Aqua Timez







"ダレカの地上絵"




日本のミクスチャーエモバンドの2ndアルバム。


ミクスチャーとエモコアのエッセンスを融合したバンドで
エモ特有の叙情性にへヴィさは無いがプログレライクなシンセを多用、
生のストリングスも登場しドラマティックさを演出するバンドサウンド、
そしてヴォーカルはミクスチャー的なラップスタイルを持っており
なかなかに個性的な音楽性を持っているな。メロディーは
日本人らしいキャッチーさがあり悪くないぞ!

1曲目からメランコリックなアコギとクリーンギターで幕を開け
ストリングスも登場しドラマティックな幕開けとなる!そして
キラキラしたシンセ、バンドサウンドが聴けるもヴォーカルは
ラップでこの辺がミクスチャーなのだろうか!?
パーカッションもバックで鳴っている。ヴォーカルの性質は
クセの強いエモというかV系っぽい雰囲気がありどこか爬虫類っぽいな。
2曲目はピアノで始まりさらにエモ的な湿り気、叙情性を放つぞ!
3曲目もエモいバラードでメロディーはなかなか良いな。4曲目も
バラードでストリングスのフレーズがメロウである!泣きのギターソロ
登場しピアノ、ストリングスが実にメランコリックじゃのう・・・!
6曲目はようやくミクスチャーらしいモダン系のリフが登場し加工ヴォーカル、
ピコピコした電子音シンセも聴けるが滅茶苦茶メタリックでラウドという
わけではなくやはりライトさが出ているな。インストに続く8曲目は
ピアノフルートが実に美しくもの悲しい旋律を奏でアコギのストローク、
打ち込みリズムがバックを支えるメロウな曲。バラードというよりは
穏やかな雰囲気だが癖のある声でスキャット風に歌うヴォーカルは
正直微妙だな・・・!途中からハードめのリフも登場しシンセも
プログレ的なフレーズ、音色を見せるぞ!9曲目はキャッチーな
アップテンポチューンで途中フラメンコ的なアコギが登場する!
10曲目もモダン寄りのリフトランス系の音色を持つシンセ
登場しアップテンポになるも曲調は明るい雰囲気だ。


全体的にはメロディー重視でエモらしい叙情性、湿り気と
日本のバンドらしいキャッチーさを兼ね備えているが部分的に
顔を出すミクスチャー、ラップ要素と下手ではないがナヨナヨ
している上に鼻にかかったかなり癖の強い爬虫類ヴォーカル
好みが分かれそうだな・・・!またバラードが多くどうにも売れ線
セルアウトバンド
っぽい雰囲気を醸し出していると言えなくも無いのだが
ストリングスを多用しYOSHIKIのような空気があるかも知れん!?
というかピアノやストリングスの使い方とかけっこうYOSHIKI、Xの影響
受けてたりしてな・・・(笑)。ミクスチャーとはいえ基本的に音はライトでモダンへヴィネスの
要素は無い
が曲によってはそれに近いリフやハードロック寄り
ギターが登場するもやはり本格的なへヴィさは無いな。メロディーは
良いので癖のあるヴォーカル、ミクスチャー系のラップが苦手じゃない
メロディー派、エモキッズは聴いてみる価値はあるだろう!



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満足度 78% お気に入り曲 世界で一番小さな海よ、
小さな掌、秋の下で、ALONES







"うたい去りし花"




日本のミクスチャーエモバンドの3rdアルバム。


日本のドラマやらアニメやらに楽曲を提供しまくりメタラー、
パンクスが眉間に皺を寄せるセルアウト気味の活動が目に付くも
面白み皆無のクソポップス共とは違いエモ的な叙情性を持った
ミクスチャーロックと言う事でゴリゴリしたへヴィさは無い
キャッチーなメロディーは多く日本人受けする
要素が濃い国産叙情ミクスチャーエモバンドの3作目のアルバムである!
前作はたまたま聴いて爬虫類臭いヴォーカルの癖の強さが気に
なりつつも意外とクサさを持った曲がありけっこう気に入ったのだが
今回は最近の活動内容からも推察できるようにどうやらかなり
売れ線ポップスに走ってしまった感が強く曲によっては
デジタル要素も顔を出しまぁそれはいいのだが
前作にあったエモ的な哀愁、叙情性が薄れ明るく差しさわりの無い、
一山いくらでそこらに転がっているどうでもいいようなポップス
スタイル
に接近してしまっており捨て曲も多くかなり微妙に
なってしまったと言えるだろう・・・!非常に残念である!

3曲目なんかストリングスもバックで登場し壮大なシンフォ
アレンジが施された曲もあるが8曲目はラップがウザい
完全なヒップホップ系の曲
で聴いててムカつくのう(爆)。
10曲目はサビでメロスピライクな疾走感を見せるぞ!
13曲目はストリングスが聴ける叙情的なバラードだが
どちらかと言えば毒にも薬にもならない煮え切らないポップス色が
濃く狂おしいほどの哀愁、悲しさが無いのが残念だ・・・。
やはりこの辺が売れ線ポップスの限界か!?それとベースが
やけに目立っている
な。14曲目はこれまたバラードでストリングスが
壮大さを演出しているが短くメロディーもあまり面白くない。


叙情性が減りポップな売れ線セルアウト要素がかなり濃く硬派な
メタラーやパンクスには受け入れられない可能性が強いと言えよう!
湿り気を帯びた曲よりも明るめの曲が増えやはりダメに
なっちまった
感は否めないな・・・!媚び売っているかのような
軟弱ポップチューンヒップホップの影響をもろに受けた
ムカつくラップが出てくる曲も目立ち捨て曲もあり
硬派リスナーにはオススメできんわい!




