六弦アリス







"ファンタジア"




日本の民謡シンフォニックミュージシャンの1stアルバム。


“六弦アリス”なんてどっかで聞いた事のあるような名前だが
“アリス九號.”“上海アリス幻楽団”とは何の関係も無いと思われる(笑)。
どうやら活動を始めたばかりのミュージシャンで、作曲を担当するキーボードプレイヤーが
中心であとの女性シンガーとかは雇われなのか?詳しい事は判らんがとにかく
また新たな有望ミュージシャンがインディーズシーンに登場したと言うわけだ!

音楽的にはロック、メタルではなく打ち込みとキーボードによるシンフォニックな
アレンジ
が壮大さを演出しどこか民謡的なフィーリングをも醸し出し、そこに
哀愁あるメランコリックなメロディーを歌う女性ヴォーカルが乗るというもの。
というかぶっちゃけるならもうSound Horizonフォロワーと言ってしまっていいほどの
スタイルである・・・!メンバー自身に会って本作を購入したが俺の
「音楽的にはどういうタイプ?」の問いに対し「Sound Horizonみたいな
感じ」
堂々と言い切ったほどなので筋金入りだろう(爆)。だがあっちのような語り、
そして胡散臭い男ヴォーカルは無い
のでそれらが苦手だと言う人には
聴きやすいといえる。ちなみにフォロワーとはいえHEAVENLY、ガゼットのような
モロパクリではない。


そしてそのクオリティーだが新人としては非常にクオリティーが高く、
壮麗シンフォアレンジ、民謡風フレーズ、クサメロとレベルの高いものを持っているぞ!
プロダクションも良く壮大なストリングスからはチープさをまったくと言っていいほど感じられない。
DTMも進歩したもんだな・・・!曲によって主張するマンドリンも非常にクサい!
バンドサウンドは少なく6曲目“始まりの雨。”のみメタリックなアレンジが聴ける。
こういう似非メタルアレンジになるとさらにサンホラ色が増すな・・・!(笑)
ギター、ドラム等も全て打ち込みなのだが意外とそれっぽさは感じない。ギターリフの質感など
なんかDir en greyみたいだ(笑)。


Sound Horizonファン、FAIRYLAND、BARROQUEJONとかが好きな人にオススメだ!
捨て曲も少なくまた値段も非常に安い!これは買って損なしだぞ!!
まぁ口悪いファンに「同人界のHEAVENLY、ガゼット」だとかSound Horizon
リーダーRevoに「俺がカッコいいと思わないバンドをカッコいいと
思っている奴に俺らのファンになって欲しくない」
とか言われ、
「あいつは俺を見下してるゥゥーーーー!」「そそり立つアレも
ぶち込んでェーーーー」「最高のバラードを贈ろうゥゥーーー!!」

みたいな曲書かれん様に頑張ってくれい・・・!(笑)


・・・最近再び聴いてみたのだが本作も2ndに負けず劣らず捨て曲無しの
超名盤
じゃないか!!何だこの悪乗りがすぎたレビューは!?(笑)



オフィシャルサイトで見てみる



満足度 89% お気に入り曲 “妖精と少年”、“樹海のヒカリ”、
“約束”、“始まりの雨。”、“ファンタジア”







"ファンタジア〜2ND SIGN〜ルナティック・ラヴ"




日本の民謡シンフォニックミュージシャンの2ndミニアルバム。


ありがたい事にオフィシャルサイトが我がサイトをリンクに加えてくれており
うちのサイトが滅茶苦茶浮きまくってて(笑)何気にブログが面白いユニット、
六弦アリスが新たにリリースした2ndミニアルバムである!

1stの段階でSOUND HORIZONに近い雰囲気を持ちつつもプロダクションやアレンジ、
メロディーセンス等高いクオリティーがあり俺を驚かせてくれた彼らだが
早くも2ndにして才能が開花!恐ろしいほどにクオリティーが向上しクサい音楽
全てを愛するクサメタラー
からシンフォ系プログレッシャーまで
全て必聴レベルの出来栄えとなっている!!これはヤベェぞ!!
女性ヴォーカルの歌唱力も前作と比べて目に見えて向上しておりパワーとエモーション
兼ね備える事に成功している!この手の女性ヴォーカルとしてはAsrielと並んで好きだなぁ・・・!
前作、そして本作のクロスフェード試聴音源を聴いた時はSOUND HORIZON色が濃いと感じたが
本作をよく聴くと六弦アリスならではのオリジナリティーも
きちんとあると感じたな。
ちなみに本作もコンセプトアルバムだ。

楽曲的にはシンフォニックさを保ちつつもバンドサウンドが前面に押し出された
アレンジとなりメロスピやプログレメタル的な雰囲気を持った曲調になったと言える。
ギターも打ち込みなのだがリフワークにも高いセンスを持ち十分楽しめるぞ。
1曲目“革命セレナード”は最初ミドルテンポで始まりつつもオーケストレーションが
初期ROYAL HUNTっぽいネオクラ系フレーズを紡ぎさらにヴォーカルメロディーが
恐ろしくフックあるものとなっておりたまらず悶絶号泣である!!
途中でテンポが上がりメロパワ、メロスピにも通じる雰囲気を放つが
そこいらのクサメタルバンドが束になってもかなわないクオリティーがあるぞ!!
ギターソロも打ち込みだがフレーズが泣いている!!

2曲目“少年の右眼にはナイフ”は1分程度のインストだがまるでFINNTROLLの
如き激クサポルカチューン
となっておりこれまた激しく悶絶!!ヴァイオリンの音も
打ち込みながら限りなく生に近くイントロのフレーズは一瞬生かと思ったほど!!
・・・と思ったがもしかしたらアコーディオンの音かもしれん(爆)。俺の耳も役に立たんわい!

3曲目“キミが笑えるように”は本作中最もポップな雰囲気の楽曲で
どこかJanne Da Arcに通じるものがあるだろう。メロディーも相変わらず抜群で泣ける!
ポップで明るくも泣けるメロディーだと言えよう・・・!

4曲目のタイトルチューン“ルナティック・ラヴ”はへヴィなリフに変拍子交じりの
リズム
プログレメタル的な雰囲気、展開を見せる曲で本作中最も
メタラーにウケが良さそうな曲だろう。打ち込みギターリフも非常に
カッコよく
メロディーもやはり強烈なフックに満ちておりたまらん!テクニカルな
プログレスタイルに美しいメロディー
と、これまたJanne Da Arcを
思わせる曲調
なれどあっちに全く劣っていない!!サビはこれまたメロスピ風になる!
ラストにはツーバス連打まで入り最後の最後までメタラーのハートをガッチリ掴んで
離さない至高の一曲
と言えるだろう・・・!凄まじい!!

5曲目“サクラの丘”は壮麗なオーケストレーションが冴えるバラードでこれまた
異様なまでにメロディーが強烈だ!ムックやSOUND HORIZONに
匹敵するメロディーセンス
があると言えよう・・・!所々で入るハープの音も良い!
美しすぎる!!そしてラストの“死ヌホド愛シテル”はコンセプトアルバムのラストを締めくくる
数秒程度のアウトロ的な効果音だ。

あと音楽性とは関係ないがブックレットの歌詞表記なども個人的にツボである!
黒字に白抜きの字、数行が赤の字になっている所がJanne Da Arcの
“ANOTHER STORY”みたいで好きだ(笑)。
アルバムタイトル“ルナティック・ラヴ”も
ジャンヌ初期の超名曲“Lunatic Gate”みたいたまらん(爆)。
しかしこの界隈のミュージシャンもホントレベル高いな!国産メタルシーンに
例えるならSOUND HORIZONをGALNERYUSとするならさながらAsrielは
MASTERPIECE、六弦アリスはMINSTRELIX
言った所だろうか!?
こりゃSOUND HORIZONもうかうかしてると頭からとって
喰われるぞい!!
少なくとも本作は“Roman”よりも好きだ。


本作のクオリティーはハンパではなくSOUND HORIZONファンは当然、
初期DARK MOORやROYAL HUNT、
あるいはJanne Da Arc辺りの
ファン
なら女房を質に入れてでも買いに走らねばならんほどの
出来栄え
である!!M3で500円、店頭で750円とは
随分と安い女房だが(笑)。惜しむべくは22分程度のミニアルバムだと
いう所かッ!!是非ともフルアルバムで聴きたいな!!個人的には製作に
1年以上かけてもいいから60分くらいのフルアルバム
創ってもらいたい
と思うぞ!!



オフィシャルサイトで見てみる



満足度 96% お気に入り曲 全部







"エンジェルハイロウ"




日本のシンフォニックプログレユニットの3rdミニアルバム。


その凄まじい質の高さでメタラーの間でも少しずつではあるが着実に
認知度を上げている彼等六弦アリス。前作に当たる2nd“ルナティック・ラヴ”
俺のメタル人生・・・いや、音楽人生の中でもトップレベルに君臨する1枚として
末代まで語り継ぎたいほどのクオリティーを有していたが果たして本作は
そんな前作を超えられるのだろうか!?今回新たに生の混声クワイアを導入し
ジャケもクサクサにパワーアップ!値段は上がったがこれまでのアルバムが
異様に安かったため問題無し!さぁ、早速期待の本作を見ていこうではないか!!

どこか儀式めいたソプラノが聴けるイントロの1曲目に続く2曲目はスペイシーな
シンセ
に導かれストリングスとアコギ、ベース、ドラムがどこかポストロック
近い淡々とした雰囲気を生み出す曲調でこれまでに無いスタイルである。哀愁漂う
メロディー
はやはり良いな。途中メタリックなギターも入り壮大に盛り上がっていくぞ!
哀愁と言うか退廃した雰囲気を持つギターが何ともいえない空気
生み出しており実に良いセンスしてるなぁ・・・!タイトルチューンの3曲目は
チェンバロとストリングスが様式美的な雰囲気を演出、そして生の混声クワイアが
登場し重厚に展開していくぞ!ヴォーカルが入るとアップテンポになり
ダークでクサいメロディーを撒き散らす!キメに出てくるクラシカルなストリングス、
チェンバロ
がマジで強烈だ!アレンジ、展開はかなり凝っており実にプログレ的である。
細かいリフ捌きも凄まじくそこらの様式美メタルではこのセンスには叶わんだろう・・・!
中盤から後半にかけてのサビメロで一気に疾走を開始するのも実にツボだな!
相変わらずギターも打ち込みなのだがそのフレーズは実に泣いているぞ!ラストはギターが
ネオクラシカルに弾き倒しクワイアが壮麗に盛り上げると言う
クサメタラー卒倒モノの凄まじく劇的な展開を見せてくれる!
彼らの曲の中で一番好きだなコレ!4曲目はアコギが聴ける穏やかな曲で
どこか民謡的な泣きメロが聴ける。このメロディーはやはり琴線に
触れるわい!
間奏では笛によるソロが聴けるがこれも打ち込み、シンセなのか!?
物凄くリアルだぞ!5曲目はピアノによるイントロに始まり
シンセを乗せて疾走するメロスピ寄りの曲。メロディーがやはり良くヴォーカルも
低音で表現力豊かに歌い上げる!哀愁漂うブリッジ、そしてサビが非常に
キャッチー
でバックのアレンジも非常に質が高いぞ!北欧メロハー的な透明感溢れる
音作りが聴ける!ギターソロも良いなぁ・・・これほどまでのフレーズ、正直アルバムの値段が
さらに上がってもいいから上手いギタリスト雇って生でプレイして
もらいたい(笑)。
ちなみにこれら4曲目と5曲目はシンガーである櫻井アンナ嬢が
書いた曲
である。彼女も実にいい曲書くではないか・・・!そして6曲目はランランいう
スキャット
とピアノが聴ける小曲。ラストの7曲目はアコギが聴ける穏やかなバラード。
っていうかこのアコギ生にしか聴こえないのだが・・・!?生じゃないのかコレ!?
これもやはりメロディーが良いな。


強烈なクサクサシンフォチューンは健在だが今回全体的にかなりプログレッシヴになり
前作ほどの即効性は無いが聴き込めば聴き込むほど良さが見出せるスルメアルバムだと思う。
まぁ個人的には前作があまりにも凄すぎたためこう感じたが人によっては本作のほうを
気に入る者もいるだろう。Sound Horizonが未だにB級クサさが抜けきらずむしろそれを
味としている感がある
のに対し彼ら六弦アリスはギターまでも打ち込みなのにB級クサさが
感じられない
のが凄いな・・・!クワイア入りの曲はタイトルチューンのみだが往年の
LATTE E MIELEの1stやPFMの4thを思わせるに十分な崇高さ、劇的さを持っており
決して付け焼刃的ではない迫力、説得力があるな!クサメタラーは勿論だがそれ以上に
プログレッシャー、ポストロック、オルタナ好きにもかなりアピール
できそうなアルバム
だと思ったがどうだろうか!?



