DGM







"Misplaced"




イタリア出身のプログレッシヴ/パワーメタルバンドの5thアルバム。


元はイングヴェイスタイルのネオクラ系様式美メタルテクニカルな
プログレ要素
を導入したバンドだったが前作に当たる4thで
脱ネオクラしてしまいプログレメタル要素が前面に押し出され
微妙な評価を受けた・・・。その影響かどうかは知らんが本作は
プログレ要素を残しつつもメロパワ、メロスピ的疾走感、キャッチーさ
取り入れ始めテクニカルな疾走メタルが多く取り揃えられた
良質なメタルアルバムとなっているぞ!

ドラムの音がなぜか80年代風でまるで打ち込みみたいなチープさが
あるも楽曲的には程よいプログレメタル要素を取り込んだメロパワ、
メロスピ系でかつてのネオクラ様式美要素は感じられなくなったが
これはこれでジャーマン系等が好きなメタラーに受けるだろう!
流石プログレメタルバンドだけに演奏技術の高さは言うまでも無く
パワフルに歌い上げるヴォーカルも個人的に好みのタイプで良い!
2曲目なんか様々な要素が詰め込まれつつもメロスピ系の疾走を
見せてくれるな。4曲目はドラマティックなバラードかと思わせておいて
クワイア的な男コーラスが登場したりプログレメタル然とした演奏が
登場したりストリングスとピアノ、笛が聴けるシンフォニックなパートも
顔を出したりと多彩な聴かせどころを持ってくるのう・・・!5曲目は
テクニカルなギターが聴ける疾走メロパワチューンだ!ポジティヴ系の
サビはいかにもメロスピでテクニカルなプログレメタルよりもやはり
こういう曲のほうが好みだな。6曲目もプログレメタル色が濃いが
メロパワ系の疾走パートもあるぞ。8曲目もトランス系のスペイシーさ
放つシンセが印象的な疾走メロパワだ!そして日本盤ボーナスの9曲目が
各地で話題となった北斗の拳の主題歌“愛をとりもどせ!”のカヴァーである!
イタリアで当時(今も?)ジャパニメーションが人気だったようで同郷の
HIGHLORDも3rdで聖闘士星矢のカヴァーを行い4thで北斗の拳第2期の主題歌
“TOUGU BOY”をプレイした!そしてついに満を持してのYouはShockである!
ウチのサイトも常々アニソン曲のレビューを当たり前のようにしつつ
いつも決まって元のアニメは知らん!の一点張りだったが北斗の拳は違う!
マイフェイバリッドだッ!(笑)
駄作として名高いハリウッドの実写版
観たくらいだからな!(爆)途中でツーバスがドコドコいったり日本語が
怪しかったり
と突っ込みどころは多々ありつつも原曲に忠実な
カヴァー
である!肩パッド付き革ジャンを破りあたたたしたくなるのう!
お前はもう死んでいる!あべし!!(笑)


本作以降またプログレ色が濃くなり脱メロパワ、メロスピ化してしまい
メンバーチェンジも起こり微妙になってしまうわけだが、本作の出来は
様式美をやめたDGMのアルバムの中では最もキャッチーで疾走しており
気に入っている一枚である!やはりこういう方向性が俺は一番好みだな・・・!



Amazon.co.jpで見てみる




満足度 84% お気に入り曲 Living on the Edge、
Is Hell Without Love?、Still Believe、Pride、Perennial Quest







"Different Shapes"




イタリア出身のプログレッシヴ/パワーメタルバンドの6thアルバム。


シリアスなプログレメタルバンドだと思わせておいて前作のカヴァーで
実は愛すべきおバカさも内包したお茶目なバンドである事を露呈した
イタリアのプログレッシヴメタルバンドの6作目のアルバムである!
本作でついに中心人物の一人だったギタリスト、ディエゴ・レアリが
脱退しオリジナルメンバーが全て消えてしまい、またキーボーディストも
脱退しているようで新たな後任メンバーが迎えられている。

