ETERNITY'S END
"The Fire Within"
ドイツ、オランダ、アメリカの混成メンバーによるメロディックメタルバンドの1stアルバム。
OBSCURAの元メンバーとELEGYで歌っていた実力派シンガー、イアン・パリーによって
新たに結成されたバンドのデビュー作で、音楽的にはOBSCURA絡みながらに
エクストリームメタルでは無く、ネオクラシカルに弾きまくる流麗なギターと
シンセが聴ける正統派HM/HR色濃いメロディックメタルとなっており、
イアン・パリーの歌い回しも音楽性にマッチした歌唱で、ネオクラシカル様式美を
歌うのに適した人材である事が改めて伺えるのう・・・!
1曲目は鋭さを感じさせるリフが聴け、正統派HM/HRらしさを放ちつつ
シンセ、ギターのユニゾンがネオクラ風味を演出!2曲目も正統派寄りのストロングな
ギターが聴けるパワーメタルで、途中クワイアも顔を出しネオクラギターも登場!
3曲目もネオクラシカルさと共にパワフルさが見られ、エモーショナルなギターも聴けるぞ。
4曲目は派手なシンセがネオクラシカルさを放ち疾走!様式美メロパワと言える曲調で、
ギター、シンセのユニゾンソロが大きな聴き所か!?5曲目はサビが凄まじくキャッチーな
ミドル曲で、6曲目はジャーマン的に刻まれるリフが聴けつつ様式美要素も目立った
疾走チューンとなり、チェンバロ系シンセ、ギターソロもカッコいいのう・・・!
7曲目は軽快なアップテンポで正統派寄りになり、サビはこれまたキャッチーだな。
クラシカルなチェンバロもたまらんわい!8曲目はスローテンポの中に
ネオクラシカルな情緒が見られ、9曲目はネオクラ要素満点のギター、シンセと共に
勢い良く疾走!ソロパートも実にネオクラシカルで素晴らしい!
10曲目はパワーメタル路線のストロングな疾走チューンで、様式美要素は薄いが
中盤でスローテンポになりエキゾチックさも見られるのう・・・!
OBSCURAもデスコア、テクニカルデスでありつつ流麗なギターがメロディアスな
印象を放つバンドだったが、こっちはエクストリーム要素が微塵も感じられない、
正統派らしさを持ったメロディックメタルを追求しており、ネオクラシカルな
ギター、シンセにイアン・パリーの熱唱が存分に堪能出来るぞ!
コッテコテの様式美メタルでは無く、基本は正統派寄りのストロングなメロパワで、
そこにネオクラシカルなギター、シンセが乗り硬派さを漂わせているのが特徴だな。
演奏、プロダクションも良くヴォーカルラインもかなりキャッチーで
ドラマティックなフックが感じられるのも好印象である!ネオクラ好きのみならず
正統派、メロパワ好きにもオススメ出来る良バンドだ!ここまで王道路線かつ
質の高い様式美メタルは何気に久々じゃわい!
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満足度 88% お気に入り曲 全部。特に“Eagle Divine”“Twilight Warrior”
“Moonstruck”“The Fall of the House of Usher”
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