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満足度 70% お気に入り曲 別れの詩、この星に







"カルペ・ディエム"




日本のミクスチャーエモバンドの4thアルバム。


上記でレビューした2ndアルバム“ダレカの地上絵”の頃はちょいラップ、ポエトリーリーディング風の
ヴォーカルに癖があり好みは分かれる
だろうが楽曲面では叙情性を内包したエモに近いメロウな
ミクスチャー系
ストリングスやシンセ、オルガンも多用され曲によってはProcol Harumのような
叙情ムード
を醸し出しており結構気に入っていた・・・!だが続く3rd“うたい去りし花”では
かなりポップさが前面に押し出されてしまい電子音やらエセヒップホップ要素も導入し
正直ガッカリな出来栄えになっちまった!そんなわけで4作目の本作は特に気に留めては
いなかった
のだがタレコミで良くなったとの情報を頂き手を付けてみたと言うわけだ(爆)。

1曲目はアトモスフェリックなシンセが聴けるイントロからストリングス、バンドサウンド
盛り上がりを見せエモくもシンフォニックなムードを放つ哀愁アップテンポチューン
メロウかつキャッチーなメロディー、ピアノストリングスによるアレンジがクサメタラーの
琴線に触れる良質さ
を見せているぞ!ヴォーカルは相変わらず癖が強くナヨナヨさもあり
楽曲の壮大さに追いついていない感
が漂うも一発目からかなりのキラーチューンである!
2曲目はオルガン系のシンセ、それなりにハードなギター唸るベースが聴け
シンセ入りのミクスチャー的ムードを出しつつもヴォーカルはキャッチー
アップテンポ曲。サビはあざとさも感じさせるがまぁ悪くは無いな。3曲目はピアノ、キャッチーな
ヴォーカルで幕を開けポップで明るくもピアノが微かな憂いを醸し出すライトな曲。
ヴォーカルはかなりあざといタマ無しな軟弱さがあって非常に軽薄じゃのう・・・!(爆)
4曲目はこれまたストリングスが壮麗さを見せピアノも登場、穏やかかつ壮大な曲調だが
ベースは唸っておりギターも一部で多少はハードなカッティングを披露、売れ線とも言えるが
サビはキャッチーで良いな。珍しくギターソロも顔を出し意外とハードロック寄りの
プレイ
を披露しており70年代HRバンドの平均的なスキルはあるだろうか!?5曲目は
穏やかなクリーンギター、ストリングスが聴け途中からバンドサウンド、ピアノも挿入され
盛り上がりを見せるバラード系の曲。6曲目は時計の音にオルゴールのような
音色
が聴ける短い繋ぎで7曲目は勢いあるギター、ドラムで何とパンキッシュに疾走!
彼らとしては非常に珍しい出だし
だがピアノも聴けすぐにテンポダウンし穏やかに
なってしまう落差の激しい曲
だな。サビでは再び爆走するもやはりピアノがエモさ
見せておりヴォーカルもキャッチーでハードコアになり切れない部分がありそこが個性か!?
疾走パートのままギターソロも顔を出すぞ!8曲目はアコギのストロークに
生のヴァイオリン
が乗りベース、ドラム、ピアノも登場し淡々とした曲調になるのう・・・。
サビはやはり売れ線J-POPムード満点だがその分キャッチーだな。
9曲目は明るくも疾走感あるイントロでギターも遅めのピロピロを披露しポップパンク的な
ムード
を醸し出す曲。ピコピコしたシンセもバックで顔を出しデジタル要素も強く
ベースも途中でスラップを聴かせてくれるのう・・・!10曲目はそれなりにハード
バンドサウンドにハモンド、デジタルシンセがどこか垢抜けないノリの良さを見せる曲で
ギターフレーズがサーフミュージック風ダサさがあるな(爆)。後半では
ワウを効かせたギターソロも聴けるぞ。11曲目はやかましさの中に
穏やかさのあるギター
で始まり電子音がバックで目立ちつつハモンドやクリーンギターが
メロウさを出すパート
も挟まれるキャッチーさの強いあざといポップ曲。
12曲目は穏やかなバンドサウンド、シンセが聴ける淡々としたミドル曲。
ブリッジ以降はストリングスも顔を出すぞ。13曲目はこれまた穏やかさの強い淡々とした
クリーンギター、ピアノ、デジタルリズム、ストリングス
が聴けるバラードだ。


良く言えばキャッチー、悪く言えば売れ線なムード漂うヴォーカルメロディーが
聴けつつもアレンジ面はかなりしっかりしておりミクスチャーという出自を感じさせる
それなりにハードさのあるバンドサウンドピアノ、オルガン等と言った
シンセ、ストリングス
がビシッと脇を固めており日本の非HM/HR系メジャーバンド特有の
曇った輪郭の薄いサウンドプロダクション
もこの手のエモバンドには湿り気を出す
効果を見せており
マッチしていると言えよう・・・!あざとすぎる軽薄なヴォーカル
賛否分かれるだろうがシンフォニックで壮大なアレンジは文句無しだ!まぁアルバム中盤以降は
デジタルサウンドも使われた明るいポップさの強い曲が増えてしまうんだがそれでも
クリーンギターオンリースカスカな事この上無い軟弱軽薄オカマ文系オルタナ共
爪の垢を煎じて飲ませてやりたい完成度の高いアレンジである!




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満足度 75% お気に入り曲 百年の樹  最後まで  真夜中のオーケストラ







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