DEUS EX MACHINA







"Devoto"




イタリア出身のプログレッシヴロックバンドによる7thアルバム。


1991年にデビューしたベテランで、デビュー当時はメロディー無視の完全なる
アヴァンギャルド系ジャズロック
をプレイし、テクニック重視のリスナーには
喜ばれたがメロディー重視のリスナーにはクソ以下なサウンドを提示していたらしいが、
アルバムを重ねる毎にジャズロックテイストを残しつつそれなりに叙情性、キャッチーさが
見られる様になった
らしく、通産7作目に当たる本作ではそこそこハードな音作り
見せつつもジャズロック的アダルトな落ち着きの中にやり過ぎない程度に捻くれた
アヴァンギャルド的感性
を放り込み、ヴァイオリン、オルガン、シンセ
母国語で朗々と歌い上げるVo聴き易さを醸し出しているな・・・!

1曲目は捻くれつつも落ち着いたバンドサウンドに母国語で歌い上げるVoが聴け、
ノイジーで荒々しいヴァイオリンソロも登場、2曲目はストリングス、シンセ類が
叙情性
を演出する短いインストで、3曲目は昔ながらのブルージーなハードロック的
音作り
を見せており、ヴァイオリンオルガン類テクニカルさを放つぞ。
4曲目はヴァイオリン、ホーン穏やかなジャジーさを演出し、中盤は完全に
ジャズロックと化すのう・・・!5曲目はフォーク的なアコギ、ヴァイオリンがメインで、
6曲目はテクニカルなプログレハードとなり、ヴァイオリンハモンドも交えつつ
ブルージーなギターソロも聴け、後半はスペイシーなシンセサイケデリック感
演出するぞ。7曲目はこれまた70年代のサイケなHRに近く、淡々とした展開をしており
8曲目はブルージー通り越して完全ブルーズロックな渋みを漂わせつつヴァイオリンに
母国語Vo
が顔を出し、9曲目はパーカッシヴなリズムが聴けつつ穏やかさが強く、
ヴァイオリンソロがアヴァンギャルドだな。10曲目は淡々としたアコギによる
渋めのブルージーなインストだ。


完全アヴァンギャルドスタイルだった初期作は未聴だが、本作ではそういった
ジャズロック要素を適度に残しつつもなかなかにハードなバンドサウンド、
テクニカルなヴァイオリン、オルガン類
を導入した、技巧重視でありつつも
ハードロックテイスト漂う音作りがなかなかに聴き易い空気を漂わせており、
ジャズロックと聴いて思わず身構えてしまう叙情重視のリスナーにも
あまり厳しくない1枚に仕上がっているかも知れんな・・・!とは言え王道路線の
イタリアンプログレ
らしい濃厚な叙情性は無く、あくまでも基本にあるのは
ジャズロックなんで、あまり個人的に好みでは無くアルバム後半で
かなりダレを覚えてしまう
のも確かだが・・・!




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