DANTESCO







"Pagano"




プエルトリコ出身のエピック・ドゥームメタルバンドの2ndアルバム。


実に珍しい、バリバリのメタル辺境地プエルトリコから登場した暑苦しきバンドである!
その音楽性はCANDLEMASSを彷彿とさせる勇壮なエピック要素を導入した正統派メタルにも
接近しているメロディアスなドゥームメタル
で、基本はミドル、スローテンポで
無骨な男臭さ
を醸し出しているが最大の特徴はヴォーカルだろう!本格的な
オペラの素養
を感じさせるバリトン系の朗々としたベルカント唱法堂々と
歌い上げている
一方でMANOWAR・・・エリック・アダムス直系の荒々しくも
パワフルなシャウト
を披露し実力の高さを見せ付けておる!歌詞はスペイン語で
ある意味クサメタラー向けか!?(爆)


1曲目はどこか重苦しさを感じさせつつも正統派寄りのギターリフが聴け
ミドルテンポで勇壮に展開、
ヴォーカルはオペラ的な朗々とした歌唱・・・
と言うかまんまバリトン系の本格的ベルカント歌唱を披露しており
メタリックさは無い
音楽性にはマッチしているか!?中盤はアコギ
叙情性を出した後ワウを効かせたギターソロになるぞ。2曲目もまた
重苦しいギターリフが聴けるがそこまでドゥーミー、へヴィでは無く
やはり根底にあるのはエピカルな正統派メタルだな・・・!ヴォーカルは
例によってオペラ歌唱だが
部分的にエリック・アダムス直系のシャウトを
披露しておる!
中盤はクリーンギターがトレモロで叙情性を演出、その後は
テンポアップ正統派メタルらしいムードを醸し出すぞ!3曲目は実に怪しげな
コーラス
で幕を開け不穏さを放つリフが登場、ヴォーカルは実に暑苦しい
エリック・アダムスシャウト
を連発し正統派メタルらしさを見せるがその一方で
怪しすぎる低音コーラスも聴けるのう・・・!ギターソロは細かいフレーズを
なかなかに流麗に弾いており
その後はテンポアップするぞ!4曲目は
クリーンギター淡々としたムードを放つもその後はやはり重厚なスローテンポで
無骨なエピックメタルになるぞ。
ヴォーカルも実に朗々と歌い上げており
シャウトもいちいちやかましくて良いな(笑)。
中盤で顔を出すクリーン寄りの音色で
ブルージーなフレーズを弾くギターソロ
も珍しいぞ。5曲目はアコギが
穏やかさ
を演出しいちいち濃いコーラスも登場、その後はギターと共に珍しく
アップテンポ
になり正統派メタル的なカッコよさを見せるがやはり音作り自体は
相当に地味か!?
ヴォーカルも実に本格的なオペラ歌唱で非常に上手く、中盤は穏やかな
パート
も顔を出すのう・・・!6曲目はアコギスパニッシュ系の哀愁漂うフレーズを奏で
ヴォーカルは怪しくもソフトに歌う穏やかなバラード。こういう曲調だとこの
暑苦しいヴォーカルイマイチ合わんか!?7曲目は正統派メタルに
より接近した勇壮なギター
が顔を出しテンポも速めだがヴォーカルパートでテンポダウン、
メロディーライン
はどこかエキゾチックな中東っぽさがあるか!?中盤はこれまた
アコギが顔を出す穏やかかつ哀愁漂うパートになるがギターソロはスリリングさがあるぞ!
8曲目はギターが勇壮なムードを醸し出す大仰かつ暑苦しいスロー曲で、ヴォーカルもパワフルな
ハイトーンシャウト
から怪しすぎる低音コーラス、オペラVoを交え実に大げさである!(爆)
ギターソロはタッピングを交えた速弾きを見せる一方でメロディアスなツインリードも
披露するぞ!
9曲目は淡々としたムードを醸し出しつつもヴォーカルがやはり
オペラ歌唱
やら暑苦しいメタルシャウト等実に忙しない9分あるスロー曲だ!
途中でこれまたスパニッシュ系のムード漂うアコギパートに突入しエキゾチックな
哀愁
を放っておるのう・・・!クリーントーンのギターソロもそんな感じだが中盤以降の
ギターソロ
勢いあるバリバリの速弾きである!


この手のエピックメタルの宿命としてメインはギター、ヴォーカルのシンプルな構成で、
テンポもミドル、スローオンリーなんで正統派メタルとして見ても非常に地味に
感じられてしまう
のだが勇壮さ、男臭さはしかとありMANOWAR的なマッチョイズムを
こよなく愛する漢メタラー
なら楽しめるだろうな・・・!ヴォーカルのインパクトに
埋もれがち
だが何気にギターも流麗なソロを弾いており大きな聴き所になっておる!




Amazon.co.jpで見てみる




満足度 80% お気に入り曲 Santa Croce Titulus  La Ultima Vista De Grendel  Exorcista
En El Bosque... Esta Noche  Anibal







"Seven Years of Battle"




プエルトリコ出身のエピック・ドゥームメタルバンドの3rdアルバム。


オペラ風では無い、本格的なオペラ歌唱を堂々と披露する一方で暑苦しさ満点の
MANOWAR的ハイトーンシャウト
をも連発する実力派シンガーを擁した硬派バンド
通算3作目に当るアルバムである!音楽的には基本は変わらない地味ながらも
重厚かつ勇壮な大仰さを携えたエピック・ドゥームメタル
だが、今回歌詞が英語詩の曲
見られるようになりそれに伴ってかヴォーカルの歌唱法が変化、オペラ要素と正統派メタル要素が
適度に融合した感じ
になり、さらにギターもメロディアスさが増しており全体的に
聴き易くなった印象があるだろうか!?

