HOLY GRAIL







"Improper Burial"




アメリカ出身の正統派メタルバンドの4曲入りEP。


WHITE WIZZARDの元メンバーで結成された若手バンドで、LOUD PARK 2010にていろんな意味で
若さに満ち溢れたパフォーマンス
を見せてくれた彼等の名刺代わりと言える4曲入りの
ミニアルバム(EP)
である!半分の2曲がカヴァーという若干変則的というか飛び道具的な
色合いのある1枚
だがこの一枚で彼等の目指す音楽性が如何なる物か即座に理解できる
実に判りやすい音源
だと言えよう!カヴァー曲のチョイスがまたベタすぎて逆に嬉しくなるな(笑)。

オリジナル2曲はのちにリリースされるフルアルバムにも収録されており、スタイルとしては
アグレッシヴかつオールドスクール正統派メタルで疾走感に満ち溢れており非常にカッコよく、
気になるカヴァー曲は有名所もいい所、JUDAS PRIESTの“Exciter”ACCEPTの“Fast As A Shark”
まさにメタルのスタンダードと言える曲で共にオリジナルの美味しい部分を封じ込めつつも
ただコピーするだけではないちょっとしたアレンジも顔を覗かせておりバンドの方向性にも
マッチした選曲
とあって実にハマっておるのう・・・!


勢い任せのいい意味で荒々しい演奏、ハイトーンでやかましく歌い上げるヴォーカル、
ただ爆走するだけでなく何気に押し引き、緩急をキチンとわきまえたアレンジ、曲展開が
魅力のバンドと言えるだろう!ジャケでイメージできそうな、いい意味でB級スラッシュ要素の
濃い80年代正統派メタル
をプレイしつつ所々で今風っぽい要素もありオールドメタラーから
最近のメタルコア、エクストリーム勢でメタルの面白みを知った若きメタラー双方が楽しめる、
まさに揺り篭から墓場までイケるHR/HMだ!(爆)




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満足度 78% お気に入り曲 全部







"Crisis in Utopia"




アメリカ出身の正統派メタルバンドの1stフルアルバム。


LOUD PARK 2010トップバッターとして会場の空気を温めてくれた
若手バンドの4曲入りEPに続く1stフルレンスアルバムで、音楽的にはまさに
前EPに続いて若さに任せて疾走し今風の空気がある部分もあるが基本的には古き良きNWOBHMと
スラッシュメタルのアンダーグラウンドなムードを混ぜ合わせた、
いい意味で
怪しく胡散臭い空気プンプンオールドスクールな正統派メタルである!

1曲目はいきなり細かい速弾きで始まり疾走、ヴォーカルもクセのあるハイトーン
まくし立てる様に歌う疾走チューンだ!ギターソロも忙しそうに弾きまくりいい意味で
落ち着きが無い、スラッシーさNWOBHM独特のいかがわしさ(これまたいい意味で)が
プンプンである!後半ではコーラスと言うかシンガロングも聴けるぞ。2曲目は
若干のへヴィさが出たアグレッシヴに爆走するファストチューンでベースも何気に
バックでギンギンいっており全体的にはやはりスラッシュメタル要素の強いNWOBHM
言えそうな感じだな。ギターソロは何気にメロディアスなツインリードである!
3曲目はうってかわって横ノリのミドル曲グルーヴィーさを感じさせるリズムが
印象的だな。4曲目はいかにも疾走しそうなムードを醸し出すリフで始まりやはり
疾走!
だがその後はテンポが落ちる箇所もありそういうパートのリフ、リズムは
今風のバンドっぽい空気もあるのう・・・!ギターソロはタッピングで始まり
メロディアスなプレイ
も披露されるぞ。バッキングVoでデス声も聴こえるが奥に
引っ込んでいる
のが気になるか!?後半ではビートダウンが顔を出しこの辺はまさしく
現代のバンド
である!5曲目は叩きつけるようなリフ、リズムがやはり今風のムードを
放つミドル〜アップテンポ曲
でギターソロは適度に速いメロディアスさ重視のプレイ
起承転結ありなかなかにドラマティックじゃのう・・・!6曲目はなぜがというか
雅楽っぽい(?)音、フレーズストリングス、笛も聴ける短い繋ぎのインスト。
後半はクラシカルなアコギ(?)も顔を出すぞ。続く7曲目はアグレッシヴながらも
スローテンポのへヴィ寄りバンドサウンドが聴けヴォーカルも絶叫気味に歌い
途中からテンポアップしアンダーグラウンド臭プンプンの正統派系NWOBHMとなる曲だ!
ギターソロは何気に対位法フレーズで交錯しなかなかに練られておるのう・・・!
8曲目はイントロからドラマティックなツインリードが舞い期待を煽るも疾走はせず
ドラムがノリの良さを出す曲。
ギターソロはこれまたツインリードが劇的なメロディーを紡ぎ出すぞ!
9曲目はこれまたミドル曲でヴォーカルの歌い方等気だるいムードを発散させているな・・・!
ギターソロはブルージーな泣きのプレイでこういうセンスもなかなかに備わっているか!?
10曲目はドゥーミーとさえ言えそうな重苦しいスローなへヴィさが発散されるも
その後はミドルテンポでそこそこノリの良いリズムで展開する曲。ギターソロは
これまた2つのフレーズが交錯する対位法っぽいパートに始まりメロディー重視の起承転結ある
展開
だな。11曲目は久々に登場の疾走チューンでギターもピロピロと弾き倒す
ヴォーカルの歌い方、曲調はどこかパンク、メロコアっぽいムードも感じられさながらメタルの
リードギター、ソロを取り入れたSTORY OF THE YEAR
と言えそうな雰囲気か!?ギターソロ後は
ビートダウン、絶叫デスVo今風のムードを放ちギターソロはピロピロと速弾きする!
後半はなぜかアコーディオン風のシンセ、ピアノが聴け叙情的な空気も放たれそのまま幕となる。


