DEAFHEAVEN







"Roads to Judah"




アメリカ出身のポストロック/シューゲイザーブラックメタルバンドの1stアルバム。


アメリカはサンフランシスコから登場した新人ブラックメタルバンドで、この手のバンドとは
無縁そう
意外と多いアメリカだが彼らDEAFHEAVENのスタイルはALCEST辺りの流れを汲んだ
ポストブラック、シューゲイザーブラックと呼べるもので、暴虐なブラスト、絶叫シャウトで
爆走するパート
も確かにあるがそれ以上に穏やかかつ儚い叙情性を纏っておりブラックメタルで
ありながらも邪悪さは無く
その点は爆走パートも同様となっておる!曲の長さがある意味極端
12分、6分に9分の曲が2曲計4曲というのがまた思い切りを感じさせるのう・・・!
ちなみに日本盤にはデモ曲が4曲ボートラで追加収録されているようだ。

1曲目はSEに始まりノイジーに垂れ流されるギター退廃的ながらも妙に明るく
穏やかな雰囲気
を見せブラックメタル然としたトレモロも顔を出すがアグレッションは
皆無
となっておりダレそうになるも4分半辺りで唐突にブラスト、絶叫が登場し爆走!
ブラックメタルらしい暴虐さ
を見せつつもやはりどこか儚いムードが漂っておるな・・・!
2曲目はノイジーさのあるギターで幕を開け早速ブラスト&絶叫と共に爆走!テンポが
落ちるパートもメロウなギターが聴け邪悪さは無くこれまた儚い叙情性に満ちている!
3曲目は穏やかかつ怪しいクリーンギターが聴け淡々とした空気を演出、2分半程で
ブラックメタルライクなバンドサウンドが顔を出しブラスト、絶叫も登場!音質は
ブラックメタルらしい軽さだが勢いがあり十分にアグレッシヴではあるものの
やはりどこかメランコリックな憂いに包まれておるのう・・・!4曲目はどこかノリの良いリズム
ブラックメタル然としたバンドサウンドが聴けこれまたブラストで爆走!中盤以降はまた
大人しくなりクリーンギターが淡々としたムードを演出、その後はスローテンポで
退廃的なバンドサウンド
になりつつもやはり穏やかさが根底にあるな・・・!


あくまでも穏やかな叙情性を楽しむ雰囲気モノではあるがかと言ってALCESTの1st
ようにアグレッションを完全に取り払っている訳ではなくちゃんと
ブラストや絶叫もありある意味適度なバランス感を見せていると言えるな。
本来ならばブルータルにならねばならないブラスト、絶叫パート
邪悪さは感じられず癒し要素が根底にありこの辺のセンスはなかなかのモノである!




Amazon.co.jpで見てみる




満足度 73% お気に入り曲 全部







"Sunbather"




アメリカ出身のポストロック/シューゲイザーブラックメタルバンドによる2ndアルバム。


ALCEST以降ブラックメタルシーンで急速に広まった、ポストロックシューゲイザー等の
要素を導入したアンビエント/アトモスフェリックブラックの中でも特に知られる実力派で、
何と来日公演も実演させアート気取りのブラックメタラーはおろか、まさかのロキノン共からも
注目を集める存在である!(爆)本作は彼らの通産2作目のアルバムで、ジャケからしてもう
脱ブラックメタルなムードがプンプン放たれているんだが実際はちゃんとブラックメタルしており、
ノイジーなギターリフ、トレモロにブラスト、喚く様な絶叫シャウト
等ちゃんと
ブラックメタルマナーを守った音作りをしているのにも関わらず、禍々しさ、邪悪さは皆無
むしろ穏やかさ、マイルドさすら感じさせてしまうと言う謎の仕上がりを見せておる!

1曲目は乾いたトレモロブラックメタルらしさを放ちブラストや絶叫シャウトも
聴けるんだが、
それなのにどこか妙に軽快で明るくポジティヴなムードを醸し出しており
ブラックメタルなのにブラックメタルらしからぬ健康的雰囲気を放っておる!(爆)
中盤以降はクリーンギター穏やかな空気を醸し出し後半はポストロック、シューゲイザー要素が
強くなるのう・・・!
2曲目はこれまた穏やかなクリーンギターが聴ける短い繋ぎで、
3曲目はブラックメタルらしいノイジーなギターが聴けるが雰囲気はやはり穏やかさがあり
絶叫も登場、
その後はこれまたソフトなクリーンギターポストロック的な空気を放つも
すぐにブラスト、トレモロでポジティヴに爆走!(爆)後半にまた穏やかなパートが聴けるぞ。
4曲目は語りテープ逆回転の音が聴けプログレに通じる怪しげな穏やかさを演出、
次第にドリルのような音耳障りなノイジーさを放つも、その後は穏やかなアコギの
ストローク
になるインストで、5曲目はドラム、クリーンギター等が淡々とした穏やかさを放つが、
怪しさも終始付きまとっておりベースも目立ち始め、そして途中からノイジーなギターに加え
リードギターまで顔を出し、そして満を持してブラスト、絶叫で爆走だ!後半はまた穏やかな感じになり
クリーンギターのトレモロ
絶叫が乗り激情と共にマイルドさを醸し出すぞ。6曲目は語り
アンビエント系シンセ雰囲気モノのムードを演出する繋ぎで、7曲目は頭からさっそくのブラスト、トレモロ、絶叫で
爆走するブラックメタル
なんだが、やはり禍々しさは無くむしろドラマティックな印象すらあるぞ!
中盤はクリーンギター、ピアノによるマイルドなパートで、メロディーが良くこういう部分に
センスを感じさせてくれるな・・・!8曲目はナレーション、ノイジーで乾いたギターで幕を開け
珍しく怪しげな不穏さを演出、かなり穏やかでアンビエントな要素が強いがノイジーで荒々しい
ギターサウンド、絶叫シャウト
も顔を出しスローテンポで展開、後半でようやく疾走するぞ。


前作同様ブラックメタルに必要なブラスト、トレモロ、絶叫がキチンと全編に渡って
備わっている
にも関わらず決して邪悪にはならず、ポストロックやシューゲイザーに通じる
穏やかさ、マイルドさが強く漂っており、
どちらかと言ったら激情ポストハードコア、
ニュースクールハードコアの一派だと思って聴いたほうがいい
のかも知れんのう・・・!
この手のシューゲイザーブラック、アトモスフェリックブラックがどうにも大人し過ぎて
個人的にピンと来ないケースが多い
のに対し、彼らは何だかんだでちゃんとブラックメタルらしい
音作り
を基本に据えてくれているのが嬉しい所だな。斜に構えた頭でっかちのアート気取りの
連中がファンに多く、
そこが脳筋メタラーとしては激しく鼻に付くんだが元々ポストロックや
シューゲイザー、アンビエント系のファン自体がそういう傾向にある
んで、この辺は無視して
いいモンはいい、悪いモンは悪いと堂々と言い切ろう
では無いか・・・!(爆)




Amazon.co.jpで見てみる




満足度 79% お気に入り曲 Dream House  Sunbather  Vertigo  The Pecan Tree







もどる


inserted by FC2 system