ANIMA MUNDI







"Septentrion"




キューバ出身のシンフォニックプログレッシヴロックバンドによる1stの再発アルバム。


何とも珍しいキューバ出身のプログレバンドで、ギタリストキーボーディストが中心となって
96年に結成され、通常のバンド編成に加えガリシアンパイプリコーダー奏者の2人を
加えた特異な編成となっており、音楽的にはシンセが目立ったシンフォニック系のプログレだが、
中南米のラテン系らしさを感じさせる民族的なムードもあり、イタリアや北欧のバンドとは
明らかに異なるポジティヴな陽気さが感じられるだろうか!?本作は2002年にリリースされた
彼らの1stアルバムを2012年にリマスタリングして再発したものらしい・・・!

1曲目はスペイシーかつ漂うようなシンセが聴けるイントロで、続く2曲目は淡々とした
バンドサウンド
をバックに早速のガリシアンパイプが炸裂!3曲目もガリシアンパイプが
顔を出し、音作りは妙にサッパリした落ち着き、明るさがあり、この辺はやはり
中南米辺りのラテンなノリなのだろう・・・!4曲目は穏やかなアコギに南米らしい自然SE
これまたラテンらしさを醸し出す短いバラード。5曲目は笛にオルガン、ハードロック寄りの
ギターサウンド
が顔を出しつつ南米っぽさやらクラシカルさやらが入り混じるぞ。
6曲目はシンセが派手に盛り上がるシンフォニック色濃いプログレとなり、
7曲目は無機質な出だしから牧歌的なアコギ、ガリシアンパイプが顔を出す
オーガニックで穏やかなインスト。8曲目はスペイシーさを演出するシンセに
壮大なオーケストレーションも登場、さらにガリシアンパイプが盛り上がり
穏やかながら軽快なノリを見せる怪しげかつエキゾチックな曲調である!
9曲目は妙にポップでほのぼのしたシンセが聴けるんだが、癒し系と言うにはシンセの
音色がトゲトゲし過ぎで耳に突き刺さるわい!(爆)10曲目は笛の音色とピアノが叙情的な
メロウさ
を醸し出し、アコギ、Voも聴けるバラード曲。11曲目はこれまた大仰なシンセで幕を開け
シンフォプログレ系のムードを演出、12曲目はYESっぽさがありつつ、途中からムードが変わり
ギターにオルガン、シンセが自己主張するも
その後は妙に穏やかになるのう・・・!


シンフォニック系プログレという扱いだが、やはり中南米、ラテン圏のバンドだけあって
北欧やイタリア、ヨーロッパのバンドに見られるような哀愁、叙情性、荘厳さは無く、
アマゾン、ジャングル系の熱帯雨林風ムード
が強く漂っており異国情緒満点である!
まぁ個人的にはやはりヨーロピアン系のクラシカルなムードのほうが好みなんだが、
国民性がバリバリ出ているのは面白いのう・・・!バンドサウンドのプロダクションは
流石に辺境の地だけあって宜しいとは言えないが、それが逆に辺境プログレの味となっているな。







満足度 72% お気に入り曲 Peregrino Del Tiempo  El Umbral







"The Lamplighter"




キューバ出身のシンフォニックプログレッシヴロックバンドによる4thアルバム。


YES辺りの影響下にありつつも、辺境っぽさを醸し出すプログレサウンドにガリシアンパイプ、
リコーダー奏者
を加え南米ムード漂うシンフォニックプログレをプレイする、キューバ出身の
ベテランバンド
による通算4作目のアルバムである!どうやら辺境プログレバンドとしては
世界的な実力を誇る
までにのし上がったらしく、シンガーが交代しての本作は1stにあった
ラテン、南米系の熱帯ライクな陽気さが減退、ファンタジックで神秘的
シンフォニックプログレに本格的に接近しており、シアトリカルな空気すら漂わせておる!

1曲目は笛の音で穏やかに幕を開けリリカルさのあるVoも登場、
ファンタジックかつ神秘的なムードを演出、2曲目もシアトリカルな空気
醸し出すファンタジックでリリカルな演劇的要素漂う音作りになり、シンセがまた
大仰な演劇っぽさ
を放つぞ!3曲目はフルート、オルガンが牧歌的なムードを演出、
クリーンギターメロトロンも顔を出しこれまたシアトリカルさがあるな・・・!
4曲目はストリングス系の音色フルート穏やかな叙情性を放ち、
5曲目はメロトロンにクリーンギター、ベースが淡々としつつも怪しげな緊迫感を演出、
6曲目は美麗なアコギ、ハープの音色で幕を開け、これまた穏やかかつファンタジックな
メロトロン、笛、バンドサウンド
が顔を出す美に満ちたエモーショナルな曲である!
7曲目はスペイシーなシンセ淡々としたムードを醸し出し、ギターソロはブルージー
味わいを醸し出すが、中盤は雰囲気が変わりピアノがクラシカルかつシアトリカルな味わいを放ち、
大仰なシンセも登場!8曲目は確かな歌唱力で説得力漲るVoのアカペラにアコギ、笛も登場、
どこか民謡っぽさを醸し出し、淡々としたシンセ、バンドサウンド壮大さを放つぞ。
9曲目は怪しげなムードを漂わせ、コーラスは穏やかだが雰囲気は胡散臭いのう・・・!


1stと本作以外は未聴なんだが、1stで強く目立っていたラテン、南米系の暑苦しい陽気さ、
明るさ
が無くなり、本格派のシアトリカル系ファンタジックシンフォニックプログレ
方向にシフトしており、我々好みの音楽性になってくれたと言えるだろうな・・・!
シンセによる壮麗なオーケストレーション神秘性を醸し出し、新加入のVoも
エモーショナルで上手く、全体的にTHE FLOWER KINGS辺りに通じるムードも漂っておる!
どうやら近代シンフォプログレ最高峰みたいな評価をされているらしいが、それも
頷けるハイレベルさを見せ付ける1枚
だと言えよう!




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満足度 84% お気に入り曲 On Earth Beneath The Stars  The Call And Farewell Song
Light The Lantern Of Your Heart  The Return - Part I  The Return - Part II







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