1曲目は多重録音されたリードギタードラマティックさを放ちつつ重苦しさも
見せる重厚なスロー曲
で、ヴォーカルの暑苦しさも変わらないがオペラ要素と
正統派メタル的な声質が程よく入り混じった感じ
になったか!?ギターソロはメロディアスだが
速弾きも勿論披露するぞ!
2曲目は無骨ながらもどこか軽快なノリを見せるアップテンポで、
ドゥームと言うよりも無愛想な正統派メタルと言えそうな感じだな。バリバリの速弾きと
メロディアスなプレイを交えたギターソロ
も聴き所である!3曲目は気だるさを感じさせる
ギターサウンド
退廃的な空気を放つスロー曲。ヴォーカルは前作の本格オペラ歌唱に戻っているぞ!
ギターソロはなかなかにテクニカルさがあるな。4曲目は重厚ながらもノリの良い
アップテンポ曲
でヴォーカルはオペラ歌唱の他、地の底から響くようなコーラス
パワフルさ満点のハイトーンシャウトも披露するぞ!ギターソロは中東系の
エキゾチックなメロディー
を弾いており、ツインリードそういうフレーズを
ハモっておるわい!
5曲目は叙情的なムードを醸し出す哀愁バラード
思わせておいてその後はメロウなリードギターと共に疾走開始!ドゥームでは無く
正統派パワーメタルとして実にカッコいい仕上がりとなっておる!6曲目は再び無骨な
スロー曲
に戻り重苦しくも勇壮な男臭さを醸し出しておる!ギターソロがまた劇的じゃのう・・・!
7曲目は淡々としたベース暗いムードを放った後バンドサウンドが登場、ヴォーカルメロは
これまたエキゾチックさを見せており
基本はスロー、ミドルだがアップテンポになる
パート
も見られテンポチェンジが結構目立っておるのう・・・!8曲目はクリーンギターに
怪しげな呻き声、ソフトさを放つウィスパー系の歌唱
が乗るもその後はパワフルさを見せる
正統派メタルと化すぞ!
音質は悪いが勢いは本作中最もあるぞ!


オペラティック・エピックドゥームと言えそうだった前作と比べるとヴォーカルの
歌唱法
ノーマルな正統派メタルに接近した印象があり、聴き易さは増したが
前作のアクの強さが恋しく感じる
のもまた心理よのう・・・!(笑)まぁギター等
全体的にメロディアスさを増している
のは好印象だな。前作もそうだったがこの手の
エピックメタル共通の欠点
として音質が悪い事と、アレンジが極めてシンプルである事が挙げられ、
この辺で好みが分かれるだろうが勇壮な正統派HM/HRが好きなら聴く価値はあるバンドである!




Amazon.co.jpで見てみる




満足度 80% お気に入り曲 Rasputin  Anima Et Corpus  Purinos Polemos (Viriathus)
The Dungeons are Calling







"We Don't Fear Your God"




プエルトリコ出身のエピック・ドゥームメタルバンドによる4thアルバム。


本格的なバリトン歌唱エリック・アダムスばりのブチ切れハイトーンシャウトを操る
シンガーを擁する、エキゾチックさ、様式美的な劇的さを誇るエピックドゥームバンドによる
通産4作目のフルアルバムである!本作も音楽的には過去作を踏襲した様式美ドゥームだが、
ヴォーカルがさらに脱オペラしており、エリック・アダムスロニー・ジェイムズ・ディオ
混ぜ合わせたかのような印象でより様式美っぽさを増しているだろうか!?

1曲目はアコギ、笛怪しげなムードを放つイントロで、続く2曲目はクワイアに始まり
中東風味漂うギターソロが早速聴け力強く展開、ヴォーカルも実にパワフルじゃのう・・・!
3曲目は細かいギターが目立った意外と軽快なアップテンポ曲で、メロウなパートも顔を出し
4曲目は禍々しいギターに始まる重厚なスロー曲となるぞ。朗々としたオペラVoも久々に聴け
後半は疾走感も見られるのう・・・!5曲目は怪しげな出だしからこれまた軽快さが見られギターソロも登場、
6曲目は11分以上ある大作で、前半は怪しく淡々と展開するが後半はアップテンポになるぞ。
7曲目はオペラティックなVoに始まりミドル〜アップテンポ大仰さを演出しており、
ギターソロがまたエキゾチックじゃのう・・・!8曲目はエジプト風味漂いまくりのギター
オペラVoが聴けるスロー曲。後半のギターソロがメロディアスで良いな。9曲目はオペラVo、
リードギターが劇的
なスローチューンで、後半唐突にシンフォニックなアレンジが顔を出すぞ!
10曲目は重々しいヘヴィなリフが聴け力強さを放っており、11曲目は無骨なストロングさ
感じさせる重厚なミドル曲で中盤以降はテンポアップしギターソロはかなりカッコいいぞ!


基本的な方向性は変わっておらず、イングヴェイ以前の、エキゾチックな印象のある
様式美的なムード
を放ち大仰かつ淡々と展開するエピックドゥームメタルとなっているが、
ヴォーカルが前作以上にオペラ歌唱を減らし、HM/HRなシャウトを多用するようになっており
曲によってはロニー・ジェイムズ・ディオのように聴こえる部分も見られ、様式美としては
正しい変化
だと言えるだろうか!?また過去作以上にドゥームメタルらしからぬ疾走感
見られるようになったのも特徴だが、それでも長い曲が多くダレると言えばダレるのう・・・!




Amazon.co.jpで見てみる




満足度 78% お気に入り曲 Betrayer  Of Darkness
At the Hill of the Ravens  Strange Fruit Sonata  The Conqueror Worm







もどる


inserted by FC2 system