CALIBAN







"Vent"




ドイツ出身のメタルコアバンドによる2ndアルバム。


まだメタルコアという言葉が生まれる前・・・正確に言えば日本限定で
初期XAION、GARGOYLE等といったヴィジュアルスラッシュ
指し示すかなりマイナーな単語という扱いだった頃から活動をしており
今のメタルコアバンドに影響を与えた、ハードコアと
北欧メロデスを融合
させ当時は叙情ニュースクール・
ハードコア
等と呼ばれていたバンドの一つである!
実は俺が最初に知ったニュースクール・ハードコアバンドで
初めて聴いたときはメロデスとの差異がいまいち判らず
ピンとこなかった
んだが今こうして改めて聴いてみると
やはりこの重苦しいビートダウンはハードコア以外の
何者でもないのう・・・!他にも打ち込みループ音
使われていたりギターソロが少ない(ほぼ無い)という
部分もやはりハードコアの流れにあるのだろう・・・
女性Voが使われているというのもこの手の
ジャンルとしては珍しいな。


確かに今聴いてもメタル以外の何者でもないがやはりこの
疾走したかと思うといきなりビートダウンしスローな
ままで曲が終わってしまう
という展開が頻繁に続くのは
メロデス等を愛聴するメタラーには意味不明なんだろうなぁ・・・!
ハードコア出身とは思えないほどメロウで美しく叙情的な
泣きメロ
も飛び出し明らかに北欧メロデスに影響された
慟哭リフ、トレモロなんかはメタラーにも確実に喜ばれるだろうが
いかんせん曲が多くモッシュパートも多すぎるというのが
ダレを生む大きな原因なのだろう。ギターソロも無いしなぁ・・・!




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満足度 75% お気に入り曲 Love Taken Away、
In the Eye of the Storm、Roots of Pain、Tyranny of Small Misery、
My Last Beauty、Sycamore Dreams、Exit







"Shadow Hearts"




ドイツ出身のメタルコアバンドによる3rdアルバム。


メタルコア以前、叙情ニュースクール・ハードコア等と
いった単語でこういったスタイルが呼ばれていた頃から
活動していたメタルコア最初期のバンドの一つによる
3作目のアルバムだ!音楽的に変化は無く北欧メロデス直系の
慟哭系リフ、
爆走とビートダウンを交えた極めてハードコア色濃い
曲展開、高音絶叫を基本とするヴォーカルと前作の
流れを踏襲しているがプロダクションがまず向上しており
軽めで良くも悪くもニュースクール黎明期を思わせる
音質だった前作とは比べるべくも無いほどにヘヴィさが
増している!
そして唐突かつ長く冗長だったビートダウンも
効果的に配されるようになり結果爆走パートも増え
よりアグレッシヴさを増した感があるな・・・!これは
かなりの成長と言えるだろう!全体的にイントロから
爆走し飛ばしてくれる
曲が増えたのも好印象を与える
要因だな。疾走パートの勢い、攻撃性はかなりのものがあり
そしてへヴィになったからこそモッシュパートもより極悪である!
ギターソロは相変わらず皆無だが爆走ビートを支える
ドラムがかなりパワフルかつタイト手数足数多く
叩きまくっており
そこも大きな長所だ!


前作と比べて疾走パートがかなり増えたので前作がタルく感じた
メタラー、メロデス者
も手を出してみてはいかがだろうか!?
勿論ビートダウンは健在だがただ必要以上に入れていると
いうような事は無く必要な分だけ取り入れてハードコア風味を
出している
というのが本作のスタイルである!




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満足度 83% お気に入り曲 Storm of Rage、
Vicious Circle、Bad Dream







"The Opposite from Within"




ドイツ出身のメタルコアバンドによる4thアルバム。


メタルコア最初期から活動の続く息の長いベテランバンドの
4作目である!音楽的には前作から一切変わることの無い、
気をてらわない王道極まる一直線、ど真ん中のメタルコアである!
プロダクションはさらに説得力を増し相変わらずの苦しそうな
絶叫Vo、
モッシュを誘うビートダウンに加え今回クリーンVoの
パート
も増えておりKILLSWITCH ENGAGE色が濃くなっておるのう・・・!
ソフトな声質であっちほど濃厚で高い歌唱力は無いがこっちは
こっちで味のある声をしているな。だが2、7曲目みたいに
あきらかに物真似をしている部分もあり思わず失笑してしまうな(爆)。
デス声とクリーンの中間みたいな語尾、メロディーの
持っていき方
かなり意識してKILLSWITCH ENGAGE要素を
取り入れている
のう!また前作はビートダウンが減退
疾走パートも増えたが本作は再び疾走感が減っており
ビートダウンもそうだがクリーンVoがかなり増えたということも
あってそういうパートでテンポが落ちることが多くなり
疾走感を求めると肩透かしになりそうだな・・・!
相変わらずギターソロは無いが11曲目はソロというよりは叙情的な
ツインリード
が聴けこの辺は珍しい新境地か!?


