BLIND GUARDIAN







"Night at the Opera"




ドイツ出身のファンタジック/シンフォニックメロパワバンドの7thアルバム。


初期の頃は徹頭徹尾爆走する勇壮なジャーマンメタル路線を貫いていたが
やがてQUEENの影響下にある分厚いクワイア系シンガロング、コーラス
派手に取り入れるようになり唯一無二の個性を発揮、RHAPSODY登場以前
それっぽい事をやったシンフォニックメタルとして高く評価されてきたが
その後段々とプログレ的な大作志向になり始め判りやすさ、即効性
薄れ始めてきた・・・!そしてそんな方向性の極みと呼べるのが曲間に
SE的なトラックを配置しダレを産んでしまった前作、そして大仰な
クワイアアレンジがピークを迎えた本作
である!

HELLOWEEN、GAMMA RAYらと並んで彼等に多大な影響を与えた偉大なる
先人バンドQUEENのあの名盤同じタイトルを冠した本作、その方向性はというと
まさにアルバム名通りというか何というか、とにかくこれまで以上にクワイア
バンバンとブチ込まれておりもはやヴォーカルパートの9割近くがクワイアによって
構成されているほど!
個人的にはクワイア多用の路線は悪くないと思うしそれ以前に
俺はQUEENがロック聴くようになったルーツだけあってクワイアフェチな部分があり
そういう意味では本作の方向性は歓迎すべきスタイルだろう・・・だがそういった
個人的なツボの部分を差し引いて1曲1曲が長く冗長な大作主義に陥ってしまっており、
長い曲も俺は好きだが構成力の甘さでダレを産んでしまっているような大作は
当然ながら望まぬ方向性だ!2曲目は彼等の楽曲の中でも頭一つ抜きん出た超キラーだが
そのあとが続かん!(爆)クワイア、オーケストラ入れて大作にすれば
いいってもんじゃないんだよなぁメタルというのは・・・!まぁその中でも9曲目はパワフルな
ジャーマンメタルの疾走感
を保っており良かったが・・・。


クワイア、オーケストラの多用はシンフォニックメタラーとしては嬉しいスタイルだが
やはり曲の良さが伴っていなければただのゴテゴテした飾りに過ぎないんだよなぁ・・・!
ジオングに足があったらガンダムに勝てたかというとそうでもないだろうし(爆)、
3コードのシンプルなロックでもいいものはいいという反面派手なアレンジを
施してもアカンものはアカン
という好例(!?)かも知れんのう・・・!




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満足度 76% お気に入り曲 Battlefield、Punishment Divine







"A Twist in the Myth"




ドイツ出身のファンタジック/シンフォニックメロパワバンドの8thアルバム。


RHAPSODYよりも大分早い段階でメロパワにオーケストレーション、クワイア
取り入れファンタジックな題材を扱ったドイツ産シンフォニックメロパワバンドの
8作目のアルバムである!過去最高レベルにクワイアを取り込みヴォーカルの
ほぼ全パートがクワイア
という、THERIONばりのスタイルとなっていた前作の
反動なのかどうかは知らんが今回はトレードマークだったQUEEN直系
オーバーダブされたクワイア、大仰なシンフォニックアレンジが織り成す
ファンタジックなエピックパワーメタル路線を意図的に抑え正統派メタル的な
スタイル
に接近しておりリリース当時は賛否分かれていたな・・・!
だが今こうして改めて聴いてみると確かに正統派に接近した感はあり
クワイアやオーケストレーションは減退しているもフレージング等は
従来のBLIND GUARDIANらしいファンタジックなエピックメタル要素がキチンと
残されており急激に音楽性が変わったと言うわけではないのう・・・。先行シングル曲が
これまでと気色の異なるスタイルの曲だったためその先入観が強かったが
アルバム全体を通してみると1曲1曲がコンパクトになったものの根底にある
ファンタジー要素は特に変わってはおらん!3曲目なんかいかにも彼等らしい
雰囲気を持ったバグパイプ使用の民謡ライクなアップテンポチューンで
7曲目も勇壮なギターフレーズクラシカルかつエピックな雰囲気を醸し出す
従来のブラガらしい曲でサビのコーラスも分厚く嬉しくなるのう・・・!
ミドルテンポ主体の本作としては部分的に疾走するパートもありそれもまた
従来の彼等を求めるリスナーには嬉しい部分じゃろう!9曲目はアコギに
ヴァイオリンが聴ける民謡色濃いバラードでコーラスも神聖さがありこういう曲を
やらせるとやはり上手いな・・・!10曲目は緊迫感ある出だし
期待を煽り何とピコピコ系の電子音シンセが使われたミドル〜アップテンポ曲で
従来のファンからすると道を踏み外した感もあるがギターソロ等フレーズ的には
ちゃんと民謡的なメロディーラインがあり拒否反応はそれほど出ないだろう・・・。


ファンタジックメタル要素はしかと残されておるがクワイア、オーケストラは
抑えられバンドサウンドが主体になったのは賛否あれどクドすぎた前作
比べるとメタルとしての普遍性があり良いが、疾走メロパワチューンも同時に
無くなり
ミドルテンポ主体で良くも悪くも落ち着いてしまった感があるなぁ・・・!
オーケストラを減らしバンドサウンド主体にするならばせめてもうちょい疾走曲を
増やしてもらいたかった
なぁ・・・!彼等ももうバリバリのベテランだし
年相応に落ち着いてしまうのも判らんではないがまだ老け込むには早かろう!




