CRADLE ORCHESTRA







"Transcended Elements"




日本のヒップホップラウンジジャズオーケストラプロジェクト(?)のアルバム。


世にも珍しい、美メロに徹底して拘った聴かせるタイプのヒップホップである!
メタラープログレッシャーは勿論、音楽を「鑑賞したい」タイプのリスナーは
ただ延々と繰り返されるかったるいリズム、ただ喋っているだけ(呟いているだけ)の
ヴォーカルとはとても呼べない声が生理的に受け付けずヒップホップ、ラップといったワードを
聞いただけで手ブレ酔いしやすい人がクローバーフィールド観た時みたいな
状態に陥ってしまうだろう・・・!まぁそれは俺の事だが(爆)、本作は手ブレしないハンディカムだ!
元々はユニットで活動していたヒップホッパー二人が生音を求めて結成したプロジェクトのようで、
ヒップホップにありがちなすでに存在している昔のレコード無断でサンプリングして
バックで流して「メロディー取り入れました」みたいな事言い出すスタイルではなく、
バックの音もちゃんと自分達で作っておりピアノやストリングス、アコギや笛などと言った
オーガニックなアコースティック楽器をふんだんに取り入れ、さらにサビにあたる部分や
コーラスなんかではキッチリとメロディーを歌っておりディープなヒップホッパーに
喜ばれるかはどうかはともかく、この手の音に慣れていないリスナーにとっては非常に
聴き易い、とっつき易い音作りに仕上がっているのだ!本場アメリカでも弦楽アンサンブルと
ヒップホップを融合
させ民謡クサかったりバロッキーなクラシカルさを
放ったりする試み
は意外とあったりするのだが本作もそんな方向性の流れを汲んでいるのだろうか・・・!?

とはいえバックのアンサンブルはアコースティック系の音が大半を占めており
部分部分でドラム等が入るものの基本的には穏やかさが主体でとりあえず
ロック要素は皆無だし、メロディーラインも所謂クサメロではなくどちらかといったら
オシャレなポップス系なんで哀愁、メロウさこそあれどクサメタラーが諸手を
挙げて喜べる
ような音楽性だという訳ではなくその点はちょいと肩透かしだったと言うか、
そもそもそういう方向性を求めてはいけなかったのかどうかは知らんが我々が好む
メロディースタイルでは無かった
と言うのが本音だろう・・・!ジャズの要素を含んだ
曲もあったりするし、あくまでも都会的なオシャレラウンジフュージョンポップス
流れを汲んだ音作りにラップが乗っかった感じでクオリティーは決して低くは無いと思うが
単純に好みではなかったなぁ・・・。


だがアルバムラストを飾る14曲目のみは別格で、ラップ無しのインストとなっており
笛、ストリングス、ピアノがどこかオリエンタルなムードすら感じさせる泣きまくり
牧歌的哀愁漂いまくり
の穏やかかつクッサイ叙情メロディーが聴けるまさかの名曲
仕上げてきており日本人の琴線を激しく掻き毟る事だろう!シャレオツアウトロー気取りでも
根底にあるのは確固たるジャパニーズマインドといった所か・・・!こういうメロディーセンスがあるなら
この曲の方向性で別にアルバムをリリースして頂きたいものだ・・・!




Amazon.co.jpで見てみる




満足度 50% お気に入り曲 Eternal Truth







もどる


inserted by FC2 system