ANGE







"Moyen-Age"




フランス出身の大御所プログレッシヴロックバンドによる41thアルバム。


フレンチプログレ界隈を代表する超大物バンドで、70年代から活動を続ける大ベテランであり
アルバムリリース数も半端では無く、ライヴアルバム等も含め40枚くらい出しており
本作は2012年にリリースされた通産41枚目(!?)のアルバムらしい・・・!
音楽的には初期の頃はとりあえずフランスのGENESIS等と称されており、そんな感じの
大仰で演劇的な要素
を持ったシンフォニック系のプログレをプレイ、そこに名物シンガーの
クリスチャン・デカン
による異様にオペラティックでシアトリカルな朗々とした歌唱が乗り
独自性を発揮、流石にキャリアが長い分時代毎に音楽性も変化しており、本作で聴けるのは
意外にも穏やかでマイルドな楽曲で、そこにオルガンやシンセ等壮麗な味付けを加え
大仰で濃厚なヴォーカルが盛り上がりを見せるスタイルとなっているぞ。

1曲目はハモンドアコギ等が妙に牧歌的な穏やかさを放つも、そこに凄まじく大仰で
濃厚なオペラティック歌唱
が乗り怪しさを演出、2曲目はシンセが穏やかな空気を放ち
泣きのギター
も顔を出すぞ。3曲目も淡々としているがシンセやヴォーカルが大仰な
盛り上がり
も見せてくれるのう・・・!後半はサイケデリックなギターが登場しドラムも
パーカッシヴ
だな。4曲目もまた穏やかなんだがヴォーカルがやはり相当に濃く、ピアノやシンセがまた
牧歌的な叙情性を放っておりメルヘンチックですらあるか!?5曲目はダークな怪しさを感じさせ
シンセがシンフォニックさを演出、大仰なヴォーカルも曲調にマッチしており、後半ではクワイアのような
コーラスワーク
も顔を出すぞ!6曲目はキラキラしたアコギ、ピアノヴォーカルが乗る短い小曲で、
7曲目はシンセを入れつつもオーソドックスなロック色が濃く、サビ(?)で「サムラァ〜イ、
サムラァァ〜イ!」
と濃厚に歌い上げるぞ!(爆)8曲目はシンフォ系のシンセが大仰に盛り上がり
プログレらしいテクニカルさを披露!途中怪しげなマイルドさを放ち後半また盛り上がるぞ。
9曲目はどこかブルージーと言えそうな淡々とした空気を演出、途中からまたシアトリカルな
怪しさ
を見せ始めるのう・・・!10曲目はヴォーカルがまた強烈な胡散臭さを放つも、バンドサウンド自体は
オールディーズらしい穏やかさ
があるか!?11曲目はアコギ、シンセヴォーカル神秘的な
美麗さ
を演出するバラード系の曲だが、後半は怪しげな空気を放つぞ。12曲目はシンセが主体
どこかエキゾチックな印象のある穏やかな曲調である。


ベテランバンドの近年のアルバムだからか(?)、あまりプログレらしいテクニカルな演奏、
長々と続くインタープレイとかは無く、
全体的に穏やかでマイルドな空気が漂っており
オルガンやシンセ類も多用、そこに個性的なヴォーカルが乗りある意味ヴォーカルが
一番の聴き所
だと言う、本来プログレにあるまじきスタイルを見せておる!初期作とは異なる
方向性だろうが、大仰で暑苦くも異様に上手いヴォーカルが乗るシアトリカルなサウンドを
聴きたいのであれば楽しめる
だろうな・・・!




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満足度 78% お気に入り曲 Les Mots Simples  Un Gout De Pain Perdu
A La Cour Du Roi Nombril







"Emile Jacotey Resurrection"




フランス出身の大御所プログレッシヴロックバンドによる42thアルバム。


フレンチプログレの頂点に位置する超大御所バンドで、キャリア45年、リリースした
アルバム数40以上
という時点で驚異的としか言えんが、惰性で続けているような
そこいらのベテラン
と異なり、今が全盛期という有り得ないレベルの存在である!
本作は2014年リリースの通産42作目にして、過去にリリースされたアルバム
“Emile Jacotey”のリメイク
となっており、しかもただ現代のプロダクション、技術で
録り直したのでは無く、オリジナルの楽曲にさらに30分の追加パートを加えており、
さながら“バーフバリ 王の凱旋 完全版”みたいなノリだろう(笑)。
ジャイ!マヒシュマティ!