1曲目から前作の流れを汲んだプログレッシヴなテクニカルさ
持ったメロパワ寄りの楽曲を聴かせてくれるぞ!2曲目はスペイシーな
シンセ、若干のモダンさを含ませたアップテンポのプログレッシヴ
パワーメタルである!アコギのパートも登場したりして面白いな。
5曲目はピアノ、ストリングス系のシンセが聴けるドラマティックな
バラード。この辺りは流石にイタリアのバンドらしい大仰さ、情熱と
繊細な要素
を感じさせてくれるのう!泣きのギターも良いな!
6曲目はアグレッシヴなリフで疾走しヘナチョコながらデス声も登場、
メロデスと言うかメタルコアの影響を感じさせるもブリッジから
ノーマルなDGMのプログレメタルに戻るぞ。8曲目はスペイシーな
シンセと共に疾走するイントロで幕を開けるがヴォーカルが入ると
ピアノとアコギでまったりと聴かせるプログレメタル色濃い曲だな。
9曲目はメロパワ的な疾走感で始まるもやはりプログレ的な技巧も
披露しキレのある演奏を聴かせてくれるな。サビはメロスピの疾走である!
ギター、シンセソロはプログレメタルというかもうフュージョン系の雰囲気だな。


メロパワのアグレッション、疾走感に若干のモダン要素
含ませつつもプログレメタル然としたテクニカルさ、全体に漂う
明るいフュージョン系に通じる爽やかな雰囲気は同じイタリアモノでも
RHAPSODY OF FIREなどに観られるコッテリした濃厚さは皆無だが
このしなやかさもまたイタリアンメタルらしさなのだ!
プログレメタルでありながらコンパクトに纏められ冗長さを
感じさせない曲の長さは好感触でアレンジ、演奏など質は高いのだが
やはり個人的には初期のような垢抜けなくともネオクラシカルな、
様式美のドラマティックさが好きであった・・・!




Amazon.co.jpで見てみる




満足度 79% お気に入り曲 New Life、The Fallen Angel、
Peace Of Mind、Close To You







"Frame"




イタリア出身のプログレッシヴ/パワーメタルバンドの7thアルバム。


元々はプログレ要素を出しつつもネオクラ様式美の範疇で語られる
バンドだったが途中プログレメタル方面にシフトしその後は様式美色を
廃しそのかわりメロパワ的な疾走感、キャッチーさを持たせた
高品質のプログレパワーメタルとしてテクニカルさと
メロディアスさ、へヴィさを兼ね備えメロパワファンからプログレメタラーまでを
楽しませてくれた彼らだがメンバーチェンジも多く本作でまた
シンガーが変わっているようだ。声質的にはHR/HM然とした
情念のある歌い回し
ではなく伸びのあるハイトーン
イタリアンプログレメタルらしいしなやかな質感があるな。

1曲目からアグレッシヴかつスペイシーなパワーメタル
プログレ的な質感を放ち若干のインダストリアル的なモダンさを出しつつも
イタリアンプログレメタル独特のソフトなしなやかさも兼ね備え
十分メロパワ系として楽しめそうな高品質のプログレメタルが
堪能できる!3曲目はどこかアメリカンなノリの良さと明るさ、
そしてフュージョン的なオシャレなテクニカルさを感じさせる
メタルとしては変わったスタイルで懐の広さを感じさせるな。
5曲目は何とパーカッション、ホーンにクワイアで大仰に幕を開け
へヴィでスローながらシンフォニックに展開するWITHIN TEMPTATION
思わせるインストの繋ぎで続く6曲目はエキゾチックさを根底に
抱えつつ明るく疾走するプログレッシヴなメロパワである!まぁ途中
失速しプログレメタル的なアレンジになるが・・・。7曲目も
シンフォニックなイントロで始まり大仰さを演出するスロー〜ミドルの
へヴィな曲。8曲目はうってかわってテクノ、トランス系のシンセで
始まるがその後はちゃんとメタルになってくれるぞ!それでもバックの
シンセはそこはかとなくピコピコした音だ(笑)。
9曲目は途中プログレメタル的な雰囲気を出しつつも基本はメロパワ系の
アップテンポ曲
で良いな!キラキラしたシンセがテクニカルな部分を魅せ
ギターとのバトルも熱い!10曲目はダークでシリアス
質感を持ったアップテンポチューンだ!ピッキングハーモニクスを使ったリフも
カッコよくギターソロもかなり凄まじいぞ!11曲目はラストで
ようやく登場する唯一のバラードでイタリアンらしい情熱的なドラマティックさ
感じさせてくれるぞ!流石は濃厚さに満ちたユーロプログレ、
そしてカンツォーネの国だッ!(笑)


プログレメタルの技巧とフュージョン的な明るさ、メロパワの
パワフルでいてキャッチーな要素と質の高い部分が
融合
しており、それでいて曲の長さもメタルとして適度で
冗長さが無くコンパクトにまとまっているのが良いな!
プレイヤーの技巧ひけらかしに決してならないのがまた彼らの長所だが反面これといった
キラーが無く
印象が薄いという欠点もある。まぁどの曲も質は高いので
洗練されたメタルが聴きたい人にオススメできるだろう!