オフィシャルサイトで見てみる



満足度 90% お気に入り曲 エンジェルハイロウ、
祈り 〜二人静か〜、君がいなくなる日







"Alice in the Necrosis"




日本のシンフォニックプログレユニットの4thアルバム。


デビューから僅か1年で既にシーンを代表する大物となった
シンフォニックゴシックユニット六弦アリスの4作目となる本作は
活動1周年を記念しての2枚組コンセプトアルバムである!
だが収録時間が長くて2枚組になったわけではなく1枚目は30分程度
2枚目は9分ちょいとシングル程度の長さであり、かつてマキシマムザホルモン
2曲聴いたらCD入れ替えなくてはならないお得なようでいて最高に
面倒くさい
2枚組マキシシングルをリリースしてたがそれを思い出してしまった(爆)。
まぁこっちはあくまでコンセプトを表すためあえて2枚組にしているのだろう。

音的には従来どおり、ヴォーカル以外は全て打ち込みとなっているが
相変わらず生音に匹敵するほどのリアルさがあり生の混声クワイア
前作以上にフィーチャーされており最早そのクオリティーはメジャーで
アルバム出してるシンフォニックメタルバンド以上のものがある!
ヴォーカルもソプラノからパワフルさ、儚さを感じさせる歌いまわしと
非常に健闘しておりそのエモーション、技術はまさに一流だと言えよう!

1枚目の1曲目はアコギと壮麗なストリングス、クワイアが重厚かつ
ゴシカルな雰囲気を演出し打ち込みリズムがニューウェイヴ的雰囲気
醸し出すシンフォゴシックである!2曲目もストリングスが
緊迫感を出しクワイアも登場するがリズムはテクノ系と、メタル要素が
減退した
だろうか!?だが曲のよさは健在だ!このダークなゴシカル雰囲気が
たまらんわい!ヴォーカルメロディーは当然の如く素晴らしく
ギターリフも様式美的で実に質が高いぞ!疾走はしておらず
ゴシックメタル的雰囲気に満ちているな・・・!
そして3曲目はヴァイオリンとギターリフの絡みが熱いメロパワ風の
疾走チューン
である!しかしこういう曲調でも全体的にどこか退廃した
ゴシック風味が満ちているな・・・。メロディーはもちろんクサクサである!
北欧的な透明感のあるシンフォゴシックメロパワだ!
4曲目はかつてのMALICE MIZERを思い出すタンゴ風の壮麗かつ大仰な
3連リズムで進むシンフォニックチューンである!5曲目は中東の雰囲気
感じられる一風変わった曲調でこのひねくれ加減プログレの流れを汲む
ものかもしれんな。聴き応えあるギターリフが実に印象的でサビは非常に
キャッチーだ!間奏はまさしく中近東プログレ!6曲目はピアノが穏やかさを
演出するもの哀しいバラード。サビでバンドサウンドと壮大なオーケストラが
登場しこれ以上ないほどの盛り上がりを見せるぞ!この激情さ、哀愁、泣きの
クサメロ加減
はハンパではなくAMADEUSを超えるクサさ、X JAPANを
超えるドラマティックさ
が存在している!!ギターも打ち込みなのに泣きまくりだ!
個人的に人生最高のバラードの1つだと思っているSYMPHONY Xの
“CANDLELIGHT FANTASIA”
匹敵するほどである!これは素晴らしい!

そして2枚目の1曲目はMoi dix Moisのインダストリアルチューン
思わせるへヴィさ、ダークさがある曲でこれまた中近東風の雰囲気
あるな。加工されたヴォーカルも面白い歌い方をしている。
ネオクラシカルなギターソロも良い。ストリングスも壮大だぞ!
後半あたりでクワイアも登場!THERIONの如き重厚でゴシカルな
雰囲気を醸し出すぞ!2曲目はテクノシンセに始まりメタルコアに通じる
モダンなリフ
が登場!ヴォーカルもダーティで鬼気迫る歌い方を披露し
メロディーは非常にキャッチーだな!サビはツーバス連打でメタリックさを
演出!その後はギターがメロディーを奏でメロスピ的疾走を見せるぞ!
本作中最もメロスピ色が濃い楽曲である!アコギ、メタルギター双方が
聴けるが共に恐ろしくリアルだな!ホントに打ち込みか!?
3曲目はコンセプトのラストを告げるインストでオルゴール風の
音色
が切なく哀しいメロディーを紡ぐ小曲だ。

ちなみにダイアリーで幾度と紹介したが本作には先着150名にしか
行き渡らない特典CD
が存在しており俺は見事ゲットに成功したので
それの感想もここに記そう!特典CDの1曲目はストリングスが聴ける
メロスピ
でダークでゴシック風味の本編とはまったく異なる雰囲気があるな!
判りやすいシンフォニックなクサメタルである!やはり俺はこういう曲が大好きだ(笑)。
2曲目はアコギが聴ける穏やかなインストの小曲で、本作のプログラミングに
かなり気合を入れたようだがこれまた打ち込みとは思えないほど
リアルな音作り
である!前作にもアコギ曲はあったが一体どうやって
これほどの音を出しているのであろうな!?


1stは民謡、民族音楽で2ndはメロスピ系、3rdはシンフォニックプログレ
4thにあたる本作はゴシックと、毎回違う方向性を打ち出しそれで
高いクオリティーを誇っているのだからホント恐れ入るわい!
もはやメジャー進出は目前と言えるだろう!オール生音による彼らの楽曲が聴ける日も
そう遠い未来の話ではないかもしれんがここまで打ち込み音を極められる
これはこれで逆に今後も打ち込みで聴きたいとか思ってしまうな(笑)。
あとはメジャー後セルアウトしポップになってしまわない事を
祈るだけ
か・・・!?



オフィシャルサイトで見てみる



満足度 96% お気に入り曲 全部。特に“Innocent Black”、
“月ハ照ラセド、少女知ラズ”、“Alice in the Necrosis”、
“Necrosis”







"摩訶不思議"




日本のシンフォニックプログレユニットが外部とコラボした企画シングル。


インディーズ、アマチュアロックシーンに突如現れ僅か1年で
天下を取った天才ユニットジャパニーズグラフィックノヴェル
アーティスト集団“ふるり。”
に提供したシングルである!
本作はジャパニーズ・カートゥーン付きで1000円と、
並みのシングル程度の値段ながらこれまでの六弦アリスの
アルバムにつけられた値段を考えると確かに高めの設定だろう・・・!
俺は北斗の拳とかグラップラー刃牙アカギカイジなんかは大好きだけど
この手の少女マンガタッチのポストロック的雰囲気コミックには
正直興味無いんで単品で、別々にして半額で売ってくれとか思ってしまうが
まぁ仕方ない。ちなみにこの本滅茶苦茶デカく置き場所に困るわい・・・!

気になる楽曲の方だが、イントロからオルゴールがクサい音色を奏でその後
アコーディオンタンゴ調の3連リズムで鳴り実にクサくキャッチーで
メロディアス
なフレーズを聴かせてくれるぞ!曲調は1stのころに近い
やはりあれから進化しているだけにヴォーカル、アレンジ共に現在の
クオリティー
となっており凄まじく質が高いぞ!随所で鋭く切り込む
琴の音色
も良いな。バックの壮大なオーケストレーション、
美しすぎるメロディー
等まさにこれぞ六弦アリスの真骨頂よ!
ちなみに2曲目はヴォーカルの無いカラオケヴァージョン。


下手なシングル買うよりもこっちを買ったほうがいいと言わしめるほどの
相変わらずの名曲っぷりを遺憾なく発揮しているのでファンなら
手を出す価値大有りだと言えるだろう!シングル1曲にそのPVが収録された
DVD付きで2000円以上取るヴィジュアル系連中に比べれば遥かに
良心的
なのだが従来の六弦アリスのコストパフォーマンスと比べれば
たしかに値段は張るな・・・!だが普通のシングルと考えれば
あまり気兼ねせず買える
だろう(笑)。



オフィシャルサイトで見てみる



満足度 77% お気に入り曲 摩訶不思議







"首吊りの丘"




日本のシンフォニックプログレユニットのシングル。


先日大阪で開催されたM3にてドロップされた新譜で本作は
シングルという扱いになっているが繋ぎ的インストの小曲、そして
ヴォーカル曲のカラオケヴァージョンを含めて8曲収録となっている。
まぁ実質は3曲なのでたしかにシングルだ(笑)。

毎回恐ろしいほどに高品質な楽曲を提供しつつもアルバムごとに
方向性を変えてきている彼ら。本作の方向性はこれまでの大仰
シンフォアレンジを抑えどこかダークでシンプルな作風となっており
昔のヴィジュアル系というか、ニューウェイヴ、ポジパン系
雰囲気を纏ったスタイルに仕上がっているぞ。だがもちろん彼ら特有の
凄まじいまでにキャッチーでフックあるクサクサ美旋律は健在である!

ノイジーなイントロに続く2曲目は昔のV系、ニューウェイヴ、
ポジパン系
ダークな雰囲気を放つロックチューンでメロディーは
相変わらず物凄くキャッチーでクサいがやはりダークなV系風である。
シンフォニックさは無くシンプルなアレンジなのもそれ系だな。
ヴォーカルも部分部分で意図的に抑揚の無い低音の歌唱を聴かせ楽曲に
合わせた表現を見せてくれるぞ!ラストには泣きのギターソロも登場する!
3曲目はアコギ、ピアノが聴けるメロウなバラード曲。
メロディーが相変わらず実にキャッチーかつ美しいのう・・・!
4曲目は冷たいピアノアンビエント的シンセが聴けるインストの小曲。
それに続く5曲目はアコギのストロークが聴けその後やはり昔の
V系風のメタリックさの無いバンドサウンドが入りミドルテンポで
展開していく。ベースラインが良いな!その後メタルサウンドになり
ストリングスシンセも顔を出し壮大さが演出されるもこれまた
どちらかといえばロックバラード的雰囲気が感じられる曲調だな。


今回シングルということでキャッチーな楽曲で纏めてきたらしく
たしかに従来の彼らの楽曲と比べるとアレンジもシンプルで
聴きやすい
といえるだろうが前作にあったような凄まじいまでの
アーティスティックさ、濃さ
が薄れているのもまた事実・・・!
彼らを・・・いやこのシーンのバンド勢を聴くようなリスナーは
マニアもマニア、あらゆる音楽に精通する超がつくほどの筋金入りの
音楽バカ(褒め言葉)なのでわざわざシングルで聴きやすさを重視する
必要は無い
のではなかろうか!?以前の彼らを知っているリスナーからしてみれば
物足りなさを感じてしまうのう・・・!そんなわけでやはり始めて彼らに
接する人には以前のアルバムをオススメしてしまうなぁ・・・!
まぁ勿論本作も実にレベルが高く、下手なV系聴くくらいなら
こっちを聴いたほうが断然いい
だろう!メロディーセンスが圧倒的なのだ!



オフィシャルサイトで見てみる



満足度 82% お気に入り曲 血だまりの花、
葬列の愛花、首吊りの丘







"少女幻想奇譚"




日本のシンフォニックプログレユニットが主催した企画アルバム。


Asrielに続いていつメジャーデビューしてもおかしくないほどに
高いクオリティーを誇る国産シンフォニック・ゴシックプログレユニット、
六弦アリスが他の同系統の方向性を持ったユニットを呼びかけ
製作された企画アルバムである!参加したユニットは六弦アリスを始め
Alieson、Queen of Wand、Etherといった実力派揃いだ。
もしメジャーデビューの準備とかで忙しくなければAsrielも
参加していたのであろうか!?まぁそれはともかく豪華メンツ
取り揃えられた本作、ただそれぞれが曲を提供したよくあるオムニバスに
非ず!
アルバム前半はそれぞれが新曲を1曲ずつ披露しているが
後半ではメンバーをシャッフルしここでしか聴く事ができない
新たなユニットを構成しているのだ!

