ALKALOID







"The Malkuth Grimoire"




ドイツ出身のプログレッシヴデスメタルバンドによる1stアルバム。


元OBSCURAのギタリスト、Christian Munznerとドラマー、Hannes Grossmannが現メンバーの
べーシスト、Linus Klausenitzer、DARK FORTRESS、ABORTEDのメンバーと新たに組んだ
ある意味スーパーバンド的な側面もある存在で、音楽的にはOBSCURAのようなある意味
ヨーロピアンメタル寄りなメロディアスさ、叙情性のあるテクニカルデスとは異なり、
プログレッシヴロック的な浮遊感、メロウさを取り入れたプログレデスと言った感じで、
勿論テクニカルではあるが、よくあるテクデスのような終始ピロピロで忙しない
カオティック系では無く、クリーンギターウィスパー系クリーンVoも多用し
フワフワしたアンビエント、アトモスフェリック感が多々見られ、そこにヘヴィで
ダークなデスメタル要素
を落とし込んだ感じだろうか!?

1曲目は意外にも怪しく淡々とした、人力テクノ風なクリーンVo入りの出だしで
プログレ的浮遊感を演出しつつダークでヘヴィなギターが登場、プログレデス化する
9分以上の長尺で、2曲目はメロウで美麗なアコギに始まり劇的さを放つハモリギターが登場、
細かいリフ、ブラストで爆走しつつプログレデスにもなるが、全体的にメロディー重視だな。
3曲目はダークで怪しく混沌としたムードがあり、穏やかだが胡散臭さが漂っており
電子音のようなピロピロギター、低音の呟きクリーンVoも登場、
4曲目は細かいギター、ブラストがテクニカルかつメロディアスで劇的なムードを漂わせる
疾走感ある叙情プログレデスメタルとなるぞ!5曲目はクリーンギターしわがれた
味のあるダミ声Vo
が乗り、浮遊感ある怪しい情緒を演出、後半ヘヴィになるのう・・・!
6曲目から9曲目は組曲形式で、ヘヴィかつ怪しく淡々とした冒頭からかなり怪しく胡散臭く
それでいて軽快なノリも見られ、次第にメタリックかつダークに盛り上がりピロピロも登場、
最終的にはダーティーな疾走感も見られるな・・・!10曲目は比較的ストレートなアグレッション、
疾走感が見られつつテクニカルさもあり、11曲目はギターのように聴こえるテクニカルな
多弦ベースソロ
のみによる短いインストで、12曲目はミドルテンポで怪しい浮遊感が見られ
細かいギター、コーラス、低音呟きVoが登場、リフが意外とオーソドックスだが
中盤はブラストで爆走し、叙情的なツインギターの絡みも見られる12分の本作最長曲だ。


テクニカルデスでは無く、プログレデスと言いたくなる怪しい情緒が見られ、
グロウルのみならず呟きクリーンVoクリーンギター、アコギ等を放り込み
デスメタルパートメロウで静かな空間系アレンジの対比が印象的で、
この手の浮遊アンビエント、アトモスフェリック要素はともすれば穏やかだが
メロディアスさが希薄になりがちなんだが、そこは流石にメロディックテクデスで
知られるOBSCURA組
だけあって、曲によってはクサメタラーにも
アピール出来そうな叙情劇的メロディー
が顔を出すのが嬉しいな(笑)。
とは言え全体的にはやはり雰囲気重視の怪しいプログレデスだろうか・・・!




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The Malkuth Grimoire







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