ENZO AND THE GLORY ENSEMBLE







"In the Name of the Father"




イタリアのシンフォニックメタルオペラプロジェクトによる1stアルバム。


敬虔なクリスチャンでもあるイタリア出身のマルチプレイヤー、
Enzo Donnarummaが主宰するメタルオペラプロジェクトで、本作が1作目となっており
今も健在のイタリアンB級クサレメタルの総本山、Underground Symphonyからの
リリースという事でどうしてもチープでショボいクソメタルを連想してしまうのだが、
参加ゲストの中にはMarty FriedmanRalph Scheepersの名もあり、半端に豪華な
面子
が揃っているようだ・・・!音楽的には壮大で大仰なオーケストレーションを
導入したシンフォニックメタル
で、映画のサントラのような雰囲気もあるのだが
RHAPSODY OF FIREのような勇壮さ、判り易さよりもどちらかと言ったら
格調高いプログレッシヴなムードが見られるのが特徴だな。

1曲目はオーケストラ、ナレーションによるやや地味なイントロで、2曲目は壮大な
オーケストレーション
中東的なムードを演出、サントラのような雰囲気がありつつ
疾走感も見られ、怪しくも朗々としたオペラティックなVoも顔を出すぞ。
3曲目はまるでミュージカルディズニー映画のような雰囲気があり、4曲目はベースが唸りつつ
エキゾチックなムードが漂い、中盤で唐突に爆走するぞ。5曲目は男女ツインVoで
かなり優雅で壮麗なストリングスが聴ける、本格的なオペラ、クラシックのような
バラードである。6曲目は珍しくヘヴィなアグレッシヴさがあるも、やはり怪しく優雅な
オーケストラ
も聴けクワイアも登場、7曲目はギターこそ聴けるもののそれ以外は
完全にミュージカルな曲調で、最早HM/HRでは無いがディズニー映画好きとしては
これはこれでアリだな(笑)。後半で急に爆走し変態的な面も見られるか!?
8曲目も怪しげな男Vo、クワイア、ストリングスオーケストラによるクラシック色濃い曲で、
ラストで聴けるマーティー・フリードマンによる泣きまくりのギターソロが素晴らしい!
9曲目は笛の音、アコギ、男女ツインVoがメロウな短い繋ぎで、10曲目は大仰さ漂う
オーケストレーション
に加え久々にメタリックさも見られる雄大なスロー、ミドル曲。
中盤以降でこれまた疾走するぞ。11曲目は優雅なオーケストレーション
穏やかな格調高さを演出、12曲目は穏やかなアコギ朗々とした男Voが乗り、
クワイアもポジティヴさを醸し出す大団円的な曲だな。


大仰で壮大な、映画のサントラのようなシンフォニックメタルオペラなれど
RHAPSODY OF FIRE等に見られる判り易い勇壮さ、クサさよりも格調高い、
本格的なオペラやミュージカル
のような雰囲気を放っており、一応は疾走曲
あるのだが、それ以上に非HM/HRな印象が強く、シンフォニックメタルに
アグレッションを求める層には不向き
だろうな・・・!とは言えクオリティーは
決して低くは無く、打ち込み臭く不自然なドラム、怪しげな癖の強いメインVo等
好き嫌いは分かれそうだが、「爆走シンフォメロスピ」では無く「優雅で劇的な
大人のシンフォニックメタル」
として聴くと楽しめるだろう!




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