AUTUMN CHORUS







"The Village To The Vale"




イギリス出身のシンフォニックプログレッシヴロックバンドによる1stアルバム。


ヴォーカルに加えギター、トランペット、オルガンをプレイするマルチプレイヤー、ロビー・ウィルソン
中心に2007年に結成された、プログレの本場イギリスから登場した4ピースバンドである!
音楽的にはバンドサウンドに加え管楽器やヴァイオリン、オルガン等を導入したシンフォニックな
プログレが基本
なんだが、それだけに留まらずSIGUR ROSにも影響を受けているらしくバンドサウンドは
ポストロックからの影響
もありプログレと相性の良い幻想的な叙情性を見せ付けておる!

1曲目はオルゴールの音色メルヘンチックな叙情性を演出、続いてオルガンヴァイオリン、
バンドサウンド
が顔を出すも、音作りはプログレと言うよりもポストロック的な浮遊感があるな・・・!
ヴォーカルもウィスパー寄りのソフトな歌唱である。コーラスは結構壮大ホーン等も聴け
シンフォニックさを見せているぞ!2曲目はシンフォプログレポストロックの美味しい所が
入り混じった
かのような幻想美を演出、ヴァイオリンも顔を出し相当に美しい叙情性を見せているぞ!
3曲目もまた穏やかかつ神秘的な幻想美を演出、女性ソプラノVoも顔を出しもはやロックでは無く
ある種のイージーリスニングに接近している印象
すらあるんだが、それでも厳かで重厚な
シリアスさ
が強く、決してBGMにはなり得ない崇高さを見せ付けているぞ!4曲目も繊細な叙情を
醸し出すヴァイオリン
に始まり穏やかなアコギ、フルートが登場、これぞ英国シンフォプログレ
言いたくなる牧歌的な美しさがありたまらんなぁ・・・!コーラスがまた相当に美麗で、後半はドラム等
バンドサウンドもかなり盛り上がりテンションの高さを見せているぞ!5曲目はこれまた牧歌的な叙情性を放つ
フルートやクリーンギター
に始まりホーン等も登場、マイルドな穏やかさの中に英国らしい、
いい意味で田舎ライクなフォーク、トラッドっぽさ
もあるか!?プログレとしては珍しく(?)
ヴォーカルメロディーも良いな。
中盤から女性Voも顔を出しピアノもまた相当に美しいぞ!
6曲目は16分程ある大作で、出だしは繊細な空気を醸し出しヴァイオリンも登場、かなりの美しさ
見せてくれるがその後はシンフォニックな盛り上がりを見せ始め、美麗さの中に壮麗な崇高さを内包しているぞ!
こういった静と動のギャップSIGUR ROS等に通じる部分だろうか!?後半のギターのトレモロ等もまた
ポストロック辺りからの影響が見られるのう・・・!7曲目は子供の声を交えつつポストロック的な
穏やかな叙情美
を演出するマイルドな楽曲である。途中からファンタジックな盛り上がりを見せるぞ!


これぞホンマモンの叙情シンフォニックプログレよ!ただ技巧に溺れるあまり冗長になり過ぎる
この手のジャンル
にあってただただ英国特有の牧歌的な叙情性を紡ぐ事のみに心血を注ぐ
各楽器の繊細さ
に加え、ただ先人の焼き直しに終始する事無くポストロック等90年代以降の
ジャンルからの影響
も貪欲に取り込み、それでいて他ジャンルの要素を見事に消化吸収し
我が物として自在に操るセンス!
本作がデビュー作とは思えぬ超実力派である!
叙情派シンフォプログレが好きなら確実に満足させてくれるであろう超掘り出し物と言えよう・・・!




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