CHIODOS







"All's Well That Ends Well"




ミシガン州デヴィソン出身のカオティックスクリーモバンドの1stアルバム。


スクリーモにカオティックコア的な不協和音バリバリの複雑な展開、
そしてドラマティックな要素を大胆に導入したバンドによる
2作目のアルバムで、本作はコンセプトアルバムになっているようで
ここで聴けるサウンドはまさにプログレッシヴ・スクリーモ
表現するのが適切であるかのような雰囲気をプンプン放っておる!
まぁ出自はパンクなのでどちらかといえばTHE DILLINGER ESCAPE PLAN
CONVERGE等のようなカオティックハードコア要素が濃いのだが
プログレ者も十分対応できそうなスタイルを持っているといえるだろう!
ちなみに日本盤にはボーナストラック入りでDVDも付いているが値段は安いぞ!(笑)

クラシカルなピアノの調べに始まりドラマティックなバンドサウンドが
登場したかと思えば打ち込みっぽいリズムになったりとなかなかに
複雑な展開を見せギターもバックでピロピロと速弾きしたり
カオティックコアに通じる混沌とした変拍子、不協和音が聴けたりと
かなり凝った曲調が特徴である。メタルコア的なビートダウンパート
登場するぞ!3曲目なんか明るいコーラスが聴けたかと思えば次は
カオティックコアに突入しさらにIRON MAIDEN的なギターワーク
飛び出す!4曲目はカオティックパートに妖しいシンセも絡み
キチガイの遊園地っぽい雰囲気があるぞ(爆)。6曲目はメタルコア然とした
リフに美しいピアノ、加工された声による語りが聴けるドラマティックで
シアトリカル
な曲だ。10曲目は攻撃的なバンドサウンドが聴けたと
思ったら今度は美しいピアノの調べが登場し儚い繊細さを醸し出すぞ!
11曲目はこれまた激しいバンドサウンドに美しいピアノが絡み
途中のメロウな展開は実に美しいのう・・・!MY CHEMICAL ROMANCE
通じる要素があるな。だがその後曲調が急に変わり明るさが出てくる。


メタルコアではなくスクリーモなので音はまだ軽く絶叫シャウトも
弱弱しくクリーンVoも音を外していたりしている部分もあるが
この複雑かつ劇的な曲展開はなかなかに評価できるな・・・!
所々で自己主張するメランコリックなピアノがまた良いアクセントと
なっている。メタルコア要素はそんなには無いがカオティックコア
ライクな複雑さ、クラシカルで美しいピアノがそこいらのスクリーモとは
一線を画す独特のオリジナリティーとなっておりラストまで楽しめるぞ!
ちなみに来年(2009年)2月に36 CRAZYFISTS、ALESANAと共に
来日公演を行うとの事である。



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満足度 84% お気に入り曲 All Nereids Beware、
One Day Women Will All Become Monsters、
We’re Gonna Have Us A Champagne Jam、
No Hardcore Dancing In the Living room







"Bone Palace Ballet"




ミシガン州デヴィソン出身のカオティックスクリーモバンドの2ndアルバム。


ピアノを大胆に導入しカオティックというよりはプログレッシヴな要素を内包したテクニカルで
複雑なスクリーモ、ポストハードコア
をプレイするバンドの自主制作、インディーズでリリースされた
ミニアルバムを除けば通算2作目にあたるアルバムである!カオティックだったりプログレッシヴだったり
シンフォニックだったりするスクリーモ、メタルコア系がここ最近増えてきている印象があるが彼等は
そんな動きを持ったバンド勢の中でもわりかし早い段階でそういう音作りをしてきたようで、
どちらかといえばMY CHEMICAL ROMANCEの“THE BLACK PARADE”に通じるシアトリカルな
演劇的要素
が強いと言えるだろう・・・!

