FIELDS OF THE NEPHILIM







"Elizium"




イギリス出身のニューウェイヴゴシック/ポジパンバンドのアルバム。


シンガーのカール・マッコイが“NEFILIM”名義で
インダストリアルなメタルアルバムをリリースし一部の
メタラーの間でも知られる存在となったダークゴシックロック、
ポジティヴパンクバンド
である!今でこそゴシックメタルやら
フィメールシンフォゴシック、インダストリアル、
日本産クサクサゴシック
やら何やらが台頭してきているわけだが
ロックシーンにおいて元祖ゴシックといえば彼らのスタイルに
他ならない!THE SISTERS OF MERCYを開祖としパンク
ルーツとしつつも暗く耽美で淡々としたビートロック
プレイしニューロマンティック、ゴシックロック、
ポジティヴパンク通称ポジパン
と呼ばれる独自の一大ジャンル
形成するまでに至ったのだ!こういったスタイルは日本の
90年代最初期のヴィジュアル系にも受け継がれており
Dir en grey登場以前は皆こういったスタイルに多かれ少なかれ
影響を受けていた
のだ!

そんな彼らFIELDS OF THE NEPHILIMの音楽性はまさしく
上記のポジパンど真ん中の音でTHE SISTERS OF MERCYの
再来
と称されていたほどであり暗く淡々とした王道の
ダークゴシック
が展開、多少ながらHR/HM要素
感じさせるギターワーク、低音で渋く歌いつつ時に感情を
  迸らせる
かのようにシャウトデス声っぽい部分も垣間見せる
ヴォーカル、ダークな雰囲気重視の演出を見せつつも
意外とアレンジ、演奏もしっかりしておりこの手のバンドに
ありがちな雰囲気に浸るのみで楽曲としては面白くない部分が
薄く曲として見ても普通に聴ける質の高さがあるぞ!
シンセやパーカッション、ギターワーク等アレンジがしっかり
している
から聴いてて非ゴサーでも楽しめるのであろう!
どうやらホラー映画のサントラに参加した経歴があるようで
このアレンジの巧みさはそれが大いに関係しているようだな・・・!

何とも重苦しいシンセによるイントロで幕を開け続く2曲目は
いかにもポジパンな雰囲気を放つダークながらノリの良い
淡々とした低血圧ビートロック
でギターはアルペジオだが
普通の歪んだリフもある典型的なTHE SISTERS OF MERCYタイプ
ポジパンチューンである!3曲目はそのまま暗さが増強され
メランコリックに展開していく雰囲気モノの要素が濃い長めの大作。
パーカッションやシンセやらノイジーなギターやらと雰囲気の演出は
かなり上手い
のだがやはりダレを覚える部分も無きにしも非ずだな・・・!
続く4曲目は意外や意外、ハードロック寄りのギターが聴け
テンポも速く随分とノリのいい疾走チューンである!それでいて
ダークさ、怪しさはしかとキープされておりただダークで耽美な
雰囲気
に浸るのみではない、楽曲としてのクオリティーの高さ
感じさせてくれる1曲だ!5曲目はチャーチオルガンの音色が
聴けヴォーカルもどこかオペラティックに朗々と歌うがやがて
打ち込みっぽいリズムになりロマンティックなピアノも聴けるぞ。
6曲目はベース、シンセが淡々とした雰囲気を演出し中盤でワウを効かせた
ギターソロ
も登場し演奏テクもこの手のバンドとしては
ありそう
である!曲調としては3曲目同様の雰囲気モノの大作だ。
7曲目はこれまた淡々としつつもどこかダンサブルな印象を受ける
ベースが聴ける曲。コーラスも登場し途中さらにピコピコした
電子音
も出てくるぞ!この曲も実に長いのう・・・!8曲目はノイジーな音
始まり穏やかさを感じさせるベース、軽めのギターが聴けるムーディーな
アレンジ
が施された曲。アーミングで唸るギターも聴けるぞ。
日本盤ボーナスの9曲目は8曲目からそのまま繋がる雰囲気重視の長い曲。
10曲目はオーケストラヒットも聴けるダンスアレンジの要素が濃い
ディスコ風の曲だ。だが勿論暗さは健在だが・・・。


この手のダークゴシック、ポジパンにしては雰囲気のみならず
楽曲自体の質が高くただの自己満足的ダークさに陥っていない所が良い!
雰囲気に浸れるならさらに楽しめよう!俺もこのダークな演出
好みである!質の高い最近のゴシック系統に慣れ親しんだリスナーが
最初に聴くポジパンとしてはTHE SISTERS OF MERCYよりいいかも知れん!?
ただ最近の国産ゴシックのようなクサさ皆無で
メロディアスな部分も無い
のでその点は注意しよう・・・!
雰囲気重視の長めの曲も多くダレる部分もあるしな。




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