本作のホストである六弦アリスによる1曲目はイントロのメロウな
ヴォーカル
からへヴィリフと共に疾走しシンフォサウンド、
ミョンミョン唸るマシーナリーな音
も顔を出し泣きのリードギター、
クサすぎるヴォーカルメロディー、暴れ倒すドラムに凝ったリフ

実に熱く、サビは待ってましたの爆走クサクサメロスピだ!そして重厚なクワイア
登場し凄まじく劇的なキラーチューン振りを発揮!
間奏のオーケストレーション、ソプラノVo、
そしてアコギが聴ける新たな展開等かなり練られており恐ろしいほどの
クオリティーの高さ
を誇っているぞ!ラストのツイン・・・というか
対位法リードギターもたまらんのう!Aliesonによる2曲目はストリングス
始まり生音ギターリフが聴けるミドルテンポ曲でハープ風のシンセ
印象的、サビは高音ヴォーカルメランコリック極まる耽美な泣きメロ
歌い上げバックのストリングスと絡み優雅な音世界を構築するぞ!
そして2度目のAメロでテンポが上がる。間奏のストリングス系の
音色
を持つシンセも美しいメロディーを聴かせてくれるな!その後の
ピアノ、ヴァイオリンをバックに切々と歌い上げるハイトーンソプラノVoも
実に良いのう・・・!Queen of Wandによる3曲目はピアノがあまりにも
クサすぎるメロディー
を奏でストリングスがタンゴ風のリズムを刻み
これまた強烈なクサさを放つヴォーカルメロディーが堪能できるぞ!
フルートやストリングスなどバックのクラシカル楽器も我らクサメタラーの
ツボ
を突きまくるフレーズを奏で間奏もクサすぎる!メタルどころか
ロックでもないがクサさという点においてはこの曲が一番かもな!?
途中男ヴォーカルも登場し意外性のあるアレンジとなるぞ!
ラストはオルゴール風の音色で終了する。最近動きを見せない
Queen of Wandだが以前よりも確実にパワーアップしているだろう!
次なるアルバムが実に楽しみだな!Etherによる4曲目はうってかわって
テクノ系のシンセが登場するも愁いを帯びた叙情メロディーはやはり美しく
キャッチーである!Aメロのオブリで現れるチャーチオルガンのクラシカルな
フレーズ
もたまらんわい!ヴォーカルは低音気味エモーショナル
歌い上げるぞ!メロディーは勿論クサすぎるがダークさを持ったヴァース、
ブリッジと比較してサビはどこかポップさ、キャッチーさを備えている。
この曲もギターは生だ。それ以降はメンバーをシャッフルしての
楽曲
で、六弦アリスによる楽曲をAliesonの久遠ゆん氏が歌う5曲目はへヴィリフ、
クワイア
も聴けるが今度は部分部分で疾走するも基本はミドルテンポである。
サビはアップテンポになりやはり強烈なクサメロを放つぞ!たまらんわい!
途中の重厚なオーケストレーション、ピアノ荘厳さと儚さを演出しているな。
ラストはツーバスで疾走するぞ!ギターリフは六弦アリスらしいクラシカルで
様式美要素が濃い
がどこかメタルコアを思わせる雰囲気があるように感じたな。
Aliesonの曲をEtherの桜璃氏が歌う6曲目は透明感あるシンセに始まり
メランコリックなストリングスが涙を誘う泣きのバラード風である。
ストリングスの音色はいかにもシンセってな感じだがそれがプログレっぽさ
醸し出しているか!?途中からバンドサウンドも顔を出しドラマティックに
盛り上がる
ぞ!バッキングのギターが何気に面白いプレイをしている。
Etherの曲をQueen of Wandの睦鬼氏が歌う7曲目はイントロからさっそく
クサすぎるストリングスが顔を出しチャーチオルガンがクラシカルさを演出、
前半は淡々としたアレンジだがヴォーカルもバッキングもかなりクラシカルで
クサいぞ!
これはたまらん!そして途中からギターが登場しなぜか
BLACK SABBATHっぽいリフを弾くがその後疾走しやはりクサくも
キャッチー
なメロが聴けるぞ!ラストはブラストではないがドラムが表打ちで疾走
リフ等リズム、バッキングパターンも凝っているな。Queen of Wandの曲を
六弦アリスの櫻井アンナ氏が歌う8曲目はリリカルなシンセに始まり
これまた優雅でクサいクラシカルシンフォサウンドが堪能できるぞ!
ALI PROJECTを思わせるアレンジだな!ヴォーカルはソプラノ風の歌唱
聴かせ高度なスキルを発揮する!他のシンガーも十分上手いがやはり
櫻井アンナ氏はシーン全体を見渡しても頭一つ抜けている実力があるな・・・!
バッキングにはチェンバロも顔を出し実にクサいのう・・・!間奏もクサい!
クサすぎる!!
ラストのストリングスも実に強烈だな!そしてメンバー全員参加による
9曲目はピアノと優雅なストリングス、マーチングドラムに続きシンガー全員の
スキャットが悶絶を誘いウッドベース壮麗なオーケストレーション
クラシカルながらジャジーさも顔を出し実に豪華絢爛な雰囲気を放っている!
しかしここで聴けるヴォーカルのハモリがここまで魅力的だとは・・・!


本作はただの企画盤ではない!真に優れたゴシック、クラシカル系
ミュージシャンが時に第2部におけるジョセフ・ジョースターと
シーザー・ツェペリが如きチームワーク
を魅せ時にホルモン的
いい意味での激しい音の喧嘩を繰り広げ構築された一大シンフォニック
オペラ
である!楽曲のクオリティーも申し分なし!全曲キラーの超名盤だ!
これ聴いた後ではNIGHTWISH、WITHIN TEMPTATIONですら
色褪せてしまいそうだ(爆)。言い過ぎかも知れんが個人的にはそんな気分だよ!
今後こういう試みが行われるかどうかという点においても実に貴重な1枚
なるであろうインディーズ、DIYならでは究極のオムニバスである!



オフィシャルサイトで見てみる





満足度 92% お気に入り曲 全部







"緋のローレライ code;D"




日本のシンフォニックプログレユニットの2枚同時リリースの新譜。


ダークでゴシカルなシンフォニックメタルとしてシーンに
確固たる立ち居地を確保した感のある実力派ユニット、
六弦アリスの新たなる新譜は何と2枚同時のリリース
一緒に購入するとアルバムのコンセプトを表現した
ジャパニーズグラフィックノヴェルつまり漫画が付属してくる。
音楽的には従来の方向性を踏襲したシンフォニッククラシカル、
ゴシック
要素が濃くもメロスピ、メタルコア、プログレメタル要素をも
内包したメタラーに超がつくほど受ける音作りでクオリティーは
相変わらず異様なまでに高いぞ!

リリカルなオルゴール風シンセとスキャットで始まりそれに続く
2曲目はさっそくヘヴィリフとスペイシーなシンセが登場し
そしてアップテンポになる!ギターの音がさらにリアルになっているな。
やはりメロディー、特にサビがキャッチー日本人の琴線に触れる
良質のメロ
を聴かせてくれるぞ!ギターソロも短いながらリアルな音
エモーショナルなフレーズを紡ぎ出す!ラストの様式美的かつ
プログレッシヴなリフも面白い。3曲目はオーケストラとクワイア
さっそく登場し大仰シンフォニックメタルの様相を醸し出す!
THERIONAFTER FOREVERに通じる中東的とも言えるダークな
ゴシカルさが堪能できそしてサビはソプラノVoと共に疾走
メロスピと化す!強烈だ!直後の速弾きギターソロも素晴らしいぞ!
4曲目はプログレメタル的なリフ、シンセが聴けるメカニカル
印象を受ける曲だ。DREAM THEATER辺りのファンに訴えかけてくる
リフだがブリッジ(サビ?)ではシンフォニックになり壮大さが演出されるぞ!
どこか民族的というか和風というか、妖しい歌い方をするパートも
面白いのう・・・!彼等にしてはメロディーが弱いがその分リフ、
アレンジが聴き所
だな。5曲目はメロデス、メタルコア的なリフ、
シンセで始まり最近のIN FLAMES辺りを思わせるモダンな広がり
見せるがヴォーカルが入るとニューウェイヴ風となりそして疾走開始!
サビは滅茶苦茶キャッチーでクサい!ヴィジュアル系寄りの
メロディーなのだがそこいらのバンドが束になっても敵わない
凄まじいクオリティー
を有しているぞ!間奏のギターソロ、そして
リリカルなシンセのフレーズも聴き所だな。曲展開、メロディー、
楽器のアレンジ等非常に練り込まれておりソプラノVo、アコギ等
息つく間もなく素晴らしい展開を見せるキラーチューンである!
ラストの畳み掛けるモダンなリフ、そしてアコギ、ベースで終わるのも
心憎いのう・・・!6曲目はアコギ、ストリングス、ピアノが聴ける
メランコリックでリリカルなバラード。サビでバンドサウンドが入り
壮大さを演出、メロディーもやはり素晴らしい!7曲目はピアノと
スキャットVoによるアウトロ的な小曲。


相変わらず打ち込みだがもはやそれが一切気になる事が無い
プロダクションの良さ、高度すぎる作曲センスは勿論の事、
鼻にかかった妖しい声、説得力あるクリーンVoにソプラノ
ヴォーカルの表現力、歌唱力もかなりのものでメジャーシーンを
見渡してもここまでのスキルを持ったシンガーはそうはいないだろう!
もはやメジャー行きは目前か!?ここまで完成されたスタイルを
有する彼等、誰もセルアウトさせることなど出来ないだろうな・・・!
どこのレーベルに拾われようが迷わず、惑わされず自分の道を
突っ走ってくれる
ものだと信じるに値するものを持っていると言えるぞ!



オフィシャルサイトで見てみる





満足度 94% お気に入り曲 全部。特に“月影カーニバル”、
“『code;D』”







"緋のローレライ code;Я"




日本のシンフォニックプログレユニットの2枚同時リリースの新譜。


日本最強レベルのゴシックシンフォメタルユニットの
2枚同時リリースされた新譜のうちの2枚目である!
同じコンセプトでそれぞれ北斗神拳南斗聖拳が如く
対を成し、なおかつスター・プラチナザ・ワールド同様
「同じタイプ・・・同じタイプのアルバムッ!!」となった
今回の試み、それぞれ収録されている曲は全て別物なので
彼等のファンなら迷わず両方買ってしまうことをオススメできる
相変わらずの異様なクオリティーの高さを持っているぞ!

こっちはイントロは無く1曲目からちゃんとした曲でシンセとピアノ、
オーケストラ
に続きバンドサウンドが登場、ソプラノクワイアから
疾走し優雅なメロディーが堪能できるぞ!サビはやはりクサすぎる!
歌謡曲並のキャッチーコテコテクサメロである!最後にはクワイア
登場しシンフォゴシックの様相を醸し出すぞ!2曲目は雰囲気が一転し
歌謡ジャジーな雰囲気となる!ホーン音も登場しメリー、あさき、
MiddleIsland
辺りを思わせるな。だがやはりギターの音はメタリック
ヴォーカルの爬虫類っぽい歌い方も面白い。アレンジもかなり
凝っている
ぞ。3曲目はベースで始まり機械的なシンセ、リフ
聴けハモンドも登場する緊迫感あるへヴィなプログレッシヴチューンだ!
ヴォーカルも珍しい媚びた声で歌うが嫌味に聴こえないのは上手さ
からなのかそれともプログレへヴィな曲調のせいなのか・・・!?
4曲目はリリカルなシンセ、大仰なストリングスで始まりヴォーカルが
入るとアコギが聴けダンスビートも目立つ曲。シンフォニックな
盛り上がり方はかなりのものでサビのメロディーは非常にクサく
キャッチー極まりなく哀愁放ちまくり
でたまらんのう(笑)。
5曲目はサビで始まる出だしからさっそく疾走するメロスピ系の曲だ!
やはりリフはモダンでベースもバキバキ唸りサビメロは例によって
物凄くキャッチーである!リフワークも実に練られており
Dragon Guardian同様メロスピ勢によくあるただの16分刻みには
ならずリフのみを聴いても楽しめるぞ!ラスト、ギターソロ後は
プログレ系のリフ、リズムとなり終了する。6曲目はストリングス、
チェンバロ、スキャットが物凄く美しいメロディーを聴かせる
アウトロ的な小曲。メロディーが良いのでもっと長く聴いていたいのう・・・!


これもやはり様々な声色を使い分けシアトリカルな表現に成功している
ヴォーカルの力量の凄さが感じられるな・・・!あと本作に無いのは
デス声だけか!?(笑)まぁそれはともかく、同時リリースのもう片方と
比べるとより幅広い曲調となっているのが特徴だと言えるだろう。
だがそれでも方向性がぶれる事はなくジャジーな曲にいたっても
六弦アリスらしさがしかと息づいているのはスゴイな!
2枚同時リリースの今回、それぞれ長さは実質ミニアルバム程度
2枚あわせて店頭で買うと流石に今度ばかしはちょいと高くついてしまう
アルバムの中身はその値段に見合ったものなので思い切って2枚同時に
購入してしまおう!下手なV系聴くくらいなら間違いなくこっちだ!
2枚あわせてVERSAILLESと対等に闘える
数少ないアルバムである!




オフィシャルサイトで見てみる





満足度 93% お気に入り曲 全部。特に“緋のローレライ”、
“病める賛美”







"Alice in the Necrosis -GRAND EDITION-"




日本の様式美シンフォニックゴシックユニットの過去作の再発アルバム。


一昨年の冬にリリースされた“Alice in the Necrosis”限定シングルの曲と
新曲を追加しマスタリングも見直して再リリースされたアルバムである!
原盤は2枚組で、お得なようでいていちいち取り替えるのが面倒くさい
仕様
だったため有難いといえば有難いな。今は廃盤となっているため
名盤しか産み出さない六弦アリスのアルバムの中でも特にクオリティーが
高い
本作、再発は未聴のリスナーにとっては非常に美味しい話だろう!

