EVOKEN







"Atra Mors"




ニュージャージー出身のフューネラルドゥーム/デスメタルバンドによる5thアルバム。


元々はFUNEREUSと名乗っていたようだが、1992年に現在のEVOKENに改名しており、
本作は2012年にリリースされた通産5作目のフルアルバムである。キャリアの長さ
判るだろうが、この手のフューネラルドゥームパイオニア的存在の一つと言われ、
音楽的にはまさしく暗く邪悪で倦怠感漂う、引き摺るようなノイジーさが目立ち、
シンセを混ぜつつ禍々しいグロウルがひたすらに絶望的な雰囲気を発散、それでいて
ギターが悲しさ漂うメロディーをしかと奏でており、暗い雰囲気にドップリと浸れる
色々な意味で濃厚な1枚
となっているな・・・!

1曲目はSE、シンセ、パーカッシヴなドラムに始まりノイジーでヘヴィなギターも登場し、
禍々しいグロウル鐘の音のようなギター絶望感を演出、さらに退廃的な
リードギター
も顔を出す12分近くある長尺だ。後半の悲しげなメロディアスさが良いな。
2曲目も11分以上あり、暗くメロウなクリーンギター、語りが聴け淡々と展開、シンセが
葬式ムードを演出しており、後半唐突にテンポアップデスメタル感が強くなるぞ。
3曲目はクリーンギターによる短い繋ぎで、4曲目はクリーンギター、シンセが淡々とした暗さ
演出するスローチューンで、5曲目もまた暗く物悲しい長尺スロー曲だが、ギターやシンセは
そこそこ叙情的だろうか!?6曲目はアコギ、ストリングス悲しく美しい繋ぎで、
7曲目はクリーンギター呪詛的なクリーンVoが見られ、禍々しくも壮大な感じだな。
8曲目は生のヴァイオリンソロに始まりどことなくエキゾチックなムードが見られる重厚な曲だ。


ただひたすらに暗く重くネガティヴで絶望的フューネラルドゥームだが、
デスメタル要素も同時に強く放たれており、ノイジーかつヘヴィなギター、
禍々しいグロウル、
時折シンセを交えたり物悲しいリードギターが聴けたりと、
フューネラルドゥームでありつつスローテンポのブルータルデスと捉える事も
出来なくは無いだろうか!?基本的にはスローオンリーで長尺なんで、ダレる部分も多いが
雰囲気は勿論良く、時折挟まれるメロディーフックとして機能しているな・・・!




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満足度 70% お気に入り曲 Atra Mors  Requies Aeterna







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