で、2曲目はギターとヴァイオリンがクラシカルな優雅さを放ち、
スペイシーなシンセソロも登場、3曲目は穏やかで優雅なムードが見られ、歌謡曲的な
濃厚な哀愁
が漂い泣きのギターも登場!これこそ俺等がイタリアンプログレに
求める哀愁だ!
4曲目は怪しげなホーンやシンセがクラシカルに絡み合い、後半は
フルートやチェンバロ等がファンタジックな叙情性を放つぞ。5曲目は怪しげなホーンが顔を出し
ダークでシリアスな空気を演出、6曲目はピアノ、フルートがクラシック的な格調高い
優美さ
を醸し出し、7曲目は穏やかなシンセ、オシャレなホーンがジャジーさを見せるが、同時に
ストリングスはクラシカルさを演出しており、8曲目はシンセが引っ張りつつフルート類も登場、
クリーンギターのソロ穏やかなジャズ的だが、その後の泣きのギターソロ、
ストリングス
コッテコテで良いな。9曲目はゲームサントラを思わせる
軽快な疾走感を放つバンドサウンド、シンセにストリングスがプログレ色の濃さを見せており、
10曲目も軽快でありながらストリングス、フルート等がやはりクラシカルだな・・・!


生のオーケストラ近代的なバンドサウンドを融合させ、
かなり本格的にオーケストレーションされたシンフォニックプログレを聴かせてくれる、
大仰で壮大にしてアーティスティックな1枚である!バンドサウンドと生楽器の
融合パートは時に昔ながらのムード歌謡っぽさも見られるんだが、そこがまさしく
イタリアンプログレたる部分で、そのコッテコテな泣き、憂いがたまらんなぁ・・・!
完全インストだがVoの不在がまるで気にならず、プログレによくあるVo軽視では無く
むしろVoが無くても何ら問題無いように練り込まれたアレンジの妙に驚かされるわい!
ロック要素はそこまで強くは無く、むしろ曲によっては完全クラシックとすら
言えそうな感じで、ロック的なハードさ、勢いを求めてはアカンのだが、
このイタリアンプログレの王道を行くコッテコテなクラシカルな泣き、哀愁
目の前にしてはロック要素の薄さなど些細な問題に過ぎぬわ!プログレッシャー以上に
クサメタラーにもアプローチ出来そうな、叙情イタリアンロックの
良い部分が全て凝縮された
ような名盤だ!




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満足度 87% お気に入り曲 全部。特に“Love Scene”“Unmasking”
“Entrapped (2nd Trail)”







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