DOES
"The World’s Edge"
日本の3ピースオールドスクールロックバンドのアルバム。
エモでもパンクでもギターロックでも無くオルタナと
呼ぶにもちょいと違う、シンプルな王道のロックを
プレイする今時珍しい国産バンドの最新アルバムである!
王道のロックというが70年代当時の古臭さを今に再現するという
わけではなくヴォーカル、ギター、ベース、ドラムという最小限の
バンドサウンドで繰り出される奇をてらわないロックが持ち味で、
ギターの音色はガレージロック的なクリーン寄りの荒々しい
サウンドだが曲調はそういったダルさ、ルーズさは無く意外と
タイトでノリも良いな。ドラムの音色がメタル寄りなのも
俺らみたいなリスナーには親切だ(笑)。ヴォーカルは
ダミ声成分の無いクリーンな歌唱で正直稚拙だが
音楽的にそこまで気になる感じではない。まぁこういう
サウンドならもっと荒っぽくミックスヴォイスでシャウトする
タイプのヴォーカルのほうがマッチすると思うがどうだろうか!?
基本的に荒々しくもシンプルなロックが続くが4曲目はパンク的な
ドラミングに始まり歌謡曲寄りのクサメロが聴けるNUMBER GIRL、
BRAHMAN、THE BACK HORNらの流れを汲むアップテンポ曲だ!やはり
こういう曲が俺は好みじゃのう・・・!
絶叫、ダークさの無いTHE BACK HORNと言いたくなる音作りが
施されているがメロディーはあそこまで歌謡曲クサくはなく
キャッチーではあるがもう一声と言いたくなるのう・・・。
この手のオルタナギターロックとしては十分音圧があり
勢いも感じさせるのでヘナチョコ文系ギターロックに
満足できない体育会系のロックが聴きたい人なら
満足できるものがあると言えよう!
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満足度 70% お気に入り曲 曇天、インディゴ
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