DESIRE FOR SORROW







"At Dawn of Abysmal Ruination"




チェコ出身のシンフォニックブラックメタルバンドによる1stアルバム。


マニアックなバンドがそこそこ見られるチェコから2009年に登場した、シンセ奏者を含む
5ピースバンドによるデビュー作で、音楽的には壮麗なストリングスピアノ、ソプラノVo等を
導入したシンフォニックブラックだが、同系統のバンドでよく見られる壮大さ、大仰さよりも
エレガントでマイルドな優雅さ、優美さが目立っており、トレモロやブラストで疾走しつつも
やけに穏やかで落ち着きがあり、アグレッションは薄いが叙情性を重視した音作りで
泣きのシンフォブラと言えそうなサウンドだろうか!?Voはダニ・フィルス系の喚き高音
呟きグロウルを使用、共に吸いと思しき発声だが後者がややショボめなのが気になるな・・・!

1曲目は壮麗なオーケストレーション、ソプラノVoによるイントロで、2曲目はピアノを
奏でつつブラスト、トレモロで疾走、ややマイルドな印象がありつつ喚き絶叫も登場、
3曲目はアコギに始まり疾走もするが、ギターがこれまた叙情的でこの手のジャンルには珍しく
ギターソロも登場、プレイはややたどたどしいのだが・・・!4曲目は女性Voが顔を出し
ギターもメロディアスだが疾走もするぞ。5曲目はシンセと共に軽快に疾走しており、
リードギターがやけにクサくて良いな。6曲目もメロウなギター、ピアノが顔を出す
優雅な疾走曲で、7曲目もクサいシンセが聴けるブラスト入り疾走チューンで、
8曲目は壮麗なストリングスシンセ、ソプラノVo台詞が聴ける繋ぎで、
9曲目はややホラーテイスト漂うオルガンも登場、ややチープだがダークな印象もあるな。
10曲目はメロデス寄りのリフ、ピアノが聴ける疾走曲で、11曲目も叙情的な
ギター、シンセ
が目立っており、アコギやピアノも聴けるのう・・・!


ストリングスピアノ等を導入したシンフォニックブラックではあるが、
他バンドが禍々しい壮大さ、大仰さを演出しているのに対し、彼らはとにかく
メロウな叙情性、優雅なエレガントさを重視
しており、ブラストで疾走しつつも
決して暴虐にはならず、むしろマイルドな印象すらありそこが個性になっているな。
ブラックメタルに過激さ、暴虐性を求める向きには合わんだろうが、この泣きっぷり
むしろトレモロ、ブラスト入りゴシックメタルとさえも言えそうな感じで実に良い!
ブラックメタルとしては音質もそこまでスカスカでは無く聴き易い音作りとなっているが、
ギターソロがやや稚拙で、ストリングスシンセ等にチープさが残っているのが惜しい点だな・・・!




Amazon.co.jpで見てみる





満足度 83% お気に入り曲 全部







もどる


inserted by FC2 system