AIR SWELL
"All Lead Tracks"
日本のポップパンク/J-ROCKバンドによる3rdミニアルバム。
四国で結成された若手3ピースバンドで、音楽的にはなかなかにハードでタイトなノリを
感じさせるもメロコアと言うよりはポップパンクに近い感じで、シンセを交えつつ
ヴォーカルメロディーはJ-ROCKらしいキャッチーさが強く漂っており基本的には
メタリックでは無いが曲によってはそんな感じの印象もあり、様々なイマドキ系の
ジャンルの要素を貪欲に取り込んでいる感じだろうか・・・!
1曲目は意外にも妙にアダルトでマイルドなオシャレ感を放つコーラス、ピアノに始まり
シンセを交えつつなかなかにタイトなバンドサウンドも登場、メタリックさは無く
メロコア寄りの音作りだが疾走はせずポップパンク寄りだな。サビはキャッチーさがあり
中盤以降ではメタルっぽさを感じさせるハモリギターも顔を出すぞ!2曲目はアグレッシヴな
疾走感を放ちつつ今風のシンセに煽るようなアジテーションが聴け、インダストリアル寄りの
印象もあるがヴォーカルパートは妙なオシャレ感もあるな・・・!サビはまた勢い良く疾走だ!
3曲目はアコーディオンに始まり今風の加工Voにピアノ、デジタル音が顔を出し
いかにも今風のチャラさを放つが、途中スパニッシュ風のアコギにモダンなヘヴィリフまで登場!
その後はクサいアコーディオンが顔を出しこういうセンスはいかにも日本人って感じだな。
4曲目はモダン寄りのヘヴィさを感じさせるメタリックなギターで疾走!ゲストでROACHのtaamaが
参加しており弱弱しいデスVoを部分部分で披露、ワイルドなノリも感じさせるのう・・・!曲名だけ見ると
メタルをディスっているような感じだが、実際の歌詞は拝金主義のクソプロモーター、イベンターを
ディスっているようだ(爆)。5曲目は淡々としたムードで穏やかさを放ち今風のデジタル音が
目立ったマイルドなバラード系の曲だが、中盤以降はハードなギターリフも顔を出すぞ。6曲目はクリーンギター、
ヴォーカルで幕を開け何とメタリックなハモリを見せるリフも登場!IRON MAIDENっぽさがあり
メタラーがニヤリと出来るもその後の疾走感、ヴォーカルはメロコア色が強いのう・・・!
よくあるメロコアともエモともピコリーモとも言えない感じで、様々なイマドキ系ロック、
パンクの要素を導入しており一括りに出来ない音作りを見せておる!没個性なバンドで
溢れ返っている現状としては面白いバンドだが、まぁ基本的には今風のチャラいキャッチーさも
目立っておりデジタルサウンド、シンセも多用され硬派なメタラーには喜ばれないバンドだろう・・・!
若手とは思えぬ洗練振りで演奏もタイト、ヴォーカルもよく歌えているんだがこれは最近の
この手のバンド全てが当てはまる点だからなぁ・・・!それとメタラー的にはどうでもいい話だが、
歌詞が最近のこの手のバンドとしてはストレートにアンガーを吐き出しており、2曲目なんか
キチガイ以外なら誰もが吐き気を覚える、心底腐ったサイコパスの
マザーファッカーのクソ共を強烈にディスっており最高に
共感出来るな(笑)。死んでしまえ殺人鬼予備軍め!!
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満足度 73% お気に入り曲 savage バイバイゲロメタル No going back
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