ALUSA FALLAX







"Intorno alla mia cattiva educazione"




イタリア出身のプログレッシヴロックバンドによる1stアルバム。


1969年に結成された相当な古株で、本作は74年にリリースされたデビュー作にして
彼らの唯一のマテリアル
である。13曲の小曲を隙間無く繋ぎ合せ、ある意味アルバム通して
1曲
と言えなくも無いスタイルを見せており、音楽的にはフルート、ピアノ、ストリングス等が
濃厚なクラシカルさ、憂い、哀愁をプンプンと発散する、いかにもなイタリアンロック
シンセの音色のチープさ、プロダクション等まさしく往年のイタリアンプログレらしい
味わいを存分に放っており、テクニックよりも叙情性を重視する音作りが実に素晴らしいが、
Voはかなりダミ声で時に荒々しく熱唱しており、好き嫌いは分かれそうだが
イタリアンロックにありがちな線の細さとは無縁で、GIPSY KINGSにも通じる声質は
個人的にはアリだな(笑)。


1曲目はフルート、パーカッションが穏やかさを演出しつつどことなく怪しさがあり、
シンセ等がシンフォニックさも演出、2曲目はメロウさ満点のメロトロンに始まり
フルート、ピアノがいかにもイタリアンロッククラシカルさ、クサい憂いを存分に
放っておりたまらんが、超ダミ声で荒々しく熱唱するVoは好き嫌い分かれそうだな。
3曲目はフルート、ギターがややアヴァンギャルドさを放ち、チェンバーロック的な
怪しさ
も見られつつチェンバロ、フルートクラシカルさを演出するのう・・・!
4曲目は怪しくアヴァンギャルドなジャズロックテイストを漂わせるが、その後はVo、
フルート、アコギがこれまたクラシカルな泣き、憂いを発散し、5曲目はパーカッション、
フルート
怪しい軽快さを演出、コーラスも顔を出し熱く歌い上げるVoも良いな。
6曲目は細かいギター、怪しいシンセ、フルートが軽快な疾走感を放っており、7曲目はどことなく
スパニッシュ的なクサい哀愁が見られ、パーカッションやVo、アコギ等そんな感じのノリがあり
後半急にクラシカルになるぞ!8曲目はノイズ、語りによる繋ぎで、9曲目は素朴ながら
クラシカルな叙情性
も見られ、アコギ、フルート、Voが穏やかな情緒を放っているな。
10曲目はサックス、ギターにムーグが荒々しくも軽快なサイケデリックハードロック感を演出、
シンセ、フルート等様々な楽器がダーティーでヘヴィかつクラシック、サントラ的に絡み合い
音楽性の高さが見られるぞ。11曲目もオルガンやサックス等が暴れまくり、荒々しいVoと共に
軽快に展開しつつアヴァンギャルドだな・・・!12曲目はピアノ、フルートが穏やかさを醸し出し
野暮ったいVoも登場、13曲目はメロウなピアノが美しくもアヴァンギャルドさが見られ、
フルートや怪しいシンセ、バンドサウンドも顔を出すぞ。


部分的にアヴァンギャルドになったり、Voが超暑苦しいダミ声で熱唱したり音作りが
チープ
だったりと、はあるもののフルートやアコギ、ストリングス系シンセ
醸し出すクラシカルな泣き、憂い、哀愁は紛れも無くイタリアンロックのそれで、
プログレにメロウさ、叙情性を求めるタイプのリスナーであればガッツポーズモノの
クオリティーを誇る1枚
だと言えよう!時に垢抜けないB級っぽさがあるのもまた
イタリアンプログレらしい所で、そういう所も個人的には好きだな(笑)。




Amazon.co.jpで見てみる





満足度 84% お気に入り曲 Non Fatemi Caso  Intorno Alla Mia Cattiva Educazione
Carta Carbone  Per Iniziare Una Vita







もどる


inserted by FC2 system