上記したようNWOBHMとスラッシュメタルのうさん臭さ、アンダーグラウンド要素
混ぜ合わせ所々でモダン風のへヴィなギター、デスVoシンガロング、ビートダウン
織り交ぜたいい意味でB級と言えそうな空気に満ちた1枚である!オッサンメタラーには
懐かしく、若手メタラーは新鮮な気分で楽しめる
だろうな・・・!全体的にメロディーに
フックがあまり無く
疾走チューンも後半で減りこの手のメタルとしてはリフもそこまで
印象的ではない
がこの若さに任せたなりふり構わない演奏が魅力だと言えよう!




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満足度 80% お気に入り曲 My Last Attack、Fight To Kill、Cherish Disdain







"Ride the Void"




アメリカ出身の正統派メタルバンドの2ndアルバム。


かつてLOUD PARKにも出演し垢抜けないながらもオールドスクールなムード漂う
スラッシーな正統派パワーメタル
を披露し我々を喜ばせてくれた、若手ながらも
昔ながらの空気を醸し出すバンド
2作目のフルアルバムである!方向性としては
イマドキっぽさを微かに見せつつもあくまでもいい意味で古臭く垢抜けない、
愛すべきB級っぷり
を発揮していた前作と比べ古臭さを幾分か減退させており、
AVENGED SEVENFOLD
辺りに通じるヘヴィ過ぎないメタルコアに接近した印象があるな・・・!

1曲目は意外にも淡々としたギター、コーラスで幕を開け叙情性を演出、その後に
バンドサウンドが顔を出すが疾走はせずミドルテンポで正統派メタルの勇壮さを
演出するイントロで、
続く2曲目はヴォーカルにネオクラ要素入りのギター
顔を出しハイテンションで疾走開始!だがただ荒々しいだけでは無くワイルドな
ノリの良さ
を見せサビはイマドキっぽいキャッチーさを放ち更に絶叫も登場!
ギターソロ後半は疾走しドラマティックさを醸し出す
のう・・・!ラスト付近の
唐突な野郎シンガロング
B級っぽさ満点で逆に良いな(笑)。最後の最後でデスVo、
ビートダウン
になり無理矢理イマドキっぽさを放り込んでおるわい!(爆)3曲目は
ミドル〜アップテンポワイルドなノリを見せ正統派メタルとイマドキのモダンな
メタルコアっぽさ
を同時に放っているのう・・・!ツインで炸裂するギターソロ
なかなかに良くラストもギターソロで幕だ。4曲目は正統派らしいストロングな
ギターサウンド
が聴ける無骨なミドル曲。ツインリードでドラマティックにハモる
ギターソロ
叙情的で良いのう!5曲目はアコギストリングスメロウさを見せ
その後はピロピロ弾き倒すツインギターが登場!シャッフル系のリズムで展開する
アップテンポではあるが疾走はせず正統派っぽさを見せており、ヴォーカルの持つ質感は
AVENGED SEVENFOLDBULLET FOR MY VALENTINE辺りに近いのう・・・!
ギターソロがまた印象的だな。6曲目はテクニカルさを放つシュレッドギター
幕を開け疾走!正統派ど真ん中の音作りだがギターがやけにテクニックあるぞ!
中盤以降のテンポダウンは不要だな・・・!7曲目はテンションの高いドラムに
スラッシュメタル的な無骨さを見せるリフ
が聴けるアップテンポ曲モダンな
印象もあるぞ。
中盤のデスVo後のギターソロがこれまたやけにテクニカルで
流麗なシュレッド
を披露しておる!8曲目は忙しないリズムで疾走するスラッシーな
ファストチューン。
ヴォーカルがどこかイマドキっぽいか!?9曲目はコーラスに
クリーンギター
で幕を開けメロウさを見せ、その後はツインリードまた劇的なフレーズを奏で
ワイルドなアップテンポになるのう・・・!ツインリードのギターソロが
メロディアスで良く
その後のコーラスもまた憂いがあるわい!10曲目は淡々としつつも
叙情的なギターの刻みが顔を出しテクニカルさを放ちつつ哀愁も漂う
アップテンポ曲
だ!ギターソロがまた哀愁漂っておるわい!11曲目はメタルコア的な
叙情性も携えたリフ
勢い良く疾走するもAメロ以降はテンポダウンする非ヘヴィな、
スクリーモに近いメタルコア
を思わせる曲だ。サビは再び疾走しギターソロもまた
ドラマティックである!
12曲目はクラシカルな気品漂うアコギ、ストリングス
叙情的なムードを演出する短い繋ぎの小曲。13曲目は淡々とした
スローテンポ
だがドラマティックなムードも内包しておるな・・・!


なりふり構わぬ暴走振りが心地良かった1stと比べるとやはり洗練されて来ており、
若さに任せた無鉄砲さ
が減退し落ち着いた印象もあってこの辺は賛否分かれそうだが
その分イマドキっぽさも感じさせるな・・・!疾走チューンの減退は厳しいが
ギターはツインリードで印象的なフレーズを連発しており意外にもテクニカルである!
この手のHM/HRの宿命
としてヴォーカルメロには相変わらずフックが無いのだが
その分ギターを楽しむべきアルバムだと言えるだろうな。




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満足度 77% お気に入り曲 Bestia Triumphans  Too Decayed To Wait  Sleep Of Virtue
Silence The Scream  The Great Artifice







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