FOR THE FALLEN DREAMS







"Heavy Hearts"




ミシガン出身のメタルコアバンドによる5thアルバム。


かつて来日経験もある、アメリカはミシガンから登場したバンドで、メンバーチェンジが
激しい
のが特徴で今やオリジナルメンバーはギタリスト一人だけのようで、それに伴ってか
アルバム毎に微妙に音楽性を変化させているらしく、過去作ではクリーンVoが使われていたり
ポストハードコアっぽくなったり
結構忙しないバンドのようだ・・・!本作は彼等の
通算5作目に当るフルアルバムで、音楽的にはイマドキのメタルコアらしいグルーヴィーな
へヴィさ、ストロングさ
を放ちつつも、その一方で叙情エモライクなギターフレーズが聴けたり
メロデス直系のメタルコアらしいリフ、疾走感を見せたりとメロディアスな面が目立っているが、
ヴォーカルは咆哮デスVo主体クリーンVoは殆ど使われておらず、デジタルサウンドも殆ど無く
バンドサウンド一本
硬派な姿勢を見せており好感が持てるのう・・・!

1曲目はいかにも今風メタルコアなグルーヴィーさを放つへヴィサウンドストロングに
展開するミドル/スローチューン
で、咆哮Voも無骨さを感じさせビートダウン的な重苦しさも
備わっているのう・・・!
サビはエモっぽいギターも聴けるがクリーンVoにはならず
デスVo一本なのが潔いな。
2曲目は一転して疾走感を放ち、リフワークイマドキの
メタルコア
らしからぬメロデスの系譜を受け継いだかのようなムードが感じられ
メタラー好みのメタルコアに仕上がっておる!サビがまたエモい叙情性を醸し出す
ギターフレーズ
になるも、やはり咆哮一本で硬派に攻めているぞ!後半のトレモロが
ポストハードコアっぽいエモさを感じさせるのう・・・!
3曲目はへヴィかつ怪しげな
ギターサウンド
が聴けるグルーヴィーなミドルチューンで、途中珍しくデジタルリズムになるも
味付け程度でチャラさは無くメインはメロウなクリーンギターである。4曲目はへヴィな中に
軽快なノリの良さ
を見せており、ハモリリフがこれまたメロデス風味を内包しており
さらに途中から疾走開始!サビはここに来て初のクリーンVoとなるぞ!5曲目は叙情エモと言うか
ポストハードコアに接近したメロウな出だしに続き、へヴィなノリの良さを見せつつリフは
メロデス系メタルコアに近いムードを放っておるのう・・・!後半のリードギターがまた良いな。
6曲目はモダンなへヴィさをガンガンに放つグルーヴィーなミドルチューンだがリードギターは
やはりエモいのう・・・!
中盤付近からポストハードコア系のメロウなギターと共に
テンポアップするぞ。7曲目はポストハードコアに近い退廃的なムードを放つノイジーな
ギターフレーズ
に始まり淡々と展開、久々にクリーンVoも聴けるのう・・・。8曲目はクリーンギターに始まり
メタリックかつ穏やかなムードを演出、その後は軽快なノリのアップテンポになり
重苦しいビートダウンも聴けるぞ。9曲目はモダンさを全面に押し出したゴリゴリにへヴィなミドル曲で、
それでもリードギターはエモさがあるな・・・!10曲目は久々に登場の爆走チューンだが、メロデス、メタルコア
言うよりは疾走メロコアをゴリゴリにしたような印象もあるのが面白いな。後半でクリーンVoも聴けるぞ。


今風のモダンなメタルコアらしさを見せつつもギターフレーズはエモい叙情性、メロディアスさを
放っており、
一昔前に多々存在していたメロデス寄りメタルコアライクなリフワークや疾走感も導入、
へヴィなスクリーモデジタルサウンドに逃げてチャラさを放ちまくるイマドキ系メタルコアに
爪の垢を煎じて飲ませてやりたい
音世界を構築しておる!まぁ流麗なギターソロとか劇的な
ツインリード
みたいな要素は無く、この辺があくまでもアメリカのメタルコアであって北欧の
メロディックデスとは大きく異なる部分
だが、部分的に顔を出すエモ、ポストハードコア系の
メロウさ、叙情性
特筆すべき美点である!形骸化したイマドキのメタルコアに
飽きたメタラーにオススメのバンド
だと言えよう!




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満足度 82% お気に入り曲 Choke  Dream Eater  Bombay  Smelling Salt







"Six"




ミシガン出身のメタルコアバンドによる6thアルバム。


近代メタルコア、ポストハードコアバンドでありながら、この手のバンドが失って
久しいシリアスさ、疾走感、叙情性をしかと感じさせる良心的バンドによる、
4年振りにリリースされた通産6作目の最新フルアルバムなのだが・・・!
どうやらこいつ等も4年の年月でセルアウト路線に走っちまったようで、
前作には無かった今風デジタルシンセやらクリーンVoやらが目立つように
なってしまい、いかにもイマドキなメタルコア、ポストハードコアに接近しており
メタラーが楽しめるサウンドからは遠ざかっちまっただろうか!?

1曲目はいかにも今風なトランス風シンセが聴けつつもストロングに疾走、
シンガロング、クリーンVo
が混じりセルアウト感を漂わせるが、2曲目は怪しく
エキゾチックなヘヴィさ
が見られ、3曲目はエモ路線のマイルドさがあり、穏やかな
クリーンVo主体でサビ等実につまらんな(爆)。4曲目はクリーンVoを交えつつヘヴィで怪しい
混沌とした空気
があり、5曲目はハードコア的な疾走感マイルドな
エモさ
が混ざり、6曲目はストロングな勢いを感じさせるが故にサビのクリーンVoが余計だな。
7曲目はハードコア的に疾走しつつナヨいエモさも目立っており、8曲目もエモ路線で
クリーンVo主体だな。9曲目もストロングではあるが、クリーンVoは完全にエモである。


一応はまだシリアスさ、劇的さ、叙情性が残っており、今風ポストハードコアとしては
珍しくメタラーの鑑賞に堪えうるスタイルを見せてはいるんだが、前作には無かった
今風のデジタル系シンセ在り来たりなフック皆無のクリーンVo
顔を出しており、そういう要素を嫌うリスナーからの評価は辛くなるだろうな・・・!
どちらかと言ったらエモ路線でまだ僅かに憂いが残っており、完全にチャラついた
ヤカラ感、ウェイ感
が薄いのがかろうじて救いだろうか!?




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満足度 70% お気に入り曲 The Undertow







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