GOBLIN







"Suspiria"




イタリアのプログレバンドのサントラアルバム。


伝説とも言えるイタリアのB級ホラー映画に曲を提供する目的で
結成されたプログレバンドで元々別名義のバンドで活動していた
ミュージシャンが結成したため音楽性、スキルには確かなものがあるが
ここで聴ける音楽性はまさにホラー映画のサントラと呼ぶに
相応しいもので、実際ロック色は薄くただひたすらダークで妖しく
奇妙な音世界
が構築されている様はもはやプログレというよりは
どこぞの民族の儀式のようであり、それでいて怪奇的なシンセからは
たしかにプログレのオーラが放たれているという、一種独特の音
ここには存在しているのだ!まぁサントラとプログレの愛称のよさ
今更言うまでもないし実際日本のゲーム関係のサントラコンポーザーは
皆プログレを通過、もしくは実際にプログレ畑の人間であるため
腑に落ちる部分も多々あるがそれでも本作で聴ける音はまさに
変態ホラーの塊でありどこかコミカルさを湛えつつも迫り来るような
圧迫した雰囲気がそこかしこから放たれてくるぞ!

リリカルなオルゴールがメランコリックさを演出するが
パーカッション、シタール、呪詛的なスキャット
妖しさを演出、時代を感じさせるバンドサウンドに
シンセが何ともいえない不気味な世界を構築する!
この1曲目だけでも非常に妖しく異様な音なのだがそのあとの曲も
呪詛的な声、パーカッション、鐘の音、ベース、シンセが
民族的とも言えそうな奇妙で不気味なシアトリカルさ
演出しGOBLINならではと言えそうなダークプログレを聴かせてくれる!
イタリアンプログレ、ユーロロックと聞いて連想するクラシカルで
バロッキーかつ濃厚なシンフォサウンドとは対極に位置するも
根底では繋がっていそうな古きよきヨーロッパのプログレならではの
異質なアート性を持っているといえるかも知れん・・・!
オルガン音に呻き声が乗る曲、ピコピコしたシンセがコミカルながらも
怪しすぎる曲などロック色の無い曲も多くその辺がいかにもサントラだが
6曲目はサックスが聴ける前半、そしてバンドサウンドが入り
ギターソロも切り込むプログレでなかなか良い。演奏テクもあるな。
7曲目はどちらかといえばフュージョンっぽい穏やかさがある。


ユーロプログレッシャーからも、ホラー映画マニアからも名盤(?)
されているらしい、本作を含めたGOBLINの一連のアルバムだが
個人的にはロック色が薄いこともあってどうにもあまりピンと
こなかった
のも確かだ・・・。やはりサントラは俺にとっては
鬼門なのか!?メインとなるテーマ曲は美しいメロディーが聴け
満足できたがそれ以降はどちらかといえば雰囲気重視なのも好みではないな・・・。



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満足度 60% お気に入り曲 Suspiria、Black Forest







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