ARCTURUS







"Arcturian"




ノルウェー出身のアヴァンギャルドブラックメタルバンドによる5thアルバム。


EMPERORULVER等のメンバーによって結成されたブラックメタル界のスーパーバンドで、
2007年に一度解散しているんだが、その後2011年に活動再開し、本作は再結成後
10年振りにリリースされた通産5作目のアルバムである!ブラックメタルの聖地である
ノルウェーから登場した大物ばかりのメンバーによるバンドではあるが、音楽的には
ブラックメタルを通り越して最早アヴァンギャルドな方向に足を踏み入れた感じで、
一応はシンフォニックな面もあるしブラックメタル的な部分もあるにはあるんだが、
それ以外の変態的な要素も強く、Voもクリーンが多くデジタルサウンドも目立っているが、
生のヴァイオリンも叙情性を演出しておるのう・・・!

1曲目はパーカッシヴなドラムに始まりデジタルサウンドが登場し嫌な予感がするも、
その後はブラックメタルらしいノイジーなギターも聴けシンフォブラ的な不穏な空気を演出、
Voは意外にもクリーンで歌い上げ、ヘタウマ感がありつつヴァイオリンも登場、
後半はブラックメタル的だな。2曲目はクリーンギター、ヴァイオリンが美麗なムードを演出し
クリーンVoも登場、どこかエキゾチックな怪しさもあるな。3曲目もシンフォブラックな
色合い
が見られ、Voはやはりクリーンだが途中からブラスト、絶叫も聴けるぞ!4曲目はスペイシーな
デジタルシンセ
安っぽいSFムードを演出、意外とシュレッド系のギターソロ
顔を出すのう・・・!5曲目は穏やかかつ怪しげな雰囲気があり、シンセ等胡散臭くも
ドラマティック
シンフォニックさもあるな。6曲目は気だるいデジタル要素が強い
スローテンポで、7曲目はストリングスが怪しさを醸し出しシンフォブラック的空気もあるか!?
8曲目はエレクトロニカサウンドチェロが聴け、東洋的な印象もある
怪しげで穏やかな曲。9曲目はシンフォブラらしい壮大さが見られつつも
やはり怪しげなスローテンポで、10曲目は幽玄さを伴いつつ
シンフォニックブラック
に接近しているが、その後怪しげな場末のキャバレー、
見世物小屋的
シアトリカル系の胡散臭さが放たれるぞ!

ちなみに限定版は2枚組で、本作収録曲のデジタルリミックスが収録されており
HM/HR者には無用の長物だが、本作のようなアヴァンギャルド系を好む層ならば
これはこれで理解出来るのであろうな・・・!


ブラックメタル要素の薄いアヴァンギャルドな作風ではあるが、ヴァイオリンや
クリーンVo
叙情性、壮麗さを演出するパートも目立っており、アヴァンギャルドで
変態
と言いつつもそこまでカオティックだったりプログレッシヴだったりするような
感じでは無く、あくまでも怪しく呪詛的なムードを楽しむためのサウンド
ある意味雰囲気モノと言えなくも無いだろうか!?ガチのブラックメタル
期待すると肩透かしだが、知的さ、スペイシーさを湛えた怪しくエキゾチックで
叙情的なサウンド
を求めるのであれば楽しめるだろう・・・!




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満足度 80% お気に入り曲 Crashland  Angst  Bane







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