1曲目から早速奇妙さを内包したスクリーモをプレイしており中盤の展開はどこか演劇的で
MY CHEMICAL ROMANCEに近い雰囲気
があるのう・・・!2曲目は得意のピアノがロマンティックな
叙情性
を演出しやはりどこか演劇というかヴォードヴィル調の雰囲気があり後半はストリングス
顔を出しシンフォニックな印象もあるな。その後は何とギターがスウィープを弾きメタルのテク
披露する!3曲目はクリーンギターで始まりかなりのハイトーンを聴かせるヴォーカルが良く
中盤は怪しさを保ちつつビートダウンになるぞ。4曲目はSAOSIN辺りに通じるフワフワした
浮遊系の雰囲気モノ
っぽい空気を放つスローなエモで、5曲目はアコギが聴ける穏やかなバラード
見せかけておいて畳み掛けるようなバンドサウンドがノリの良さを出すキャッチーなエモHR/HMだ!
メロディーがなかなかに良く中盤以降は神秘的なコーラス、アトモスフェリックなシンセが劇的さを見せるぞ!
6曲目はどこかMESHUGGAHのようなリズムでデスVoも登場、アグレッシヴさを出しつつもミドルテンポで途中やはり
QUEEN的なシアトリカル演劇要素を演出、チェロも実にドラマティックじゃのう・・・!7曲目は
弦楽カルテットで幕を開けシンフォニックというよりは室内楽的な要素を放ちその後は軽快なバンドサウンドが
これまたMY CHEMICAL ROMANCEというかPANIC AT THE DISCOみたいな雰囲気を放つぞ!
中盤ギターがオブリでスウィープを放り込みブラスト風に疾走、さらにネオクラ系の
ギター
テクニカルな変拍子も炸裂しメタラーの鑑賞に耐えうるスクリーモを披露している!
8曲目はチェロが再び顔を出しピアノ、バンドサウンド、デスVoが盛り上がりノリの良いパートに突入、
後半で非常にアグレッシヴな爆走パートに突入しヴォーカルもデスVo、絶叫で荒々しさを見せるぞ!9曲目はピアノ、
ストリングスが聴けるバラード曲。
ヴォーカルがもうちょい上手ければさらに良いが前作よりは
上手くなっている
のでまだ聴けるな。10曲目は特にメタルに近いへヴィでアグレッシヴなバンドサウンド、
デスVo
が顔を出すスクリーモ曲だがウィスパー系のヴォーカルにストリングス、シンセがフィーチャーされた
アトモスフェリックなパートもありその部分の美しさがまた光っているな・・・!ヴァイオリンがまた良いのう!


1st同様ヴォーカルが若干舌ったらずな弱さを感じさせるも成長の後は見て取れスクリーモらしい
高音
を披露、ハイトーン系の歌唱絶叫シャウトも部分的に聴かせておりアレンジはまだスカスカした
隙間
を感じさせるも得意のピアノが印象的でその他のスクリーモ勢との差を見せているな。
全体的にMY CHEMICAL ROMANCEPANIC AT THE DISCO、QUEEN、VALENSIA辺りに通じる
演劇フレーズ、アレンジが目立っておりこの手のシンフォニックプログレスクリーモの中でも
特にクサメタラーにアピールできそうな印象があるか!?ちなみにのちに“Bone Palace Ballet: Grand Coda”という
タイトルで本作が再発されたがそっちは6曲目が抜けている代わりに新曲が6曲収録されているようだ・・・。




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満足度 84% お気に入り曲 Is It Progression If a Cannibal Uses a Fork?、
Lexington (Joey Pea-Pot With a Monkey Face)、I Didn't Say I Was Powerful, I Said I Was a Wizard、
Teeth the Size Of Piano Keys、Life Is a Perception Of Your Own Reality、
If I Cut My Hair, Hawaii Will Sink







"Illuminaudio"




ミシガン州デヴィソン出身のカオティックスクリーモバンドの3rdアルバム。


味はあれど技術はまだまだな部分のあった前任シンガー、クレイグ・オーウェンズが脱退しその前にドラマー、
デリック・フロストもバンドを抜け新たなヴォーカル、ドラマーを迎えて製作された3作目のアルバムである!
音楽的には持ち味といえるピアノが減退した変わりにカオティックな怪しさが増した印象があり
曲展開は変態的プログレ要素を増やしシアトリカルな怪しいミュージカル風味も磨きがかかった感があるな。
新しいシンガーの声質は前任者と大して変わらず違和感無く聴けるが絶叫は加工に頼った感があり
この辺は生声でアグレッシヴなデスVoを振りまいていた前任者に一歩譲るだろう・・・。
ドラムは気持ちタイトさ、パワーが増した感じか!?