イエテボリスタイルの慟哭系叙情リフを見せつつもアグレッシヴな
ストロングさ重視のバンドサウンド、疾走パートもあるがやはり目立っている
へヴィなビートダウンモッシュパート、クリーンVoも
増えたが基本は喉を絞るような高音絶叫と、KILLSWITCH ENGAGEの
影響が濃くなりつつも基本はありがちな没個性メタルコア
やはりリフも北欧メロデスバンドの借り物っぽさが漂いメロディーも
この手のバンドらしく特にフックの無いダレを覚えるだけの
フレージングが続き正直電子音や女性Voを導入していた2ndのほうが
個性があったように感じられるがいかがだろうか!?、まぁこの手の
王道メタルコアが好きならばハズレではないがそうではないリスナーに
とっては何も感じられない1枚と言い切ってしまえそうじゃのう・・・!




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満足度 78% お気に入り曲 Senseless Fight、Stigmata、
Certainty... Corpses Bleed Cold







"The Undying Darkness"




ドイツ出身のメタルコアバンドによる5thアルバム。


ニュースクール・ハードコアを黎明期よりやってきた
かなりキャリアのあるベテランバンドだが前作から
急にKILLSWITCH ENGAGEからの影響を前面に押し出した
スタイルになりただでさえ没個性なメタルコアスタイルに
おいてさらに二番煎じになりつつあるCALIBAN
5作目のアルバムである!本作もやはり方向性が
大きく変わることの無い王道のメタルコアで、
前作で見せたKILLSWITCH ENGAGEからの影響が濃い
クリーンVoとデスVo、イエテボリスタイルのリフに
疾走、ビートダウンの展開、ギターソロ皆無
と、
潔いまでに軸がぶれる事は無い!

メランコリックなピアノで幕を開け2曲目はパワフルなリフ
疾走、ドラムが前作同様のタイトさを放ちヴォーカルも
高音絶叫というよりはよりメタルコア然とした
咆哮
に接近、クリーンVoはやはりKILLSWITCH ENGAGEっぽい所が
あるのう・・・!3曲目は大半がビートダウンの曲で5曲目は
エモーショナルなクリーンVoがKILLSWITCH ENGAGEライクな
アップテンポ曲。ヴォーカルも前作と比べて上手くなっているな。
9曲目のラストの極ヘヴィなビートダウンではついに
ガテラルが登場する!10曲目のリフはいかにもIN FLAMES色が
濃いが曲調自体はメタルコアバラードと言えそうなスローで
エモーショナルなクリーンVoパートもあるミドル曲だ。
11曲目はイントロからデスラッシュ的な疾走感を出し
16分で刻むリフ、タイトなドラムはメタルでありつつも
ハードコア的なノリも感じさせこの辺がメロデスバンドには無い
メタルコアならではの空気だろうか!?12曲目は2nd以来の
女性ヴォーカルも登場するぞ!


全体的に前作同様KILLSWITCH ENGAGE要素の濃い
王道メタルコア
でクリーンVoの歌唱力の向上、
デスVoがかつてのような高音絶叫ではなく中音域で
搾り出すような咆哮
を披露するようになっており
そこがさらにKILLSWITCH ENGAGEっぽくなっている
部分だが総じて質は低くなく個性を気にしない
メタルコア好きならば十分に楽しめよう!




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満足度 83% お気に入り曲 I Rape Myself、Nothing Is Forever、
Moment Of Clarity







"The Awakening"




ドイツ出身のメタルコアバンドによる6thアルバム。


猫も杓子もモダングルーヴのチャラいポストハードコア化して久しい
メタルコアシーンにあって、アメリカから一歩引いた位置にいるドイツ出身の
バンド
だからかどうかは知らんが、今なおメロデス的な要素を根強く残す
バンドによる通産6作目である!メタラー好みの叙情ギターが目立つ嬉しい
バンドではあるが、正直言って個性はまったく無くどのアルバムも同じような
感じ
マンネリとも言えなくは無いが、叙情メロデス系メタルコアが絶滅した
今となっては逆にそれが嬉しいバンドかも知れんな・・・!