大仰なクワイア、オーケストレーション、シアトリカル極まりない
世界観、日本人の琴線に触れまくる叙情クサメロ、メタラーのツボを
的確に付く細かいリフ捌きがまた素晴らしいメタリックなバンドサウンド、
緻密な事この上ないアレンジ等打ち込みの自主制作とは思えない荘厳にて
華麗なるシンフォニックゴシックメタル
がこれでもかというほど堪能でき、
ストレートなクサメタルとしては個人的に大好きな過去の名盤
“ルナティック・ラヴ”に劣るが聴くほどに味わいを増しプログレッシヴな
シンフォアルバム
として音楽的に高度なのは本作のほうである!
新曲は6曲目の“緋の軌跡”メロスピ的な疾走感を持った
イントロに始まりヴォーカルが入るとテンポダウンしギターリフが
消えるもブリッジ、サビはキャッチーなメロディーを撒き散らし
再び疾走する、どちらかといえばヴィジュアル系のスタイルを持った
曲調である。サビなどJanne Da Arcにかなり近いな!ギターソロは
メロディー重視のフレーズだ。


俺は原盤を持っており何度も聴いてきたので新鮮味は無いが
最近彼等の存在を知り原盤を持たないリスナーには新譜同様
新鮮な気持ちで楽しめるだろう!曲によってはトランス的
シンセ、リズムも顔を出すも基本的にメタル要素が濃いが、
それだけではなくプログレッシヴな深みのある味わいは
紛れも無く六弦アリスならではの真骨頂である!
満足度は原盤と同じって事で(笑)。



オフィシャルサイトで見てみる



満足度 96% お気に入り曲 全部







"紅蓮の少女 〜その名を呼ぶは、死神なり〜"




日本の様式美シンフォニックゴシックユニットの7thアルバム。


企画盤や再発アルバム、シングルを除けば通産7作目のアルバムである!
結成より僅か2年でこれほどの枚数を重ねさらにクオリティーも
着実に上げてきている
という、他のシーンでは考えられない異様な
ペース
なのだがこのシーンは皆これくらいのペースでアルバムを
重ねてきているため今更特筆すべき事ではないか・・・!?
まぁそれはともかく、先日催されたComicMarketでは午前の段階で
同時リリースの上でレビューした再発盤もろとも速攻でソールドアウトした
本作、果たしてどれほどのものを聴かせてくれるのであろうかッ!?

1曲目のイントロから早速重厚なクワイアで幕を開けTHERION
思わせる大仰なシンフォニックサウンドが聴けるがその後珍しい
語りがちょいと飛び出しそれに続く2曲目はアップテンポで
クワイア、オーケストレーションが聴けるメロディックメタルとなる。
どこか北欧メタルに通じるシンセ使いが特徴でサビは非常にキャッチーと
流石のメロディーセンスを見せてくれるぞ!ギターソロも相変わらず
打ち込みなのに説得力あるのう・・・!3曲目はストリングスによる
オーケストレーションとキラキラしたシンセで始まりミドルテンポ
非常にクサクサな民謡系のメロディーが聴けるぞ!ヴォーカルは
ソプラノ寄りの歌唱を披露し高度なスキルを見せ付ける。中盤から
後半にかけてモダン寄りのへヴィリフも登場しストリングスも
エキゾチックなメロディーを聴かせギターソロもその後のヴォーカル
メロディーもこれまたクサい!4曲目もストリングス、ギターによる
ヘヴィリフで始まり叙情フレーズが聴けるぞ。そして疾走を開始し
サビは完全シンフォニックメロスピと化す!本作でも特に光を放つ
キラーチューンと言えるだろうな!リフもカッコいいのう・・・!
5曲目はリリカルなシンセと軽めのギターが北欧系のシンフォニックな
V系
のような雰囲気を演出する曲。メロディーはやはりキャッチーだ。
6曲目はこれまた歌謡曲ライクな滅茶苦茶クサいメロディーが聴ける
シンフォニックなハードロックだがこれもどこかV系寄りの雰囲気
感じさせる曲である。リズムはアコーディオン音も聴けスカというか
タンゴっぽいが大仰なストリングスが軽薄さを一切感じさせず崇高さ
バリバリ
で中盤のソプラノスキャットも実にドラマティックだ!
7曲目は滅茶苦茶リアルなアコギが聴けヴォーカルもキャッチーな
メロディーを歌いソプラノと共に疾走を開始!リズムはメタルだが
トランス的なうねるシンセも登場しさらにクワイアも顔を出し
インダストリアルメタルとシンフォニックメタルの融合と言えそうな
アレンジが展開していくぞ!ブリッジ、サビはメロスピだ!
ギターソロも泣きのメロディーを紡ぎだしその後のストリングスも
これまた重厚でアコギは非常に泣けるのう・・・!ラストのソプラノも
凄まじい美旋律を聴かせてくれる!この曲も本作中特に目立った
キラーチューン
だな!8曲目はアコギ、ピアノ、ストリングスが聴ける叙情的なバラード。
間奏の笛の音も良いな。ラストのギターソロも打ち込みなのに相変わらず表現力豊か
人間が弾くようなエモーションを感じさせるのう・・・!


アルバムのコンセプトの影響下どこかTHERIONに通じる中東系の
重厚な大仰シンフォニックサウンド
を持った曲があり
相変わらず打ち込みサウンドなのに凄まじいスケール
放っているのう・・・!日本人の琴線に触れるクサクサ叙情
美旋律、メロスピ的疾走感、練りこまれたへヴィリフ
等は健在で
本作も従来のアルバムどおりクオリティーは異様に高く
これまで彼等を追いかけ続けてきたファンならば本作でも
ガッツポーズ
できるであろう!素晴らしい!



オフィシャルサイトで見てみる





満足度 95% お気に入り曲 全部。特に“HAZARD”、“メシアの奏”、
“紅蓮の少女 〜その名を呼ぶは、死神なり〜”







"Omen of Seven"




日本の様式美シンフォニックゴシックユニットの8thアルバム。


M3にてリリースされた新譜で、結局俺はその時ソールドアウト
買えなかったんだが超濃厚なメタル話をさせて頂いたのも
記憶に新しい彼ら六弦アリスの通産8枚目のアルバムである!
音楽的にはシンフォニックゴシックの流れを汲みつつも
モダンなへヴィリフ、インダストリアル系の
打ち込み音
が登場するここ最近の方向性を踏襲しているが
何と今回六弦アリス中最速と言えそうなポジティヴ系
爆走メロスピ
まで登場マンネリ化しそうな中にも新たな試み
取り入れることを忘れない姿勢が見え隠れするな・・・!

1曲目は打ち込みサウンドにオペラヴォイス、そしてバンドサウンドが
登場し相変わらず打ち込みながらもチープさ皆無のリアリティー
驚愕させられるが楽曲のクオリティーも依然変わらぬ質の高さである!
最近の六弦アリスらしいモダン寄りのリフに疾走感、やや加工気味の
ヴォーカル
が絡み合いゴシカルなクサクサモダンメタル
聴かせてくれるぞ!アコギソロも恐ろしくリアルで指が弦を
滑る音まで聴こえ凄まじい臨場感じゃのう・・・!2曲目は
MALICE MIZERを思わせるタンゴ調のシンフォさに始まり哀愁漂う
メランコリックなヴォーカルメロディーが堪能できギターリフも
登場しモダンな印象を放つ曲。ベースやドラムが良いな。3曲目は
インダストリアルな電子音にモダンなへヴィリフが飛び出しどこか
中東風のエキゾチックなメロディーが聴けるスローなへヴィチューン。
途中のスラップするベースも打ち込みなのに非常に熱い!4曲目は
チェンバロで始まりストリングスも登場しこれまたMALICE MIZERを
思わせるクラシカルな曲だがどこかメリーに通じる歌謡曲クサさ
併せ持っているな。ソプラノも本格的じゃのう!アコギソロも
やはりリアルだ!5曲目はキラキラしたシンセとキャッチーな
ヴォーカルで始まりギターリフが挿入されメロディアスな
ミドル〜アップテンポのHR/HMチューン
となるぞ。6曲目は
ソプラノスキャットに始まりアコギと打ち込みリズムが聴ける
バラード系のアレンジが施された曲。これまでのバラードのような
狂おしいまでの激情や哀愁はさほど無くどちらかといったら
穏やかな雰囲気が濃いな。そしてラストの7曲目は緊迫した
雰囲気
を放つストリングスリフで始まり加工されたフィメール
クワイア、ギターリフが登場し爆走開始!六弦アリスの中でも
特に速い曲だと言えそうなテンポでAメロはギターの音が消えるが
それ以降にリフが出てくるアレンジはV系の流れを汲み、そして
サビは飛翔系の明るさを持った典型的メロスピである!まさか
彼らがここまで直球のメロスピをやるとは思わなかったわい!
基本はゴシカルなのでVERSAILLESに通じる雰囲気もありサビ後は
さらなる展開となりアコギ、シンフォサウンドによるアレンジが
施されベースも目立ちラストの16分で刻むリフスラッシー
中に様式美的なフレージングも目立つクサメタラー的にかなりの
キラーチューン
と言える1曲に仕上がっているぞ!


全体的には最近の六弦アリスらしい、プログレッシヴな
シンフォゴシック
を基調にモダンさを取り入れたリフ、
インダストリアル系の電子音、加工されやけに初音ミクっぽい
質感
を持つようになったヴォーカルが目立ち様式美と
電子音へヴィサウンドの融合
と言った試みが施されており
まぁこの打ち込みっぽい部分は純然たるクサメタラーが
どう感じるかは判らんのだがそれでも曲のクオリティーは
依然として高く、MALICE MIZERなどが好きだったクサゴシック
リスナー
の琴線に触れるものは充分に感じ取れよう!
同タイプのAsrielギター、ベースを生にしてついに
フルレンスアルバムをリリースしたわけだがそろそろここいらで
六弦アリスにもフルアルバムをリリースしてもらいたいのう・・・!
何だかんだで本作も30分以内のアルバムなんでな!



オフィシャルサイトで見てみる





満足度 90% お気に入り曲 さよなら,世界、 マダム・ヴァイオレット、独裁者ノススメ







"新興宗教 万華教"




日本の様式美シンフォニックゴシックメタルユニットの9thアルバム。


相変わらずアルバムリリースのペースが早いユニットで
本作は通産9作目という事になるがクオリティーが落ちることは
無く孤高の領域に到達し今やシーンを代表する最強ユニットとして
名高い彼等六弦アリス。メタルやプログレ、民謡の要素を基盤と
しつつも最近は中東風というかエキゾチックな雰囲気を大々的に
取り入れ独自の妖しさを持っているが本作は前作“Omen of Seven”
収録された“万華教の人々”をモチーフにしたコンセプトの元
製作されているようだ。新興宗教なんて聞くと我々はどうしても
新興宗教楽団NoGoDを思い出してしまうが音楽性は別物だ(笑)。

怪しさ極まる祈祷風クワイアに始まり続く2曲目はデジタル音と
モダンなへヴィリフ
が聴けエキゾチックな雰囲気が放たれる
最近の彼等らしいアレンジが施された楽曲だ。キャッチー
メロディー、ストリングス系のアレンジ、そしてよく練られた
リフ
が光るのう・・・!中盤で聴ける1曲目で出てきた祈祷クワイア
バックのリフやその後の展開で感じられる緊迫感は流石でその後の
ギターソロもメロディー重視で見事な構築美を誇っているぞ!
3曲目はタンゴ(?)風のリズムにQUEENを思わせるコーラスが
聴け大仰なシンフォニックさを放ち初期のVALENSIAを彷彿とさせる
アレンジが施されているな。クワイアもシンフォメタルというよりは
QUEEN的である。4曲目はパワフルなリフに祈祷クワイアが聴け
アップテンポで展開するメタラー好みの曲。ギターソロは速弾きで
メタラーがよく耳にするタイプの音
を出しており打ち込みなのに
相変わらず説得力あるのう!5曲目はこれまた超リアルな打ち込みの
アコギが聴けチャカチャカしたミュートリフがV系を思わせるライトさを
放つもその後のリフは最近のHELLOWEENみたいなミュート気味の16分を
刻むぞ!シンセの音はリリカルで哀愁を放つキャッチーなメロディーも
聴き所である。6曲目はデジタリーなインダストリアルに接近した
サイバーなモダンへヴィネスだ!いつ加工されたデスヴォイスが出てきても
おかしくないが何と中盤ではラップも登場しデス寄りのシンガロング
顔を出すぞ!(爆)このデス声はコンポーザーの六弦A助氏のものである。ライヴで
盛り上がる
タイプの曲だな!DIR EN GREYの“THE VD EMPIRE”
思わせる雰囲気でクサメロのみではない事をアピールするかのようだが
クサメタラーにはウケないだろう(爆)。7曲目はうってかわって
メロディアスなイントロで幕を開けそしてメロスピ的な疾走
ストリングスが優雅に舞う!多くのクサメタラーが六弦アリスに期待する
タイプの王道を行くシンフォニックなメロスピでやはり
こういう曲が俺も好みだ!8曲目は加工された怪しさ極まる
宗教的な男クワイア
に始まりスローテンポにアコギが乗る
短い繋ぎの曲で続く9曲目はピアノ、アコギが叙情性を演出する
メロディアスでクサいバラードだ。笛の音も聴けどこか和の
フレージング
が感じられるな。10曲目は待ってましたの
疾走チューン
だがギターフレーズが複雑なリズムで登場し
ポリリズム風になっている何ともテクニカルなプログレ
メロスピ
と言えよう!11曲目はアコーディオンにマンドリン風の音色、
ピチカートが聴けるインスト。12曲目はいつになく醒めた
質感
のある低音ヴォーカルが印象的なメランコリックチューン。
前半はバラードだが途中からテンポが上がりメタリックになるぞ!


