DISTILLERIE DI MALTO







"Il Manuale Dei Piccoli Discorsi"




イタリア出身のプログレッシヴロックバンドによる1stアルバム。


80年代に結成された古株のベテランバンドなんだが、プログレバンドの例にならい
アルバムをリリースするまでに20年近くの歳月がかかり、本作は2001年
ようやく日の目を見た彼等のデビューアルバムである!のちに2作目も出しているが、
そっちもリリースまで12年かかっており、とにかくペースが遅いんだが
こういうバンドはプログレ界隈には掃いて捨てる程いるからなぁ・・・!
音楽的にはオルガン等のシンセが目立ったシンフォニック系のプログレで、
クラシカルなムードがイタリアらしい情緒を感じさせ、ギターは結構ハードロック的ながら
演奏は巧いとは言い難く、母国語Voも微妙であまり洗練された印象は無いんだが、
それ故に牧歌的な印象があり良くも悪くもイタリアンプログレらしさが漂っているな・・・!
また大作志向らしく全5曲中4曲が10分前後あるぞ。

1曲目は淡々としたギターにオルガン等が登場、スリリングさと共にクラシカルな
ドラマティックさ
も見られ、2曲目はやけに怪しげなリリカルさを感じさせるが
その後はイタリアらしさと共にそこそこスリリングな印象があり、途中のアコギ、
フルート
美麗で良いな・・・!中盤以降はアンビエント風の怪しさが見られるぞ。
3曲目は穏やかな出だしからシンフォニックな盛り上がりも見られ、中盤から
プログレらしいアンサンブルがスリリングさを醸し出すのう・・・!4曲目は叙情的な
ギター
に始まりピアノも登場、そこそこハードさが見られ盛り上がるが、その後はアコギに
微妙な呟きVoが穏やかさを見せるぞ。5曲目はスペイシーな唸りを見せるシンセが登場、
かなり淡々とした怪しげなムードが強いが、サイケな印象もあり流石にダレるな・・・!


オルガン等のシンセを主軸とした典型的なイタリアンプログレで、それなりに
スリリングな面もあるがそこまでタイトでは無く、テクニック的には微妙だが
それ故に牧歌的なクラシカルさ、美麗さが強く漂っており、プログレに叙情性、
憂い
を求める俺みたいなリスナーにはある意味たまらん音を出しているな・・・!
この手のプログレバンドにしては演奏、Vo共に巧いとは言えず、テクニックを求めると
微妙だろうが、そういう部分もまたイタリアンプログレらしさだな。







満足度 77% お気に入り曲 Allegro con brio  Phoebus







"Suono!"




イタリア出身のプログレッシヴロックバンドによる2ndアルバム。


80年代結成ながらアルバムをリリースしたのは2001年という、音源が
極めて少ないバンド
による2作目の新譜は1stリリースから12年振りと、
これまたかなりのブランクを経た1枚である!音楽的には前作の流れを汲んだ、
イタリアらしい牧歌的な叙情性を内包したシンフォニックプログレで、演奏は前作に続き
イマイチ巧いとは言えず、母国語Voも調子っ外れな微妙さがあるんだが
そこがB級イタリアンプログレらしいメロウさに繋がっていると言えなくも無いか!?

1曲目はピアノ、コーラス美麗さを放つイントロで、2曲目は淡々としつつも
プログレ的なアンサンブルが聴け、フルートも顔を出し3曲目は穏やかな
印象
がある大人しい曲で、途中からそこそこ盛り上がり始め後半クラシカルさが見られるぞ。
4曲目はイマイチ締まりが無いながらそこそこハードさが見られ、ハモンド等も登場し
ゲームサントラ的な印象もあるか!?5曲目は怪しさ漂うギター、ムーグが聴け
プログレらしさが見られるインスト。6曲目はアコギに始まり牧歌的ながらもやはり怪しげな
印象
があり、スペイシーなシンセやハモンドも登場、7曲目は12分ある本作最長の大作で、
淡々とした穏やかさが見られつつ語りがかなり目立っており、怪しげな印象も強いな・・・!
8曲目はアコギ、ピアノにVoが聴ける叙情的なバラード系だ。


前作に続きプログレらしからぬ切れの無い演奏、不安定なVoによるB級な音作りだが
ユルめの牧歌的な情緒が見られる、イタリアらしい空気に包まれた叙情プログレと
なっており、プログレにテクニカルさ、ソリッドさを求めるのであれば駄作だろうが、
俺等みたいにプログレにシンフォニックさ、クラシカルさ、叙情性を求めるのであれば
十分に楽しめるバンドだな・・・!前作程の大作志向では無くなっているようで、
短い曲もチラホラ見られ全体的にコンパクトになっただろうか!?




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満足度 76% お気に入り曲 Il suono Seducente del Sogno, pt. 1  Nemesi







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