1曲目は早速のメロデス然とした叙情トレモロで疾走!ブレイクダウンに続き
クリーンVoも顔を出すぞ。2曲目はストロングでパワフルな疾走感を放ち
メロデス的ギターも登場、3曲目はちょいとデジタルシンセも聴けるが
基本はメロデス寄りの疾走チューンで、途中怪しげになるのう・・・!
4曲目もまたメロデス的かつパワフルな疾走曲だが、サビのクリーンVoは
チャラさがあるか!?5曲目はパワフルかつノリの良いミドル〜アップテンポで、
6曲目はアグレッシヴな勢いと同時に怪しげなムードも見られ、中盤のトレモロ、
シンガロングがまた劇的だな・・・!7曲目はこれまたメロデスまんまなリフが登場、
サビはクリーンギターこそ顔を出すもVoはグロウルのみで潔く好印象である!
8曲目は怪しげかつメロウな空気が放たれ、中盤からヘヴィで退廃的な
スローテンポ
で展開、9曲目は再びメロデス的かつパワフルなムードを放ち、
クリーンVoも久々に顔を出すぞ。10曲目はワイルドでノリの良いストロングなミドル曲となり、
11曲目は判り易くメロデスな空気を放つ疾走チューンだ!12曲目もまた
メロデスらしさ漂うリフが聴け、トレモロブラストまで顔を出すが
サビはクリーンVoとなるのう・・・!


メタルコアらしいブレイクダウンも多く、サビのクリーンVoも大して
フックは無いが、
イマドキっぽいチャラさは見られず叙情メロデス要素の
強いギター
が目立ち、同じく最近のメタルコアバンドがあまりやらないファストチューンも多々あり、
我々メタラーが楽しめる昔ながらのメタルコアをプレイしており好印象である!
クリーンVoの無い曲が多く、大して面白味の無いクリーンVoは正直不要なんで
思い切って取り払ってくれたほうが個人的には嬉しいな(爆)。他のアルバム同様
特に個性は無いんだが、今となってはこういうサウンド自体が
レア
なので改めて聴くと普通に楽しめて良いな(笑)。




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満足度 83% お気に入り曲 Let Go  Give Me A Reason
Nowhere To Run, No Place To Hide







"Say Hello to Tragedy"




ドイツ出身のメタルコアバンドによる7thアルバム。


MAROON、HEAVEN SHALL BURN等と共にドイツのニュースクール、
メタルコアシーンを代表するバンドで、CALIBANもそうだが
これら3つのバンドの大きな特徴はやはりアメリカの
メタルコアバンドと比べて特にメタル、メロデス色が
濃い
事が挙げられよう・・・!ギターソロこそ極めて
少なくエモ、ニューメタルの流れを汲んだクリーンVo、
モッシュを誘発する極悪ビートダウンこそキッチリ
存在しているがその音のストロングさ、北欧メロデスの
流れを継承した慟哭の叙情リフ、疾走感等メタラーも
遜色無く楽しめる要素満載である!

1曲目は絶叫、トレモロリフで始まり疾走、ストロングかつ
メロデス直系のメタルコアを聴かせてくれリズム落ち
バックでシンセが鳴り響きクリーンVoがドラマティックな
叙情性
を感じさせてくれる!邪悪でへヴィなリフが聴け
サビでは叙情的なリフも顔を出すぞ。3曲目はやはり
いかにもメロデスなリフが聴けクリーンVoはいかにも
ニューメタル直系の声質
なれどただタルいのみならず
メロウさ、メランコリックさが強く出ているな。
4曲目はこれまた邪悪に疾走しデスヴォイスも絶叫、吐き捨て
アグレッシヴに聴かせサビはやはりお約束のクリーンVo
顔を出す王道メタルコアとなるぞ!5曲目はいきなりクリーンVoで
幕を開け他の曲以上に叙情性が押し出されたパワーバラード
思わせておいてやはりアグレッシヴに疾走するメロデスタイプの
リフが聴け、後半で再びメロウさが顔を出しビートダウンになだれ込み
幕を降ろすアップテンポチューンだ。6曲目はいきなりアグレッシヴな
トレモロ慟哭リフ
で疾走しノリの良いパートからビートダウン、
途中唐突にリリカルさを演出、さらにホーン系の音色が
シンフォニックさを醸し出し壮大になるぞ!7曲目はこれまた
メタルコア色濃いリフで疾走しデス声、クリーンVoが共に登場し
ビートダウンに突入するもバックで微かに妖しいメロディーが聴ける
アレンジが親切だな(?)。そしてこれまたメロデスリフで疾走する8曲目は何と
本作初の試みとなるピロピロしたギターソロが登場!タッピング
駆使しておりここまで器用に弾けるなら他の曲でもどんどん
ソロを入れてほしい
のだがそれはメタラーの考え方なんだろうなぁ・・・!
ラストはリズム落ちで終了するぞ!9曲目も疾走するメロデス系の
王道メタルコアチューンで壮大でスペイシーなクリーンVo
顔を出し途中打ち込みのデジタルリズムも登場する。10曲目は
シンセ、クリーンギターで怪しく始まり本作としては珍しい
スローな曲でクリーンVoとデスVoが共に歌いパワーバラード風味を
醸し出すがやはり極悪ビートダウンもありラストはピアノで
メランコリックに締める。
11曲目もスローな出だしで壮大さを
演出するがすぐに爆走デスラッシュ的な雰囲気を放つも
一瞬で終わりやはり全体的にはスローでへヴィだな。
ラストはなぜかノリのよいアップテンポなリフで終了する。そして12曲目は
疾走チューンでリフこそメロデスだがリズムはどこかハードコア
近いものがあるな。絶叫ヴォーカルも実に熱くラストのビートダウンでは
弱弱しいがガテラル風味の唸り声も登場する!