アトモスフェリックな空気を持ったヴォーカルが聴けるもイントロ扱いの1曲目に続く2曲目は
パーカッシヴなドラム、怪しいファルセットで始まりメタリックなバンドサウンド、絶叫シャウト
聴けるがどちらかといったら淡々とした雰囲気を持っており少ししてからアップテンポでノリが
良くなる
な。バンドサウンドは非常にタイトでリフも細かい刻みがテクニカルで後半から彼等の
トレードマークと言える流麗なピアノも顔を出すぞ!3曲目はタイトなドラム、アーミングで唸り
ピコピコした怪しいギターで始まるミドル曲でサビがなかなかにドラマティックじゃのう・・・!
ギターのオブリがいかにもスクリーモ的な細かさを持ち中盤は実に奇妙な、シアトリカルな怪しさ、
カオティックさ
を見せるぞ!4曲目はこれまた怪しいトレモロに始まり奇妙なリズムを聴かせ
ストリングスも顔を出し怪しくいかがわしいミュージカル風味(?)を演出、加工シャウトにピアノも
登場しアトモスフェリックなパートも聴けるのう・・・!5曲目は穏やかな中にやはり怪しさ
内包したバラード寄りの曲調だが途中からテンポが上がりバンドサウンドも盛り上がるぞ。
6曲目は本作中特に変態カオティック要素が強くヴォーカルが絶叫する裏でリズムはグチャグチャに
暴れ倒し
まさにカオティックコアの領域に足を突っ込んでいるがその後は普通のリズム、曲調に戻り
ピアノも聴けるぞ。7曲目もイントロからまるでTHE DILLINGER ESCAPE PLANみたいなカオティックさが
あるもその後は普通のリズムに戻りつつも怪しさはプンプンでピアノ、タッピングギターがバックを
彩りコーラスは実にシアトリカルなヴォードヴィル調(?)でフックあるのう!後半のヴォーカルのバックで
聴けるギターのメロディーがまた叙情的で良いな・・・!8曲目はへヴィと言うほどではないがパワフルな
バンドサウンド
が聴けタイトな印象を放ちピアノ、コーラスは怪しくもメロウでやはりどこか
混沌とした雰囲気があるのう・・・!中盤で爆発的な勢いでギターがトレモロを弾きその後は
ビートダウンだ!9曲目は穏やかな中にやはり狂気を内包したピアノが聴けるシアトリカルな
叙情ドラマティックスクリーモである!メロディーが良く実に劇的じゃのう・・・!
10曲目はいきなり怪しく加工されたテンションの高いお経のようなイントロで始まりヴァイオリンが
オブリを弾き
勢いあるバンドサウンドと共に疾走はしないがアグレッシヴに畳み掛けるぞ!加工された絶叫も熱いのう!
後半のビートダウンも凄まじい勢いがあるな・・・!11曲目はピアノ、ストリングスが聴ける叙情的なバラード
見せかけバンドサウンドが登場しアップテンポとなるドラマティック・シンフォニックスクリーモ
やはりサビのメロディーが劇的でたまらんのう・・・!クサさすら感じさせるわい!ラストのサビ前は
ツーバス連打で疾走するぞ!12曲目は穏やかなコーラス、ピアノ、ストリングス
非常に美しい泣きのバラードだ。


得意のピアノは減ったが根底にある方向性は変わる事無くシアトリカルで怪しい変態的
プログレッシヴスクリーモ
をプレイしておりメンバーチェンジの影響も大して無く安定感
見せつつクオリティーは向上しておりメタラーも楽しめるスクリーモとして成立しているな・・・!
シンフォニックでドラマティック、メロディアスクサさすら感じさせなおかつカオティックな
プログレッシヴ要素
も強く変態劇的シンフォスクリーモとして一先ずの完成を見ておるわい!
同時期にリリースされたMY CHEMICAL ROMANCEの新譜で失われたものがここにある!




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満足度 87% お気に入り曲 Love is a Cat From Hell、Modern Wolf Hair、Scaremonger、
His Story Repeats Itself、Hey Zeus the Dungeon、Stratovolcano Mouth、
Those Who Slay Together, Stay Together、Closed Eyes Still Look Forward







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