これまでの彼等のアルバムは何だかんだで30分以内のミニアルバム
多かったのだがここにきてついにフルレンスアルバムの登場である!
前回のレビューで書いた俺の願いが通じたのう!(笑)やはり彼等ほど
濃厚な世界観と高いクオリティーを持ったミュージシャンはフルで
堪能
してこそその真価が楽しめるというものじゃ!ただ最近の彼等はどうも
中東の雰囲気とモダンへヴィネス、インダストリアル寄りのデジタル音が
目立っているのでここいらでまた2ndの頃のような様式美プログレメタル
1枚出してくれると嬉しいしクサメタラーも喜ぶじゃろうて・・・!
俺はDIR EN GREYとかも好きなのでいいが6曲目みたいな曲はクサメタラー、
ゴサーにはちっともありがたくないだろう・・・!コンセプトが宗教なので
DIRの“UROBOROS”MASTODONに通じる雰囲気が感じられるな。
マンネリに陥りそうで微妙に方向性を変化させておりクオリティーも
依然として高いのだが少しずつ好みの方向性からずれ始めており
ペースの早さが逆に新鮮味を削いでいってしまっている感があるのう・・・!
六弦アリスの武器は叙情に満ちたクッサイメロディーなのでそこを
忘れずシンフォニックに、ドラマティックにぶちかまして欲しいのだ!




オフィシャルサイトで見てみる





満足度 89% お気に入り曲 万華教、ヴァルハラの騎行、
白と黒、純心セイレーン、犠牲者たちの夜、ワルキューレの詩







"骨董店 『Mystique』"




日本の様式美シンフォニックゴシックメタルユニットの10thアルバム。


アルバムリリースのペースが恐ろしく早いこのシーンに
おいてデビュー以来圧倒的なクオリティーで第一線を
つっ走り続ける六弦アリス10作目のアルバムである!
これまではアルバムとはいえ収録時間は30分に満たない
ミニアルバム
が多かったが前作からついに収録時間が
アップしフルレンスアルバムと呼んで差し支えない
ボリュームに仕上がっており、アルバムのコンセプトもここ数作で
続けられてきたストーリーの系譜
相当
練りこんだらしく
是非とも歌詞も熟読してくれ!との事で
曲調、メロディー等過去作との繋がりもあり、さらに音楽性も
それに合わせてかプログレの要素を大々的に取り入れているが
そこはやはりクサメロを武器とする六弦アリスらしく技巧を
ひけらかすタイプではない、コンセプトを表現する叙情性を
持ったタイプのシンフォプログレ
に仕上がっているぞ!楽曲も
ホーン系、笛っぽい音色が聴けたりクリーンギターが
レガートさを出すジャジーな曲、バグパイプ、笛がかなり
民謡色濃いクサさを演出したりセリフが飛び出したりと
前作のラップ、シャウト交じりの歌唱ほどのインパクトは無いが
これまでには無い新機軸も取り入れられているな。

1曲目は過去のアルバムでも聴けたダニー・エルフマン色濃い
メロディー
に始まりモダンなリフ、オーケストレーション、
クワイアが登場し相変わらずドラマティック極まりない
壮麗なシンフォニックサウンド
が聴けるがリズム、バンドサウンドの
アレンジは公言通り確かにプログレ臭が漂っており叙情的かつ
緊迫感溢れる曲調
である!ギターソロも丸みを帯びた音色
やはり打ち込みなのだがこの手の音楽を判っているフレージングである!
そのまな繋がる2曲目は叙情的なパートで始まりやがてバンドサウンド、
ストリングスも登場、アグレッシヴな疾走感を出し壮大なホーン
聴けるぞ!ギターソロは変拍子MALICE MIZER風のメロディーを
奏でノイジーなピックスクラッチも打ち込みとは思えん
表現力じゃのう・・・!3曲目はこれまたクサいクワイア系の
ヴォーカルが民謡風のメロディーを歌い怪しいタンゴ、ポルカ風
曲調で彼らとしては非常に珍しいセリフも登場!4曲目はジャジー
クリーントーンのギターが聴け打ち込みなのにこれまた異様にリアルだ!
シャッフルのリズムでメタリックなバンドサウンドも盛り上がるが
基本はノリの良いスイングジャズ風のアレンジになっているな。
ピアノ、笛っぽい音色も聴けメロディーは歌謡曲ライクでやはり良い!
5曲目はジャーマンメタル風のミュートリフに民謡系の笛の音、
北欧メタルのような透明感あるシンセが乗りヴォーカルも
ソプラノスキャットを披露し高度な歌唱力を見せ付けるぞ!
何とも民謡ライクなバグパイプ、パーカッションも聴け
変拍子、リズムチェンジで笛のソロも登場!彼らとしては
異例の民謡っぽさで途中からバンドサウンドが
登場し手数多いドラム、透明感あるシンセがメタラーを喜ばせる
アップテンポなHR/HMとなるぞ!6曲目はモダンな乾いたへヴィリフ、
ゴリゴリに唸るベース
が聴けるスローチューンでかなりラウドロック、
モダンへヴィネス、ニューメタル
に影響を受けたと思しき曲調だな。
勿論煌びやかなシンセも聴けるが最後までスローなままモダンで終わる
これまた従来には無かったスタイルである。7曲目は緊迫感ある
ストリングスリフ
で始まりクラシカルなチャーチオルガンも登場、
意外とこれまでの彼らが使用してこなかった音だな。そして
ベース、パーカッションも登場しノイジーなリフ、クサメロを
歌うクワイア、デジタル音
も聴けダークで重苦しくも6曲目とは
異なる雰囲気を持っているぞ!速弾きギターソロ後はロシア民謡
ようなクッサイヴォーカルメロディーが聴けその後まるで
イングヴェイのようなギターソロ
がオルガンをバックに炸裂する!(爆)
8曲目はアコギ、ピアノ、ヴァイオリンが穏やかな叙情性
出しつつもどこか緊迫感を感じさせる変拍子リズムで展開し
本作中最もプログレ色濃いアレンジになるぞ!シンセ、ハモンド
変拍子に乗っかりテクニカルなフレーズを披露、だが中盤からいつもの
クサクサ疾走シンフォメタルになりそしてラストは再び
プログレッシヴな雰囲気のアコギ、ピアノで幕を降ろす。9曲目は
ベース、ピアノ、ストリングスが穏やかさを出し低音で淡々と
呟くように歌うヴォーカルが実にエモーショナルでサビは
バンドサウンドで盛り上がり実にフックある叙情クサメロが聴ける
彼ららしい泣きのバラードだ。10曲目はリリカルなシンセが
ファンタジックな空気を醸し出しヴォーカルも穏やかに歌う
叙情的で平穏な出だしだがその後バンドサウンドが登場し
緊迫感あるプログレハードと化す!壮麗なクワイアも聴け
途中これまた往年のお城系ジャパグレ風の空気を出しそして
次に聴けるモダンなリフのフレーズはSound Horizonの
“エルの楽園[→side:E→]”っぽいな(笑)。
ギターソロは
かなりクサいフレーズを奏でチェンバロの音色も登場、
モダンなリフも聴け後半は再び穏やかなパートになり
お城系プログレとシンフォニックメタルのいい所取り
言えそうな目くるめく展開を持った8分超えの贅沢な大作である!


壮麗極まるオーケストレーション、打ち込みながらモダンへヴィネス
影響下にあるリフ、民謡、歌謡曲ライクなヴォーカルメロディー、
クワイアとここ最近の六弦アリスらしい安定のクオリティーだが
公言通り叙情プログレの要素が部分部分で飛び出し本格的に
長いインタープレイ、変態染みた変拍子
とかは無いが曲の持つ空気は
あんな感じと言えるだろう。8曲目はかなりプログレしているが・・・。
そして難解なコンセプトに合わせたのか全体的に即効性よりも
聴き込むごとに味を増すスルメアルバムに仕上がっており
壮麗なオーケストレーション、クワイア、クサメロも健在だが
どこか抑え気味に感じられるのは気のせいか!?前作で物議を
醸したラップ、シャウトは無くゴサーは一安心だな(笑)。
本格のプログレッシャーが聴くには変拍子、テクニカルパートが
少ない
かも知れんがコンセプトを重要視する叙情派の
プログレリスナー
なら十分楽しめよう!お城系と言えなくも
無いがそれよりはシンフォメタル寄りでクサメタラー、
ゴサーには相変わらず鉄板だが判りやすい
メロスピ系キラーチューンは無い
のであしからず・・・。




オフィシャルサイトで見てみる





満足度 89% お気に入り曲 Mystique Avenue、噂の雪、
宝石と楽園、JORKER、画家と骨董店、『Mystique』







"マダム・ヴァイオレット"




日本の様式美シンフォニックゴシックメタルユニットの11thアルバム。


ここ最近はペースの速さを落とす事無くミニではない、
40分を超えるフルアルバムをリリースするようになった、大仰で
壮麗
かつモダンなへヴィさ、アグレッションも併せ持ったダークで怪しい
シンフォニックゴシックメタル
を聴かせてくれるシーン最高峰の実力、知名度
誇る最強ユニットによる最新作である!近年のアルバムはモダンさ、プログレ要素
加えて宗教的な中東風の雰囲気が濃くなったりラップやシャウトを取り入れたりと
実験的な作風が目立ってきたが本作はプログレ、モダン要素をキープしつつも
彼ら本来の大仰壮麗シンフォニックゴシックに立ち返っておりラップや
中東要素にイマイチピンと来なかったゴサーも喜ぶ仕上がりになっているぞ!

1曲目から早速シンフォニックなオーケストレーション
ゴシカルな怪しい空気を演出しそしてモダンなバンドサウンド、
クワイア
が登場するアップテンポのシンフォゴシックとなるぞ!
リフがキッチリと練られておりサビ前のクラシカルなオブリも熱く
サビは持ち前のキャッチーさ、壮大さを放ちその後のシンフォニックな
パート
も聴き所である!アコーディオン風の音色も面白いな。2曲目も
荘厳なオーケストラで始まりダニー・エルフマンを思わせるサントラの
要素も感じさせアコギも登場、相変わらず打ち込みとは思えないリアルさ
そしてモダンなバンドサウンド、クワイアも顔を出しどこかMARILYN MANSONを
思わせるノリの良さ
を出しつつもやはりストリングスが大仰である!
曲展開は凝っておりプログレ的なパートも途中顔を出し細かいリフワークが
メタラーをも唸らせる本格派のアレンジ
を披露し後半疾走を開始するぞ!
打ち込みなのに相変わらずエモーショナルな速弾きギターソロも登場!
人間が弾くとするならばかなりのテクを要求するであろうフレーズだな。
3曲目はこれまた怪しいイントロからストリングスリフ、ピアノ風の
リリカルな音色
に導かれ壮麗なヴァイオリン、ソプラノVo、胸を焦がす
哀愁を放つバンドサウンド
が聴け再びアトモスフェリックな音作りになり
切々と歌うヴォーカルが登場、曲調的にはサビで盛り上がるバラード系
フルートのオブリもいい味を出しておるのう・・・!甘いトーンで紡がれる
泣きのギターソロも良いな。4曲目は1st以来の登場となる民謡色濃い
メランコリックな曲
である!最近彼らを知ったリスナーにとっては珍しい
曲調
に感じられるかも知れんが元々はこういうスタイルだったのだよ(笑)。
メロディーはやはりかなりクサくサビなんか天才的にキャッチー
六弦アリスの面目躍如と言った所だろうか!?最近は実験的になりすぎて
一頃のメロディーセンスも鳴りを潜めてきたがこの曲はそんな我々の期待に
十分以上応えてくれるクサクサ美旋律
がこれでもかというほど堪能できるぞ!
5曲目はかなりアグレッシヴでへヴィに疾走するSlipknot的な
ラウドロックでツーバスもドコドコしておりインダストリアルな電子音、
怪しいシンセ
に低音で抑揚無く呟く様なヴォーカルとここ最近の方向性を
向いた楽曲である!どこかDir en greyに通じる雰囲気もありギターソロも
短いながら高速シュレッドでその後はテクニカルな変拍子リズムも見せるぞ!
そして後半ではスカのカッティングも登場し実に実験的だがその後のメロディーは
シンフォニックで壮麗でクサくキャッチーな六弦アリスらしい展開を見せる!
6曲目は華やかな宮廷を思わせるオーケストラに続きヴィヴァルディの“四季”
最もクサいパートである“冬”を思わせるフレーズが聴けさらにアコギ、ピアノが
登場し大分経ってからヴォーカルが挿入されるプログレッシヴな印象を感じさせる曲だ。
ヴァイオリンのソロも登場しバラードに近い雰囲気もあるがサビはテンポも上がり
ドラマティックに盛り上がるぞ!7曲目はこれまたダニー・エルフマン風コミカルかつ
ダークでゴシカルな雰囲気
がありチェンバロの音色も登場、ヴォーカルもクサい
タンゴ風のメロディー
を歌いギターソロでテンポアップしHR/HMサウンドになるぞ!


モダンへヴィネス系のラウドなバンドサウンド、叙情プログレ的
複雑なアレンジ、曲展開は保ちつつクサメタラー、ゴサーが喜ばない
実験的要素
を廃し本来の壮麗シンフォニックゴシックに立ち返った印象があり
何と1st以来となるメランコリックなクッサイ民謡チューンもある!
モダンで実験的な曲も残ってはいるが今の俺はそういった曲も大好きなんで
十分以上に楽しめるわい!ただメロスピ的に疾走しクサさを撒き散らす曲
今回は入っておらずその分凝った曲展開を見せるプログレ要素があり
速さよりもドラマティックさを好む層に受けるだろう!