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満足度 75% お気に入り曲 Turn The Page、Straight Through The Mirror、
Skalds And Shadows







"At the Edge of Time"




ドイツ出身のファンタジック/シンフォニックメロパワバンドの9thアルバム。


1曲1曲をとことん練り込むためかアルバムのリリースペースが遅いバンドで
スタジオ作は本作で9作目となっているが活動暦は20年を超える大ベテランである!
何やら詳しい事はよう判らんがゲームにも出演したとかどうとか言われており俺は当然サッパリで
コレ読んでるモニターの前のそこのアナタのほうが詳しかろう(笑)。

前々作でクワイアが極みに達し続く前作は幾分バンドサウンド主体に
なった
印象があるが、気になる本作はというと遂にというかようやくと言うか、
バンドがかねてからやりたがっていたオーケストラとの競演と言う
スタイルを見せており1曲目からいきなりの生オーケストラが壮麗な
クラシカルフレイバー
を放ちパワフルなバンドサウンドも切り込み
オーケストラとメタルの融合を成し遂げた大作となっている!まぁ基本は
スローで壮大だがまったりとした流れで中盤からテンポが上がりちょいダレる
緊迫感あるドラマティックな展開が堪能できよう!2曲目はアグレッシヴさのある
アップテンポチューンで往年のBLIND GUARDIANらしい雰囲気が感じられ
オーケストラは無く正統派寄りのパワーメタルに仕上がっているな。
ギターソロはエキゾチックなフレーズを弾いておるのう・・・!3曲目は
ピアノ、ドラム、泣きのギターが聴けオーケストラ、クワイアが盛り上がる
パワーバラード風のスロー曲。中盤でテンポ、ノリが変わり雰囲気も変化する辺りは
プログレ的な手法か!?4曲目はドラマティックなハモリリフ、分厚いコーラスで
幕を開けるアップテンポチューン。昔の彼等だったら普通に爆走メロパワに
していた
だろうがここではツーバスこそ連打すれど決してスネア裏打ちの2ビート
なる事は無くせいぜいアップテンポ止まりなのが惜しいなぁ・・・!5曲目は
アコギ、フルートが民謡的な風情を演出するBLIND GUARDIANお得意のスタイルだ!
そのまま繋がる6曲目は徐々に緊迫感あるバンドサウンドが顔を出し分厚いクワイア
聴けつつもまったりとしたスローテンポのプログレ要素が強い微妙な曲(爆)。
7曲目はドラマティックなツインリードが叙情的かつエピックな雰囲気を放つも
やはり疾走する事は無くスローテンポで力強く展開しエキゾチックなメロディー
登場する!途中のギターはいかにもQUEENなオーバーダブで良いな。
8曲目はリリカルなピアノが聴ける叙情的なバラードでストリングスも登場し
ファンタジックな盛り上がりを見せるぞ!9曲目はパワフルなリフ
幕を開け従来の彼等らしいいかにもジャーマンな質感を持った待ってましたの疾走曲
やはりこういうスタイルが一番好みじゃのう・・・!分厚いコーラスもキャッチーだ!
10曲目は中東風のヴァイオリン、パーカッション映画のサントラ
如き雰囲気を放ちバンドサウンド、クワイアも大仰に盛り上がりエキゾチックな
フィルムスコアメタル
が炸裂する!ホーンもいかにもそれっぽくギターも
そんなフレーズを弾き基本はスローだが劇的に展開していく大作だ!


全曲オーケストラと融合しているわけではなく前作のようにバンドサウンド主体
楽曲も目立っており往年のパワフルさも戻ってきている感があるもやはり
爆走しまくりのメロパワ、メロスピチューンは無くそこが落ち着いた部分だろうか・・・!?
プログレッシヴな大作スタイルも相変わらずでダレを産む
要因
になりせめてもうちょいメロディーが良ければなぁ・・・!
折角なら全曲でオーケストラとコラボしてもらいたかったのう!