北欧メロデス直系の叙情リフ、吐き捨て、咆哮タイプの
デスVo
にサビで顔を出すクリーンVo、唐突なリズム落ち
奇をてらわないメタルコアの王道を行く音作りが施されており
特に強烈な個性があるというわけでは無いがどの曲も
クオリティーは高くこの手のメタルコアが好きなら文句なく
楽しめよう!
音質は若干軽いがまぁ個人的には気にならない
レベルだな。クリーンVoは加工されておりまるでPerfumeみたいだ(爆)。
HEAVEN SHALL BURNと比べて2ビートではないが疾走している曲が
大半
でハードコア者は嬉しく、メタル者は意味不明な(爆)
ビートダウンも多用されるがそこのバックでシンセやギターが
微かにメロディーを聴かせているのもモッシュに興味の無い
聴き手に優しい親切設計
だと言えよう!(笑)捨て曲は無く
どの曲も楽しめる極めて質の高いメタルコアである!




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満足度 86% お気に入り曲 24 Years、Walk Like Dead、
No One Is Safe、Denegation Of Humanity、Coma







"I Am Nemesis"




ドイツ出身のメタルコアバンドによる8thアルバム。


これまで特に個性は無いんだがそれでも質の高い、メロデス要素を強く内包した
ストロングかつ叙情的なメタルコア
をプレイし、メタラーでも楽しめるサウンドを
展開してきたドイツ産のバンドだが、本作では時代の波に抗えなかったのか
ついに方向性が変化しており、メロデス要素が減退しイマドキっぽいグルーヴ、
チャラさを重視したサウンド
になっちまっており、ぶっちゃけ売れ線に
セルアウトしてしまった問題作
である!

1曲目は疾走こそすれどメロデス要素は無く、ヘヴィグルーヴ主体な感じで
2曲目もやさぐれた感じのグルーヴィーさを演出、サビはかなり退廃的
シンフォニックなストリングスシンセも聴けるぞ。3曲目も退廃的なミドル、スロー曲だが
一応はメロデスっぽいギターも一部で顔を出し、サビはクリーンVoになるのう・・・!
4曲目も少しはメロデスっぽい感じで疾走!中盤はエモ寄りな感じだな。5曲目は意外にも
メランコリックゴシック風の憂いを放っており、6曲目はいかにも今風な
スローテンポ、ヘヴィグルーヴ、チャラいクリーンVoのサビ
で構成された
イマドキ系メタルコア、ポストハードコアである。7曲目はヘヴィな無骨さ、
ストロングさ
を持ったワイルドでグルーヴィーな曲で、8曲目は本作としては
珍しい疾走チューンだが、メロデス要素はやはり無くクリーンVoも顔を出すぞ。
9曲目もまたグルーヴ重視の今風なスロー曲で、10曲目もまたそんな感じのスローテンポだが
少しエキゾチックな壮大さもあるか!?11曲目は穏やかさが見られつつ
Voはシャウトオンリー激情ハードコア的な面もあるスロー曲だ。


俺等日本人メタラーが愛する北欧叙情メロデス要素が見事に消滅し、
本作で聴けるのは近代的なメタルコア、ポストハードコア然とした
ヘヴィグルーヴ重視のモダンな音作りで思い切り賛否分かれるだろうな・・・!
まぁそれでもその他大勢のバンドチャラチャラした感じでは無く、
旧来見せていたストロングな無骨さ、硬派さはちゃんと残っており、
単にメロデス要素が無くなっただけとも言えなくは無いか!?




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満足度 77% お気に入り曲 The Bogeyman  No Tomorrow







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