オフィシャルサイトで見てみる





満足度 90% お気に入り曲 全部。特に“画家と貴婦人”







"虎のプライド 〜Opera The Festival 2010〜"




日本の様式美シンフォニックゴシックメタルユニットの企画シングル。


正確には六弦アリスではなくコンポーザー、六弦A助氏によるソロ名義の
企画CD
で、同人界のディスクユニオン、ディスクへヴンと称されし(?)
ジャパニーズ・アンダーグラウンド・インディーズ商品を扱うマニアックショップ
“とらのあな”が企画したフェスか何かのイベントとコラボして作られた
テーマソングを大胆にもメロスピアレンジしており、しかもヴォーカルを
務めるのはショップ側から選ばれし社員5名という暴挙にうって出ておる!
バンド経験がある人間をチョイスしているのか!?音大で声楽を学んだ経験あり
社員か!?それともただのカラオケ自慢か!?素人ヴォーカルが果たしていかほどのものか!?
アクスカリバーのような超絶ヘナチョコヴォイスだったらどうしようか・・・!(爆)

気になる曲のほうだが、いきなりロマンシング・サガを思わせる大仰なシンセが聴け
ドラマティックにバンドサウンドが炸裂し店員の挨拶から疾走するメロスピと化す!
気になるヴォーカルのほうだがまぁ当然上手くは無いがかといってそこまで
ボロクソでもなく
何気にまぁまぁ無難アクスカリバーばりの
素人ミッキーヴォイス
期待していた俺としてはちょいと肩透かしだが(爆)
音楽としては下手じゃないのはいい事だ(当たり前)。ちょいと気の利いたパンクバンドくらいの
歌唱力はあり
女性Voもなかなかにクリアな声質で悪くないな。語り、歌詞以外は
まぁまっとうなメロスピチューンで流石に六弦アリスだけあってアレンジ面はお遊び
企画シングル
なのに無駄に見事でこの手のメロスピとしては16分刻みを踏襲しつつ
ちゃんとリフが練られているのが良いな。そして2曲目はメタラーの意見を
汲んでくれた
のか語り、台詞なしのヴァージョンで3曲目がカラオケヴァージョン
なっているぞ!サンホラとかも語りあり盤、語り無し盤とか同時に出せばええのになぁ・・・!(爆)


まぁあくまでも一発ネタ的なお遊び企画なんで旬を逃すと物笑いのタネにしか
ならなさそうだがそこは六弦アリス、腐れ一発屋タレントが調子こいてCD出したり
本出したりする
のとは訳が違うクオリティーを見せておるぞ!次にこんな機会あったら
今度はデスヴォイスとか使える店員を確保してメロデス、シンフォブラやったら
また面白いかもな!?値段も300円と安いので一食ガマンするまでもなく
ゲットできよう!すぐ廃盤になりそうなんでさっさと確保しておくが吉か!?(爆)




オフィシャルサイトで見てみる





満足度 72% お気に入り曲 虎のプライド 〜Opera The Festival 2010〜 (語り無し)







"独裁者ノススメ"




日本の様式美シンフォニックゴシックメタルユニットの12thアルバム。


質を落とすことなく脅威のペースでアルバムをリリースし続ける
国産インディーズ/同人シーン最高峰のユニットによる最新作である!
ここ最近は中東的なメロディー、アレンジを取り入れたりモダンへヴィネス、
インダストリアル要素
を見せたりプログレッシヴな展開を持ち込んだりと
実験的な面が目立っていたが本作は比較的ストレートな曲調になっており
Aメロ、Bメロ、ブリッジ、サビ、ソロという基本というか王道を行く
展開
を見せており複雑な、プログレ的なアレンジが苦手なリスナーに
喜ばれそう
なスタイルとなっているな。もちろん壮麗なオーケストレーション、
クサくキャッチーなメロディー、ゴシカルでシリアスな雰囲気
は健在なので
クサメタラーにとっては相変わらずの安定アルバムだと言えるだろう!

シンフォニックなイントロに続く2曲目はプログレメタル的なシンセ
壮麗極まるオーケストレーション、淡々としたバンドサウンドが登場する
ストレートなミドル〜アップテンポ曲でサビは飛翔感を感じさせる
キャッチーなもので普遍的な良さがあるのう!3曲目はトランス系の
シンセ、ピアノ
オーケストラが乗り疾走するメロスピだ!
リフ、オブリがこれまた細かくミュート系の高速刻みジャーマン的ですら
あるのう・・・!ヴァイオリンソロも聴けラストで速弾きギターソロ
登場しアコギの音色で幕を下ろす。4曲目はモダンな質感のある乾いた
リフ
で始まりメタリックなバンドサウンドシリアスなメロディーが乗る
これまたキャッチーな曲である!リフがまた良いな。5曲目は打ち込み系
チャカチャカした音色に怪しい民族的なスキャット、モダンなへヴィリフ
聴けるダークでへヴィなここ最近よく見られた中東系の雰囲気を持った曲だ!
リズムはデジタル音でアコギも聴けるが全体的にダンサブルでメタルと言うよりは
ゴアトランスと形容できそうなアレンジになっておるのう・・・!6曲目は
キラキラしたシンセにスクリーモ的な軽いギターが乗る湿り気を持ちつつも
ライトな雰囲気を感じさせる叙情的な曲。やはりメロディーはキャッチーで
V系に通じる要素を感じさせこの辺はいかにも日本人らしいセンスだろう。
7曲目はピアノが聴けるメランコリックな泣きのバラード。ストリングスも
バックで曲を盛り上げ中盤からバンドサウンドも登場し王道のメタルバラードとなるぞ!
8曲目はクワイア、オーケストレーションと共にメタルサウンドが盛り上がり
疾走する待ってましたのシンフォメロスピである!サビはあまりにも
クサくキャッチー
始めて聴く気がしないほどだ!(爆)
リフワークも流石の一言でクワイアに乗るギターソロもカッコいいのう・・・!
ラストはツーバス連打メロディアスなギターソロを聴かせ最後までメタラーの
ツボを付く
本作中特に目立ったキラーチューンである!我々は彼等に
こういう曲を求めているのだ!



全体的にストレートなスタイルになっており聴き込みを要さず良さが理解できる
即効性のある1枚に仕上がっていると言えるだろう!疾走メロスピチューン
戻ってきており彼等にクサさを求めるならば素直に納得出来るが逆に複雑さ、
崇高さ
を求めると物足りないかも知れんな・・・!だが奇をてらった複雑怪奇さよりも
こういうシンプルなスタイルで普遍的な良さを出すほうが難しいのだ!
そう思って聴き込めば難解派リスナーも納得してくれるだろう(笑)。
曲のアレンジは相変わらず妥協皆無の練りこみ振りを見せているぞ!




オフィシャルサイトで見てみる





満足度 88% お気に入り曲 誇リ高キ者、小悪魔ディスタンス、
キミノタメ、痛ロリヰタ哲学







"原宿ロリヰタキネマ"




日本の様式美シンフォニックゴシックメタルユニットの13thアルバム。


シーンの中核を成すシンフォニックメタルユニットとなって久しい超実力派による
アルバムとしては通算13作目にあたる1枚で、同時に彼等としては初の試みとなる
東方カヴァーアルバムもリリース、さらに今まではヴォーカル以外は全てが打ち込みで
構成されていた
が今回はついにというかようやくというかギターが生になっており、
従来も十分にリアルな音作りなれどやはりいかにも打ち込みな部分があったが
生音になる事でリアルさが圧倒的に増強されさらにメタラーにアピールできる
サウンドになった
と言えるだろう!打ち込みの技術がいかに進化しようとやはり生が一番だからな・・・!

1曲目はメロトロン風のテープ逆回転シンセに始まり生音によるモダンなへヴィリフ、
うねるシンセ
が登場!やはり生のギターは迫力が、説得力が、凄みが違うわい!
ヴォーカルが入るとミステリアスな雰囲気を放ちサビはアコギ(?)もバックで
煌びやかさを出しキャッチーなメロディーが披露される!ギターソロはレガートさ
あってか従来と比べてあまり変わった印象は無いな。2曲目はフガフガしたアコーディオン、
スキャットが妖しいタンゴ、ポルカ風の雰囲気を醸し出しメロディーはどこか
ALI PROJECTに通じる雰囲気があり非常にクサくテンポダウンと共にヴァイオリンソロ
登場、この辺は打ち込みだがやはり異様にリアルだな・・・!3曲目はアトモスフェリック系
シンセ、ピアノ、ストリングスにフィメールコーラスが聴け神秘的な雰囲気を醸し出し
そしてメタルサウンドも登場、ヴォーカルもソプラノ系で曲調に見事にマッチしておるのう・・・!
ヴァイオリンソロもメロウで良いな。4曲目はへヴィさを放つ重厚なバンドサウンドと
トランス系のうねるシンセで始まりアグレッシヴなノリの良さを放つリズムがいかにも
最近のモダンV系っぽさを感じさせるもサビはメロスピ的な疾走だ!ギターフレーズは
非常にキャッチーでソロも流麗な速弾きを見せつつやはり歌心があるな・・・。
5曲目はキラキラしたシンセ、アコギがポップス的な煌びやかさを放つ軽快さの中に
叙情性を内包したメロディアスな曲。途中からメタリックなバンドサウンドも顔を出し
全体的にメロウ派のV系バンドがやりそうな曲だがクオリティー面ではそういった連中は
足元にも及ばんなぁ・・・!
メロディー重視のギターソロも良いな。6曲目はモダンなへヴィリフ、
インダストリアル系
の打ち込み電子音シンセが民族的というか宗教的、呪詛的な雰囲気を
醸し出しスキャットもそんな感じでリズムはデジタルビートになっているがキャッチーさは
健在でサビの流麗なメロディーは相変わらず流石である!ピッキングノイズの無い
ギターフレーズ
がこれまでの打ち込みギターに近いムードを出しているのが面白いな。


アルバム2枚同時リリースだからか全6曲でボリューム的にはミニアルバム並のサイズで
その点が物足りないがやはり生のギターは良いな!プレイ的にも遜色は無くタイトさ
感じさせプロダクションも良質、ドラムの音がまた打ち込みっぽくないので見事に
マッチしており
違和感は皆無である!今回珍しくクワイアが使われておらずシンフォさは
勿論濃いがオーケストラの壮大さよりもバンドサウンドのアグレッションを重視した
印象があるな・・・。まぁ何はともあれこの生ギターが本作のメインである!今後も是非とも
生ギターでタイトに、メタリックに攻めて頂きたいものじゃ・・・!そんな本作の最大の
欠点はと言うとアグリーで痛々しい嫌われ者のバンギャを(皮肉って?)コンセプトに
しているのに音楽性があまりにも高すぎて崇高な雰囲気プンプンでコンセプトと楽曲が
まったくもってマッチしていない
という点だろう・・・!(爆)




オフィシャルサイトで見てみる





満足度 89% お気に入り曲 全部







"夢想演舞 月之理"




日本の様式美シンフォニックゴシックメタルユニットによる初のカヴァーアルバム。


短期間でシーンを制覇した大物シンフォニックメタルユニットによる2枚同時リリースされた
アルバムのうちの片割れである!これまでは頑なにオリジナル1本で、話題性や安易な媚びではなく
実力のみでここまでのし上がってきたビッグネームによる初の東方カヴァーアルバムである!
オムニバスにはちょくちょくと曲を提供してきたがここに来てついにシーンのアイコン、
上海アリス幻樂団
に手を出すとは・・・!実力派の彼等ならばクオリティーは保障されているし
大物と言える彼等が今更セルアウトする筈も無く今後もオリジナルで勝負してくれる事は
明白だがぶっちゃけ批判もかなり多そうだな・・・!(爆)

1曲目は煌びやかで冷たい透明感を持ったシンセに始まりこれまでの彼等とは明らかに異なる
お馴染みの和メロ
が登場、ライトで穏やかかつ北欧的なムードを持ちサビはいかにも
ASIAN KUNG-FU GENERATION、NUMBER GIRL、9mm Parabellum Bullet的な
よくあるフレーズだ(爆)。2曲目はこれまた煌びやかなシンセ、ピチカートに
モダンなへヴィリフ、ストリングスをバックにクサさを感じさせるヴォーカルメロディーが
聴け大仰なホーンも所々で顔を出しテンポも上がりシンフォメタル的な質感を放つぞ!
ギターソロもレガートだな。3曲目はモダンなリフ、電子音と共に疾走しアグレッシヴな
印象
を放ち、打ち込みらしさの残るベースも目立ちミステリアスな空気を感じさせるも
サビはキャッチーなメロディーと共にメロスピ的な疾走を見せるぞ!4曲目は非常に珍しい、
ラウンジ系の穏やかなイントロが聴けるもその後はメタリックな疾走サウンドになりシンセが
いかにも上海アリス幻樂団な和風メロを放ち軽いギターのカッティングも登場、
ヴォーカルは奇妙に加工されパート毎に異なる表情を見せる変態系とも言えそうな曲だが
メロディーはやはりいかにも東方でお腹一杯になってしまうなぁ・・・!後半はスラッシーな疾走パートになるぞ!
5曲目は大仰なオーケストレーションが好印象だが肝心のメロはやはり飽きて久しいお馴染みの
フレーズだ(爆)。
Aメロが一番良いか!?6曲目は珍しいインダストリアル的なパーカッションから
クラシカルなチェンバロ、ストリングス
民族的なフレーズも顔を出しそしてバンドサウンドも
登場、畳み掛けるヴォーカルが聴けるもやはりメロディーは聴き飽きたフレーズである。
7曲目はこれまた北欧的なシンセで幕を開けメタリックなバンドサウンドも登場、キャッチーさを
感じさせる北欧メタル
と言えそうな空気を纏ったミドル〜アップテンポ曲でヴァイオリンの
フレーズ
が良いな。メタルコアというわけではないがそれに通じるハモリリフ、ソプラノ系の
スキャット
がまた鮮烈な印象を放っているな・・・!8曲目はアコギ、ストリングスに
クワイアが登場し疾走するストレートなシンフォメロスピ系でギターやシンセのオブリも良いが
やはりメロディーは何度も言うが人生において最も多く耳にしてきたかもしれないお馴染みすぎる
満腹感誘いまくりフレーズ
だ(爆)。アレンジは最高なのだが・・・!