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満足度 75% お気に入り曲 Tanelorn (Into The Void)、Ride Into Obsession、
A Voice In The Dark、Wheel Of Time







"Beyond The Red Mirror"




ドイツ出身のファンタジック/シンフォニックメロパワバンドによる10thアルバム。


BLIND GUARDIANの最高傑作と言えば言わずもがな初期作で、俺もまだこれ書いてる時点では
レビューしてないが1stから4thおよびライヴアルバム“Tokyo Tales”が最高だと思っておる!
それ以降もキラーチューンはあるが、どうにもプログレメタル的な冗長さが目立つようになり
判り易く熱くなれる王道のジャーマン疾走チューンが減退した印象があり、ここ最近のアルバムも
そんな傾向が見られシンフォニックさは残っているがどうにも盛り上がれないもどかしさがある・・・!
そして本作はそんな彼等の通産10作目で、通常盤は1枚だがデラックスエディションは2枚組で、
だからと言ってボリューム満点というわけでは無くボーナストラックが少し追加されているという、
よう判らん仕様となっておる!

1曲目は早速の9分ある大作で、クワイアがファンタジックな重厚さを演出、さらにデジタル音に続き
ハンズィの力強いヴォーカル、バンドサウンドが登場するも疾走感は無く、スローテンポで無骨に展開し
サビは一転して明るいムードを放ち分厚いコーラスも聴けるぞ。ギターソロはやはり構築美があり
ツインリードの絡みが良いのう・・・!
2曲目はジャーマンらしい力強さを感じさせるギターリフ、
リズム
が聴けコーラスも分厚いがやはり爆走はせず、細かいリードギターも目立っておりサビの
コーラス
爽やかな印象を見せているな。3曲目も力強さはあるがやはりミドルテンポで、ファンタジックな
空気
を見せつつもギター等の細かいアンサンブルプログレメタル風だろうか!?
4曲目は淡々とした怪しいムードを醸し出しミステリアスさを演出、クラシカルな空気を持った
ファンタジックさ
があり生のオーケストラも盛り上がり、オペラティックなシンフォニックさ
感じさせてくれるのう・・・!5曲目は疾走感を感じさせるパワーメタル寄りの楽曲だが、全体的に
正統派HM/HRに近くストロングな無骨さが目立ちつつQUEEN的なコーラスも聴けるぞ。
6曲目はDX盤ボーナスで、生のストリングス優雅さを醸し出しつつ細かいギターが目立った
壮麗で落ち着いたクラシカルな楽曲である。

2枚目の1曲目は早速の力強いバンドサウンドが聴けるアップテンポ曲。ジャーマンらしいリフで
正統派然としたムード
を醸し出し疾走感もあり、サビのコーラスも分厚く本作の中では最も
BLIND GUARDIANらしい楽曲じゃのう・・・!2曲目は壮麗かつ大仰な生のオーケストラに細かいギターが乗り、
その後はやけに淡々とした落ち着いた展開となるも、随所でシンフォニックな盛り上がりが見られ
優雅なドラマティックさもしかとあるぞ!3曲目も落ち着きを見せつつクラシカルな格調高さを感じさせるが、
途中で急に雰囲気が変わりギターが勢いを見せ始め、疾走感もありハンズィも実に荒々しい歌い回しを披露しておる!
4曲目はピアノ、ストリングスヴォーカル、QUEEN的コーラスが聴けるバラード。この曲もクラシック的な
優雅さ
が感じられるのう・・・。5曲目は9分超えの大作で、大仰なギター、ストリングスが聴けどこかエキゾチックな
盛り上がり
を放つファンタジックさ満点のシンフォニックな楽曲となるぞ!大作だけに曲展開も劇的で、
力強いバンドサウンドとオーケストラ
ドラマティックな盛り上がりを放っておりベテランらしい
力量
を感じさせてくれるわい!6曲目はDX盤ボーナスで、怪しげなムードを醸し出しダークな印象もあるが、
アップテンポになりコーラスはやはり分厚いな。7、8曲目は日本盤ボーナストラックの
ライヴ音源
となっている。


音楽的にはやはりここ最近の流れを汲んだ、初期のような判り易く爆走しサビでは有無を言わせず
共に歌えるBLIND GUARDIAN
では無く、ファンタジックでシンフォニックではあるが妙に
落ち着いてしまっている
印象があり、荒削りな強引さがありつつも勢いで爆走し熱くなれる
初期作
を求めているのであればやはり本作もピンと来ない1枚だろう・・・!だがそれでも洗練度は凄まじく、
生のオーケストラ
を大々的に導入した大仰さは過去作とはまた違った良さがあるぞ!ギターソロが従来通り
完璧に作曲された構築美を感じさせるのも嬉しいな・・・!アルバム後半(2枚目)に良曲が多く収録されており
過去の面影を求めず大人のシンフォニックメタルを求めるのであれば本作も楽しめよう!




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満足度 80% お気に入り曲 Twilight Of The Gods  At The Edge Of Time  The Holy Grail
The Throne  Sacred Mind  Grand Parade







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