ADRAMELCH







"Lights from Oblivion"




イタリア出身のプログレッシヴメタルバンドによる3rdアルバム。


1988年にアルバム1枚だけリリースしシーンから姿を消すも、その17年後に
復活し2作目のアルバムをリリース、続いて世に出されたのが通産3作目の本作である!
RHAPSODY OF FIREの登場でシンフォニックメタルのイメージが定着したイタリアだが、
それ以前はイタリアンプログレの影響かプログレメタル系がアンダーグラウンドでそれなりに
目立っており、
彼らADRAMELCHもそんな中で登場したRHAPSODY登場以前の
イタリアンメタルバンド
だ。音楽的にはQUEENSRYCHE辺りの流れを汲んだプログレメタル
テクニカルさよりもドラマ性を重視した叙情派と言える音作りを見せているが、
流石にB級メタル大国イタリアの土着バンド(?)なだけあってか音作りは軽めでショボく、
演奏も大して上手くなければ
ヴォーカルも例によってのか細くヘロヘロしたヘナチョコな
ハイトーンタイプ
となっており、楽曲自体もどうにも冗長で纏め切れていない感が
強く漂っているが、
逆にそれがマニアにはたまらん部分だろうか!?

1曲目は怪しげなアコギに始まりメランコリックさを醸し出すも、その後は結構明るく
穏やかな軽めのバンドサウンド
が登場、ヴォーカルもイタリアらしい頼り無げな
ヘロヘロ系
で、部分部分でアコギを交えなかなかにドラマティックな展開を見せるぞ。
2曲目はそのまま淡々としたムードを引き継ぎ、ミドルテンポで結構冗長さがあり(爆)
3曲目はリードギター、ヴォーカルIRON MAIDENっぽさがあるんだが、アレンジが相当に
スカスカ
バラード的な穏やかさすら見られるなぁ・・・!4曲目はチープかつ細かい
ギター
が聴ける淡々とした曲で、何気に泣きのギターも聴けるぞ。5曲目はオーオー言う
厚さ皆無のコーラス
に始まりアコギが聴けるバラード。中盤のギターソロはメロディアスで良いな。
6曲目はIRON MAIDENを6900倍ショボくしたような淡々としたエピックメタル風で、
ヴォーカルがそれっぽく歌おうとしているのが好感持てるか!?7曲目はショボいながら叙情的かつ
勇壮なツインギター
に始まるも、その後はこれまた大人しさ満点のチープな展開となり、
8曲目はショボいながら軽快さの見られるハードロックだな。9曲目はさらに穏やかになるが、
メロディーがプログレ然としておりここまで来るとHM/HRでは無く普通にプログレッシヴロックとして
聴けるだろうか!?10曲目も部分的にハードロックなリフが顔を出し、ショボいIRON MAIDENな
空気
を放っておりアップテンポのパートも聴けるぞ。11曲目はチープながらに叙情性漂う
ツインリード
が登場、男泣きの哀愁を感じさせショボさも含めてエピックメタル的だろうか!?
12曲目はヴォーカル、アコギ等が怪しげなムードを醸し出す短いアウトロ的な曲だ。


テクニカルさよりもドラマ性を重視した叙情派プログレメタルなんだが、全体的にかなりの
B級っぷりを発散しており全てがチープなれど、だからと言って一概にクソバンドだと
切り捨てる
にはいささか勿体無い味のようなモノが漂っているバンドでもある!(爆)
個人的にこのいかにもB級イタリアンメタルなヘロヘロVo結構好きだったりするし、
チープで冗長ながらIRON MAIDENに通じる要素もあり、イタリアらしいメロディックさを
随所で発揮するギターフレーズ
もなかなかに悪くは無くな。テク、洗練さよりも味で勝負する
B級メタル
を愛でる気持ちがあればダレつつもどこか許せてしまう、そんなバンドである!(笑)




Amazon.co.jpで見てみる




満足度 69% お気に入り曲 Islands of Madness  Beyond a Lifetime
King (of the Reign of Tomorrow)







もどる


inserted by FC2 system