シンフォニックで大仰かつ時に電子音も唸らせモダンなへヴィサウンドで疾走するスタイルは
オリジナルだろうとカヴァーだろうと変わらないがやはりメロディーラインが決定的な
違い
だろう・・・!いかにも上海アリス幻樂団NUMBER GIRLメロディー
そこかしこで挿入されアレンジは良くともこの時点で満腹になってしまうなぁ・・・!(爆)
まぁもう東方だったら何でも売れる時代は幕を下ろし本物だけが生き残れるシーンに
なってはいるようだが、そうなってくるとカヴァーしているのはなまじ実力あるミュージシャンだけに
なおさら彼等のオリジナルが聴きたくなってしまうのが悪循環じゃわい!これはもう東方という
単語を必要以上に崇め奉りカネを落としてきたリスナーのせいなのかも知れんなぁ・・・!




オフィシャルサイトで見てみる





満足度 84% お気に入り曲 月光ソクラテス、危険なゆらめき、守るべきもの、仄暗く紅







"夢想演舞 妖之理"




日本の様式美シンフォニックゴシックメタルユニットによる2ndカヴァーアルバム。


これまでオリジナルにていくつもの名盤、名曲を生み出してきた国産シンフォゴシックの代表格である
六弦アリスだが前作よりついにと言うかとうとうと言うか、シーンの中核を成しすぎてみんなだんだんと
飽きが来始めている
東方アレンジ/上海アリス幻樂団カヴァーに手を出してしまった!(爆)
既に知名度抜群の彼らがここに来て東方とは、音楽一本でメシを食うための基盤をガッツリと
固めたい
のだろうか等と穿った見方もされて当然ではあるがやはりメロディーセンスのみならず
アレンジセンスも凄まじい彼らだけにそのクオリティーはしかと保障されている!
前作からついにギターが生になったが本作でも勿論生だ!

1曲目は実に怪しい儀式的なムードプンプンのスキャット、中東ライクなストリングスに始まり
モダンなへヴィさを持ったバンドサウンドが登場しミドルテンポで重厚に展開、ギターリフは
今回も生だが意図的にかつての打ち込みに近い音作りにしておりサビメロはかなりクサいぞ!
2曲目はこれまた緊迫感あるストリングス、電子音に始まりキャッチーさを持ったシンセと共に
メタリックだが軽快なアップテンポになりリードギターも登場、ヴォーカルはどこか淡々とした
ムード
があるな・・・。3曲目はメタリックなリフ語りのようなポエトリーリーディングのような
早口の声がバックに乗り奇妙なムードを放ちアップテンポでタイトに展開、へヴィリフ
ベースラインも印象に残りヴォーカルはちょいとキャッチーでサビは疾走しクサいメロディーが聴けるぞ!
4曲目はアコギに始まり流麗なストリングス、スキャット、泣きのリードギターに導かれ落ち着きのある
ヴォーカル、ピコピコシンセ
も顔を出すメロウな曲。5曲目はイントロからいきなりアグレッシヴな
へヴィサウンド
で疾走しまるでデスラッシュデスコアのような極悪さが放たれ嬉しくなるのう!(爆)
ヴォーカルは勿論デスVoではなく普通に歌っているがバックは極めてパワフルである!サビはやはり
キャッチーでギターソロは短いがメロディー重視のプレイだ。6曲目は若干軽めの、ライトな
ポップス/パンク風のギター
が聴ける軽快な曲だがシンセが煌びやかさを放っておりベースも目立っているぞ。
ギターソロはこれまたメロディアスでなめらかなプレイだな。7曲目はタイトなギターに始まり
メロスピ的な疾走を見せるがリードギターが奏でるのはとっくのとうに飽きたお馴染み過ぎる
メロ
なんで純粋に楽しめないのが残念だ・・・!(爆)ギターのオブリは非常に熱く
これをオリジナルでやって頂きたかったわい・・・!中盤以降ではクワイアも聴けるぞ。


とりあえず個人的に飽きて久しい東方ではあるがその中でも特に飽きている楽曲、メロ主体
前作と異なり比較的新しめ(?)の曲をチョイスしているのかメロディーもまだ飽きていない
新鮮なものが多く
普通に楽しめるのは良いな・・・!普段の、オリジナルの彼らと比べて
なんら遜色無いキャッチーで豊潤なクサメロがバッチリ存在しておりアレンジもこれまで通りの
モダンなへヴィさゴシカルで怪しいシンフォニックさは健在だ!欠点というか
気になる点としては前作通り折角ギターが生になったのに意図的にこれまでのような
打ち込みっぽい音作りにしている
という部分と、あとは東方だという所だろうか・・・!(爆)
東方やればオリジナルやるより売れるみたいなくだらないシーンの流れのせいで彼らのような
優れたメロディーメイカーオリジナルをやらなくなっちまうというのだけは何としても避けなければ
ならんのう・・・!まぁ六弦アリスに限って脱オリジナルはありえんだろうし心配する事は無いだろうが・・・。




オフィシャルサイトで見てみる





満足度 84% お気に入り曲 災禍の瞳、スウプの檻、未来永劫仏恥斬







"緋の境界と二つの夜 -Prologue A-"




日本の様式美シンフォニックゴシックメタルユニットによる2枚同時リリースのシングル。


元々オリジナル一本実力のみでビッグネームにのし上がった筋金入りの
超実力派
でこれまではヴォーカル以外打ち込みだったのだが最近はギターが生になり
さらに東方にも手を出し始め、その上ここに来てライヴも行うようになり
まぁライヴパフォーマンスは不慣れさが露呈してしまっていたがアルバムに関しては
もう手がつけられないレベルの完成度を持つに至った様式美シンフォニック
ゴシックメタルユニット
の最新作はオリジナル病みに病みまくった人間の邪悪な
ダークサイド
を執拗に描いた2枚同時リリースのコンセプトシングルである!

1曲目はシタール、スキャット中東ライク怪しいエキゾチックムードを演出し
スローテンポでバンドサウンドも登場、ヴォーカルもパワフルに歌い上げギターは
生だがリードプレイは意図的に過去作のような打ち込み風の音色にしてあるのう・・・!
全体的に淡々とした曲調だがアレンジ、展開はよく練られておりベースラインも
動きまくりサビは愁いを帯びたメロディーを歌い短いがギターソロは泣きのプレイ
後半ではタッピングも披露、ヴァイオリンのオブリも顔を出すぞ!2曲目はソプラノ
スキャット
に始まりどこかモダンインダストリアルな電子音入りのへヴィサウンドが聴け
ヴォーカルは加工されたような声でギターもオブリを放り込みアップテンポで展開、
ドラムも手数多く暴れ倒しサビはクサくキャッチーじゃのう・・・!ギターソロは
メロディー重視のレガートなプレイである。3曲目はキラキラチェンバロ、ストリングス、
クワイア
というクサメタラーが泣いて喜ぶ様式美シンフォニッククサ音色で幕を開け
大仰なホーン、モダンなへヴィリフも顔を出しさらに珍しく男の語りも聴けるぞ!
いい声ながら実に怪しい低音A助氏自らによる語りか!?ヴォーカルパートは短く
ほぼインストと言えそうな曲調で展開もシンプルだな。


中東風の怪しいスロー/ミドル曲にアップテンポのキャッチーなメタルチューン、
ほぼインスト
ながら様式美色濃い曲等3曲それぞれが違うスタイルを見せた
シングル
となっており相変わらずの高い完成度を見せておる!アレンジ面に
関してはもはや何も言う事が無いほどの境地に到達しており壮麗かつ緻密な
オーケストレーション
にただただ酔いしれるのみじゃ・・・!




オフィシャルサイトで見てみる





満足度 80% お気に入り曲 完璧なひまわり







"緋の境界と二つの夜 -Prologue B-"




日本の様式美シンフォニックゴシックメタルユニットによる2枚同時リリースのシングル。


昔の(今のも?)ダーク系ヴィジュアルバンドに通じる気の触れたバカ女の腐り果てた
ダークサイド
を容赦無く描いた2枚同時リリースコンセプト作2枚目に当るシングル
本作もまた3曲入りとなっておりギターも勿論生でライヴでプレイしたギタリスト二人が
それぞれ担当、
上記のシングルはYouki氏がプレイしていたが本作は鋼鉄兄貴氏による
プレイとなっており双方共にタイトなギターサウンドを聴かせておる!

1曲目はどこか穏やかでキャッチーな出だしからバンドサウンド、ヴァイオリン
顔を出し叙情的ながらどこかライトな印象もあるが勿論スカスカさなど無く
シンフォニックなシンセがバックを濃厚に彩っておる!
ギターソロはやはり
メロディー重視でその後非常に珍しいサックスのソロも登場!2曲目はピアノ、
アコギ、ピチカート音
メルヘンライクなムードを演出しギターも奥のほうから
軽めの音で鳴り
そしてスキャットコーラス、シンフォニックなオーケストレーション、
エモ系の湿ったバンドサウンド
が登場し叙情性を優先したスクリーモ寄りの
雰囲気
を感じさせる曲になるぞ!ギタープレイもまさしくエモ、スクリーモムード満点の
ライトなオブリ
じゃのう・・・!3曲目は様式美系のネオクラフレーズで幕を開け
メロスピ的に疾走!この曲のみエモではなくクサメタルでシンセやギターが派手に
オブリを放り込みサビもキャッチーである!ギターソロはやはりメロディー重視の
タイトなプレイ
だな。ラストもキラキラシンセが顔を出すぞ!


モダンで大仰だった1枚目と比べて穏やかなエモさが出た1枚に仕上がっており
メタラーが喜ぶのは向こうでエモ、スクリーモ、ポストロック系のファンが
好むのは本作のほうだろう。シングル2枚で見事に違う方向を向いた仕上がり
なっているがラストの3曲目のみバリバリのメロスピ待ってましたと喜ぶ反面
ちょいと浮き気味になっているか!?エモコア系でも高いクオリティーがあり
今後はシンフォニックエモ/スクリーモの方向性でアルバム作ってみても
面白いかも知れんな・・・!3曲入りのシングル2枚同時リリース
2枚合わせて計6曲なんで双方ゲットして6曲のミニアルバムと考えて聴くのが
得策と言えそうだが3枚聴く度にCDを入れ替えねばならん面倒臭さが
付きまとう
のが難点じゃて・・・!(爆)




オフィシャルサイトで見てみる





満足度 80% お気に入り曲 ミラクル少女。刹那の永遠はエメラルドの夜を永遠に彷徨う







"迷イノ森、夢十夜。 -人トシテ-"




日本の様式美シンフォニックゴシックメタルユニットによる2枚同時リリースのアルバム。


ここ最近は東方にも手を出し議論を呼ぶ一方でギターサウンドが生となりさらに
ここに来てライヴ活動も行うようになった実力派シンフォニックゴシックユニットによる
2枚同時リリースのアルバムである!この2作同時というのは以前からもよくやる手法だが
ボリューム的にはシングルやミニアルバム位なので1枚に纏めてリリースする事も可能だろうが
コンセプトを表現するためにはこのリリース形式でなくてはならんのだろう・・・!

