BORKNAGAR







"Universal"




ノルウェー出身のプログレフォークブラックメタルバンドの7thアルバム。


キャリアの長いバンドでアコースティックアルバムやらべスト盤やらも
リリースしており、本作は彼らの7作目に当たるアルバムのようだ。
音楽的にはシンフォニック系のブラックメタルを基本形とし、そこに
フォーク、民謡的なテイストを盛り込んでおりヴォーカルは絶叫のみならず
吐き捨てるような咆哮気味のデスVoに加えクリーンVoのコーラスも大胆に
取り入れておりそこら辺もまた民謡系のテイストを感じさせる部分なのだろう・・・。
どちらかといったらメタルコア系統を思わせるクリーンVoだがメロディーは
ああいったエモ要素は無くフォーク、民謡ライクなフレージングである。
ギターもこの手のメタルによくあるトレモロリフのみならずリードプレイ
披露しており、さらに部分部分でベースが目立つ箇所もありさらには
ハモンドなんかを大胆に取り入れたパートも存在しプログレ的な
素養も感じさせてくれるぞ!


1曲目はまさしく王道を行く曲重視のシンフォブラにちょいと民謡、そして
プログレ的なハモンドを塗した疾走チューンで、2曲目はスローテンポ
哀愁を放ち笛の音色やアコギというかマンドリンのようなトレモロも登場、
そういったパートはまさしくフォークメタルじゃのう・・・!ブルージーさすら
感じさせる泣きのギターソロが70年代っぽく面白いな。3曲目はクリーンギターに
始まりヴァイオリンや笛のような音色が聴ける叙情的な楽曲で疾走はせず
スローテンポで展開しヴォーカルはクリーンなコーラス主体でハモンドも
オールド感を演出するブラックメタルとはとても言えない曲だ・・・!4曲目は
ヴァイオリン笛の音色で始まりバンドサウンドも登場し
最初はクリーンVoが聴けるスローパートだがやがて疾走、そしてまた
スローに戻ったりして一応ブラストも登場しブラックメタルっぽさはあるが
クリーンなコーラスも多くやはりメロディー重視じゃのう!
そして中盤笛とヴァイオリン、コミカルなワウを効かせたギター、
ポンポンいうベースによるどこかプログレ的なパートも顔を出すぞ。
5曲目は対位法で重なる叙情的なギターで始まりバンドサウンド、シンセが
民謡的な雰囲気を出した後にブラストで爆走!メロディーは実に
フォーキッシュでハモンドが重なる部分も俺のツボだ(笑)。スローになる
パートもギターリフが良く笛、クリーンコーラスが民謡要素満点である!
クリーンギターによる静寂パートも顔を出しこの辺は叙情派プログレ
系譜を継いでいるのだろうか!?6曲目はどこか和の雰囲気をも感じさせる
クサさを持ったピアノに始まりメロディーをハモンドが引き継ぎバンドサウンドも
登場、コーラスが民謡クサさと共に大仰さをも演出、その後はかなり昔の
プログレに近い展開
となりハモンドや複雑なバンドアレンジが実に劇的である!
7曲目もフォーク要素のあるプログレ的な曲調で淡々と進んでいくが
途中からブラストで爆走しちゃんとしたブラックメタルと化すぞ!コーラスは
クワイア系となりシンフォニックさも感じさせるのう・・・!
8曲目はスペイシーなシンセと共にクリーンギターが哀愁を出しシンフォニックで
壮大
ながらも淡々としたバンドサウンドが登場、クワイア寄りの
コーラスと共に盛り上がる重厚なスローチューンである!


シンフォニックブラックにフォーキッシュなメロディー、クリーンVoによる
エモ/メタルコアライクなコーラス、
プログレというか昔のハードロックに
通じるハモンド
等を大胆に導入しており完全に音楽性、曲のクオリティー重視
姿勢を見せる実力派バンドである!ブラックメタルではあるがブラストやトレモロで
暴虐に爆走
する感じではなく優等生的な聴き易さがありブラックメタルのコアさ
愛するリスナーの反応は判らんが少なくとも音楽性重視のメタラーなら気に入る
確率が高いであろう!アグレッションは少なく非ブラックメタルなスロー曲
目立っておりその辺で評価は分かれそうだが総じて出来の良い1枚じゃ!




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満足度 85% お気に入り曲 Havoc、For a Thousand Years To Come、
Abrasion Tide、Fleshflower、Worldwide







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