Amazon.co.jpで見てみる




満足度 76% お気に入り曲 Hearafter、...In A Movie、
Rest In Peace、Brand New Blood







"Momentum"




イタリア出身のプログレッシヴ/パワーメタルバンドの8thアルバム。


初期の頃はプログレッシヴながらもコッテコテなネオクラシカル様式美要素を大々的に
導入しており、クサメタラーにもアピールしてきたがアルバムを重ねる毎にそういった
様式美、クサメロ要素
は減退しストレートにプログレッシヴメタル化し、洗練と共にクサさを失い
クサメタラー達は離れていった
プログレメタルとしては質が高く、そっちのリスナーに
アピール出来るようになったイタリア産テクニカルバンドによる、前作からおよそ
4年振りにリリースされた久々のアルバムである!音楽的にはやはりクサさの無い
プログレッシヴメタル
だが、相当に洗練されたクオリティーの高さを見せており同時に
正統派パワーメタル的なノリの良さ、勢いもありテクニカルなのは当然だが、それ以前に
単純に楽曲の良さを見せ付けており実に頼もしいわい!

1曲目はイントロから早速スリリングさ満点のアンサンブル緊迫感を放ち疾走する
シリアスなプログレメタル
で、ヴォーカルも相当に上手く初期の頃のようなネオクラ要素は
微塵も無い
これはこれでカッコいいのう・・・!2曲目は正統派HM/HR要素の強い
キレのあるリフ
ノリの良さを放ちつつ、そこにテクニカルなオブリやソロを放り込み
プログレメタルとしてのアピールも忘れないアップテンポチューンである!ギターや
シンセのソロ
におけるバカテクっぷりも凄まじいな・・・!3曲目はシンフォニックな
出だし
に続きパワーメタル色濃い勢いのある疾走感を放つアップテンポチューンだ!
ギター、シンセソロの壮絶さは言うまでも無いだろう!バカテクなだけでは無く
ドラマティックですらあるわい!
4曲目はモダンとまでは行かないがへヴィな印象を放つ
リフワーク
が堪能出来るワイルドなミドル曲。やはりソロパートが壮絶じゃわい!
5曲目は早速ギターが速弾きで切り込みテクニカルかつパワフルなムードを放つ疾走チューンになるぞ!
6曲目はピアノエモーショナルなヴォーカルが乗るメロウさ満点のバラード。
やはりヴォーカルが滅茶苦茶上手いんでこういう曲がさらに良くなるわい!
例によって途中からバンドサウンドも顔を出し盛り上がりを見せるのう・・・!7曲目はパワフルかつ
テクニカルなアンサンブル
疾走するプログレッシヴパワーメタルである!
8曲目はプログレメタルながらワイルドなノリの良さを見せつつ穏やかなヴォーカルパートも
顔を出すスローチューン
になるぞ。ギターソロがまたエモーショナルじゃのう・・・!
9曲目はまた勢いのあるストロングさを見せる疾走プログレパワーメタルとなりバカテクと共に
正統派パワーメタルならではの良さも見せ付けておるわい!10曲目はへヴィな印象のあるリフが聴け
モダンでは無いがシンセも今風の音色を披露するプログレメタルチューンだ。中盤はピアノに
メロトロンっぽい音色
が顔を出しマイルドな展開になるぞ。11曲目はピアノで幕を開けその後は
ミドルテンポシンセ正統派寄りのリフが聴けるが淡々とした印象も強いな・・・!


プログレメタルではあるがそれ以前に正統派パワーメタルとしてすこぶる良質で、
圧倒的なまでに洗練された演奏、ヴォーカルのハイレベルさ
にただただ圧倒される
思い
である!マニアッククサメタラー的には好みの範疇外のバンドなんだろうが、
プログレメタル云々以前に正統派HM/HRとしてクオリティーが高いのが嬉しくなるな。
最近のプログレメタルはこういう技巧以上に曲の良さを追求しているバンドが増えており、
我々のような楽曲重視リスナーにとって実に嬉しい時代になった感があるな・・・!




Amazon.co.jpで見てみる




満足度 85% お気に入り曲 Reason  Trust  Universe  Pages  Chaos  Overload







もどる


inserted by FC2 system