1曲目はハードな音作りでシアトリカルな大仰さを放つVoが登場、メロウなパートや
怪しくも優雅なコーラスも顔を出し、2曲目は穏やかなアコギが聴け、シンセやVoが盛り上がり
3曲目は早速の大仰かつ怪しいVoがSYSTEM OF A DOWNAILIPH DOEPAを髣髴とさせ、
その後の妙にポップかつ胡散臭い展開もかなりAILIPH DOEPA的だろうか!?
4曲目は穏やかさを醸し出し、パーカッション類が南国っぽさを演出、後半怪しく盛り上がり
5曲目はムーグが盛り上がりつつルーズな倦怠感、怪しさが漂っており、6曲目も怪しい
マイルドさ
があるアダルトなバラード風だが、シンフォニックさも見られ7曲目は台詞に始まり
穏やかなアコギ、チェンバロが聴ける牧歌的ブリティッシュ風バラードとなるのう・・・!
8曲目はVoやハモンド等が盛り上がりを見せる軽快なプログレハードでありつつ怪しげな
シアトリカルさ
もしかとあり、9曲目はピアノ、アコギ、Voがマイルドさ、穏やかさを漂わせ、後半は
アンビエントな浮遊感が見られるな・・・!10曲目もまた穏やかな曲調で、歌謡曲ばりに盛り上がる
サビが聴き所だろうか!?11曲目は淡々としたパーカッション、語りのようなVoが登場、
アコーディオンストリングスシンセが盛り上がり、ノイジーさもあるな。
12曲目は泣きのギターが聴ける穏やかなバラード風。13曲目もシンセ、Vo主体の
マイルドな曲でエキゾチックな泣きのギターも登場、14曲目もまたマッタリした穏やかな曲だな。


プログレハード的な勢いある演奏にシアトリカルで胡散臭くも巧いVoが
強烈なインパクト
を放つ変態的プログレで、過去作リメイクなんでおそらく
70年代当時からこの変態シアトリカル路線だったのだろう・・・!70年代の
フレンチプログレという事でマニアックな存在ではあるが、のちのマイク・パットン
SYSTEM OF A DOWN等に通じると言えなくも無いサウンドなんで、プログレッシャーのみならず
90年代以降のラウド野郎も聴く価値はあるかも知れんか!?とは言えアルバム中盤以降で
大人しい曲ばかりになってしまい、思い切り失速するのが問題点だな。




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満足度 77% お気に入り曲 Bele Bele Petite Chevre  Le Nain De Stanislas
Ego & Deus







"Heureux!"




フランス出身の大御所プログレッシヴロックバンドによる43thアルバム。


フレンチプログレを代表する超大物バンドによる最新アルバムで、4年前に
リリースされた前作は75年のアルバム“Emile Jacotey”のリメイクだったが、
本作は新曲のみで構成されておる!とは言え全体的な路線としては
彼等の最大の持ち味である大仰で怪しく胡散臭いシアトリカルさが薄れており、
ただ大人しいだけの穏やかでマイルドなバラード路線が目立っており、そこで評価が
かなり分かれるだろうな・・・
と思っていたが、よくよく考えれば過去作も
大人しい曲がかなり多く、
何だかんだで平常運転だろうか!?

1曲目はアコギ、Voに始まりムーグ、ハードなバンドサウンドが登場、
2曲目も穏やかなアコギが聴け、フレンチポップスのような空気が漂っており
3曲目はムーグ、シンセ、バンドサウンドプログレらしい浮遊感を演出し、
その後は多少怪しげなハードさが見られ優雅さもあるか!?4曲目は再び穏やかな曲だが、
後半シンフォニックに盛り上がりピロピロギターも聴けるぞ。5曲目は語りに始まり
ハードで怪しく胡散臭いムードを演出、コーラスオルガンが顔を出し70年代の
サイケデリックさがありつつ穏やかさも見られる17分の大作。6曲目は優雅な中に怪しさ、
シアトリカルなクサさ
が感じられ、7曲目はマイルドな中に優雅さがあるな・・・!8曲目はパーカッションが
怪しげな穏やかさを見せ、9曲目はライトなギターのカッティング80年代風シンセが登場、
プリミティヴな印象もあるだろうか!?10曲目は9曲目の短いヴァージョンだ。


前作もアルバム中盤以降で思い切り失速し、大人しいバラード風の曲ばかりに
なってしまい激しくダレたんだが、本作は頭の1曲目から大人しく穏やかで
マイルドな作風
となっており、個人的に彼等に求める大仰で怪しく胡散臭く、
時にクサさすら感じさせる濃厚なシアトリカルさ、ドラマティックさ
どうにも薄く、こういう大人しいスタイルだと意図的なのかどうかは知らんが
Voのピッチの怪しさも気になってくるだろうか!?技巧のひけらかしに走らず
聴かせる路線を徹底しているのは好印象だが、もっとハードに、もっと劇的に
なって頂きたいモンじゃて・・・!





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満足度 74% お気に入り曲 Jour de chance pour un poete en mal de rime
A tort ou a raison







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