1曲目はピアノリリカルなムードを醸し出し遠くで声も聴こえるイントロで続く2曲目は
バンドサウンドアコギ、シンセストリングスが乗りへヴィさの薄いライトなムード
漂わせどこかV系に通じる空気を出しヴォーカルは淡々とした低音で人間の声ではあるが
まるでヴォーカロイドのような無機質な無感情さがあるのう・・・!ギターソロはレガートな
速弾き
を交えつつメロディーも弾いており音作りがかつての打ち込みの頃のような音なのが
惜しいな・・・!3曲目はキラキラしたシンセバンドサウンド、クワイアが聴け様式美的な
ムード
を醸し出しアップテンポになりそしてハモリギターと共に疾走開始!アンサンブルは
モダンなへヴィさがありベースも目立ち音作りが打ち込みっぽいのでどこか
インダストリアル的なマシーナリーさを見せつつサビはキャッチーなメロスピ風である!
4曲目はアコギ、ベースがどこかジャジーなノリの良さを見せホーンのようなシンセ
そんな感じでブロードウェイ的なムードを演出、バンドサウンドはメタリックなので
DIABLO SWING ORCHESTRAに近い要素もあるか!?5曲目はまるでハリー・ポッターのような
雰囲気
を演出するイントロからストリングスが刻まれゴシカルに疾走!ダニー・エルフマンの
サントラを疾走させた
かのようなムードがありメロディーもかなりクサく男の語りも登場!
メタリックではないがこういう曲を待っていた!ヴォーカルはかなり無感情で
ヴォーカロイドっぽい
のが気になるがあそこまで違和感丸出しではない。6曲目は何と
EtherのRyo氏ゲストコンポーザーとして参加しメロディーを書いているようで、
へヴィさのあるバンドサウンドモダンな勢いを見せアップテンポで展開、Aメロはクリーンな
アルペジオ
V系スタイルになるがその後はメタリックでメロディーも良くサビはまるで
歌謡曲のようなクサさを強烈に放っているぞ!7曲目はピアノ、アコギリリカルな
メロウさ
を放ちストリングスや笛も登場、ヴォーカルも切々と歌うエモーショナルなバラード曲だ。


今回もまた彼等得意の人間の病んだドロドロでダークなコンセプトを持っており
音楽的にも従来通りのシンフォニックでゴシカルかつモダンなへヴィさ、無機質な
インダストリアル風の空気
を纏っているがその一方でシンセやアコギ、ピアノ等が
叙情的なムードを放っており細部まで構築された繊細さを見せておるのう・・・!
ただその一方でやはりまだギターの音色が生なのに意図的に打ち込みっぽい感じに
なっており
そろそろいかにも生って感じの音作りにして貰いたいか!?




オフィシャルサイトで見てみる





満足度 80% お気に入り曲 時効なき逃亡者  イザナイノモリ  背徳日和







"迷イノ森、夢十夜。 -凛トシテ-"




日本の様式美シンフォニックゴシックメタルユニットによる2枚同時リリースのアルバム。


病んだダークな精神世界をコンセプトに掲げ高品質のシンフォニックゴシックメタル
聴かせてくれる実力派ユニット2作同時リリースの片割れである!コンセプトは
勿論リンクしており過去作との繋がりもあり当然だが音楽的にも軸がぶれる事は無く
従来通りのシンフォニックでゴシカルなサウンドを聴かせてくれるがモダンなメタルの
要素
が強い上記の片割れと比べリズムがデジタルサウンドになっていたりバンドサウンドの
へヴィさが減退
メタリックさが薄れていたり差別化は図られているな。

1曲目はオルゴールのイントロからストリングス壮大な盛り上がりを見せるも
メタリックではなくアコギにデジタルリズムが使われどこかファンタジックなムード
漂っておりダンサブルな要素もあるが基本的な曲調はいつも通りの六弦アリスである!
後半でギターも顔を出すぞ。2曲目もリズムはデジタルでヴォーカルは気だるさ漂う
ウィスパー
で歌い根底部分は変わらない新機軸を取り入れている感があるな・・・!
3曲目はEtherのRyo氏が作曲に参加しておりゴシカルなクサさを漂わせつつもリズムが
どこかプログレッシヴな複雑さ
を見せ優雅かつ退廃したムードを見せており途中で急に
雰囲気が変わりオシャレなジャジーさの中に怪しいフィーリングを放り込み中盤のギターリフも
プログレに通じるリズムを弾いておる!4曲目はどこか和の要素を感じさせるイントロから
キャッチーかつ泣きのリードギターが聴けるミドルテンポの叙情メロハーチューン。
サビもやはり和のスタイルになっており新鮮さがあるな。5曲目は本作中ではモダンな
要素の強いバンドサウンド
が聴けるミドル曲。6曲目はベース、アコギ、ピアノ
湿り気のあるメロウな哀愁を放ちストリングスシンセ、バンドサウンドも登場し
ドラマティックに疾走する!北欧メタルに通じる冷たい叙情性もありこういう曲を
待っていたと思わせるキラーチューン
に仕上がっているぞ!コンセプト的に過去曲と繋がっているようで
フレージングに共通点もあったりするな。7曲目はピアノが憂いを見せテープ逆回転がSEで使われたアウトロのインスト。


もう片方のアルバムと比べると全体的にメタリックさ、へヴィさが薄く代わりに打ち込みリズム
聴けたりプログレッシヴだったり和風叙情メロハーだったりと結構実験的な要素
目立っている感があるな。今回最大の新機軸として外部のコンポーザーを招いているが
その試みはプラスに作用しておりEtherのRyo氏が手がけた曲はどれもアルバム中で強烈な
フック
となっておりクサメタラーを惹き付けるだろう!ただそれだけにちょいと各曲が
どうも小粒になっている印象がある
のは否めないか・・・!?




オフィシャルサイトで見てみる





満足度 76% お気に入り曲 回転木馬は逆回り  緋のローレライ 〜R.I.P. Edit〜







"六弦アリス 初期Best"




日本の様式美シンフォニックゴシックメタルユニットによるベストアルバム。


2000年代中頃、それまでクサメタラー達を悶絶号泣させてきた数多くの
メロスピ、クサメタルバンドが悉く脱疾走したり中途半端にプログレ化したりして
洗練と共に持ち味のクサさを失っていきクサメタラー達は嘆き悲しみある者はメタラーをやめ
ある者は牙を失い丸くなりある者はデス、ブラック等の世界に踏み込んでいった・・・!
そんな風潮において当時まだケツの青い小僧だったこの俺は他のクサメタラーとは違う
アプローチ
独自にクサメロ探求の旅を開始、やがてたどり着いたのが今やリスナー、
バンドマン問わずジャパメタ者にとって避けては通れないレベルにまでその地位を高めた
インディーズシーン最後の桃源郷、同人音楽シーンである!

・・・という話は定期的にこのサイトでも何度か書いてきたが(爆)、本作はそんな同人音楽シーン
おいてクサメタラー参入の大きな動機を生み出した大物の一組、六弦アリス初期の楽曲を
纏めたベストアルバムである!
何か最近やけにみんなベスト盤をリリースするように
なって来ているが
本作はただのベストではなく全曲リメイク、リレコーディングされ
今現在のプロダクション、機材、技術で生まれ変わっておりギターも打ち込みではなく
生のプレイとなっているがやはり意図的に打ち込みっぽい音作りにしておりそういう意味では
違和感はあまり無いのだが結構落ち着いたアレンジになっている感があるか・・!?


収録曲は今や廃盤となった初期の3枚からの楽曲に加えこれまた廃盤のオムニバス盤に
提供した楽曲1曲
で構成されており俺のように初期の曲も知っているリスナー
リレコーディングされているので結構新鮮な気持ちで楽しめるが近年彼らを知った
リスナーはもっと新鮮な気分で楽しめるだろう・・・!ここ最近はモダンになったり
宗教的なアプローチを見せたりとより崇高さを増しているがキャッチーさ、クサさが
減退し取っ付き辛くなって来ているのもまた事実・・・!
だが初期の頃はまさに
クサさメインで俺を始め数多くの行き場を失ったクサメタラー達をノックアウトし
同人音楽シーンに本格参入させている!1stなんて今とはまったく異なり
メタル要素ほぼ皆無
民謡、民族音楽路線だったのじゃよ・・・!そんな中でもやはり
突出しているのは見事なまでに暗黒様式美シンフォニッククサメタルと化した
ラストを飾る9曲目だろう!こんなモン聴かされた日にゃ当時の飢餓感丸出し
クサメタラー
はみんな同人音楽の世界に踏み込んじまうわい!砂漠で遭難した
人間
の前に叙々苑が建ってるようなモンじゃ!(爆)ベストアルバムの
リリースは活動の区切り
と言うがこれを機に初期の頃のような判り易いクサメロキラーチューン
またこれでもかと言うほど聴かせて頂いたいモンじゃて・・・!




オフィシャルサイトで見てみる





満足度 88% お気に入り曲 全部







"不思議の国の音哲樂 まやかし篇 先見"




日本の様式美シンフォニックゴシックメタルユニットによるシングル。


クサゴシック、クサファンタジー、そしてクサメタルの桃源郷であり、今や
ジャパメタ界隈との結び付きも深い音楽シーンのアベンジャーズ(?)、
同人音楽シーン
においてクサゴシック黎明期より活動を続ける実力派の
ベテランユニット、六弦アリス
最新シングルである!前作は初期の頃の・・・
最もクサかった頃の楽曲
をリメイクした初期ベストをリリースしクサメタラーを
ガッツポーズさせた
が、本作は次作のコンセプトアルバムからの抜粋となっており
最近の方向性がモダンなヘヴィ路線だったのに対し、今回は何とシンフォニックな
オーケストレーション
がこれまで以上に前面に押し出されており初期の頃のような
クサさが帰ってきた
印象があるか!?

1曲目は早速得意の大仰で本格的なオーケストレーションが聴けゴシカルな
サントラ的ムード
を醸し出し怪し気な低音男語りが登場!ベース、ドラムも顔を出すが
モダンなメタリックさよりも大仰なシンフォニックさがメインとなっており
かつてのようなクサさが戻って来ているか!?長い曲で10分程あるのう・・・!
2曲目はこれまた怪しくゴシカルなオーケストレーションに最近のモダンなヘヴィサウンド
混じり本格的なゴシックメタルと化す重厚なスローチューンだ。サビの壮麗な
盛り上がり
が良いのう・・・!


次のアルバムの予告的なシングルで本作収録曲2曲はアルバムにも収録されるようだが、
ここ最近モダンで宗教的な路線を向いておりクサさが減退気味だったのに対し本作は
壮麗なオーケストラが前面に押し出されておりシンフォニックメタラーが喜びそうな
スタイル
に回帰しておる!モダン系も嫌いじゃないがやはり彼ら六弦アリスには
打ち込みなのに超本格的なオーケストレーションが施されたシンフォゴシック
マッチしておるわい!まぁそれでもヴォーカルメロディー自体はまだそこまで激クサと言える程では無く、
疾走している訳でも無いのだがモダン路線で離れていったかつてのファン
次のアルバムはチェックしてみる価値があるかも知れんのう・・・!




オフィシャルで見てみる





満足度 80% お気に入り曲 全部







"不思議の国の音哲樂 まやかし篇"




日本の様式美シンフォニックゴシックメタルユニットの16thアルバム。


初期の頃は打ち込みで民謡要素漂うサウンドを提示していたが、次第にHM/HRの
要素
を取り入れシンフォニックさ、様式美スタイルにシフトしていきクサメタラー達を
大いに喜ばせてきた・・・!
その後は怪しげな宗教、儀式がかったモダンな
へヴィ路線
に向かうもクオリティーは一貫して高く、シーンを代表する大物に
のし上がって久しいプロジェクトである!
ここ近年はギターが生になり、さらにライヴ
行うようになり独自のシアトリカルさを武器とするようになり始め円熟された印象を
見せているが、
本作は何と同人/インディーズとしては破格の3500円もする
アルバムである!
もはやヴィジュアル商法としか言えず、クオリティー云々以前に
物議を醸し出した問題作
ではあるが、果たして強気の価格設定に見合った内容に
仕上がっているのだろうか!?


1曲目は壮麗さ漂うオーケストレーション大仰なムードを演出、そして女性Voや
ピアノ
も顔を出し穏やかなバラード系の曲調になるが緊迫感も感じさせ、どこか
プログレッシヴな印象もあるな・・・!中盤付近はテンポアップしキャッチーな
サビも顔を出すぞ!
続いてヴァイオリンソロアコギも聴けHM/HR要素もあるにはあるが
シンフォニックなプログレの要素がメインとなっているな。2曲目は怪しげな
シアトリカルさ
を見せつつも疾走キャッチーなムードも見せているが、メロスピ
要素よりもタンゴっぽい印象があるぞ!メロディーはやはり良く、この曲は判り易い
スタイル
だな。3曲目は重厚なオーケストラモダンなへヴィリフが登場、淡々とした
怪しげなムード
を醸し出しておりヴォーカルはファルセットオペラティックに
歌い上げているのう・・・!
4曲目はデジタル系のリズムストリングスが乗り
怪しさを演出、
ヴォーカルも風変わりな歌唱を披露しておるな。5曲目はダークなストリングス等の
オーケストラ
が顔を出し優雅な崇高さを演出、映画のサントラのような空気を見せているが
アコギや女性Voも登場しその後は壮麗かつノリの良いリズムになるぞ。メロディーがまた
高貴かつフックがあるな。中盤はクラシカルなピアノ、オーケストラが大仰な盛り上がりを
見せており実に劇的である!さらに後半は疾走、ラストでは本作初のギターソロも聴けるが
また打ち込みに戻っておりそこが残念じゃのう・・・!6曲目は穏やかな印象を醸し出すも
ストリングスはやはり壮麗で大仰さがあり、ヴォーカルメロディーは優雅な中にキャッチーさ
内包しているぞ。7曲目はアコーディオンアコギ、パーカッシヴなドラムが聴ける
ヨーロッパ風味漂う穏やかな曲で、8曲目はこれまた映画のサントラのような雰囲気を放つ
ストリングス緊迫感を演出、ティム・バートン関係の空気を感じさせ胡散臭さ満点の
男声による語り
も登場し、その後はアップテンポ淡々とした女性Voも聴けシアトリカルさを
放っているな・・・!
9曲目は軽快なノリのアコギアコーディオンが乗る淡々とした曲で、
西部劇っぽさ(?)ヨーロピアンな空気を同時に放っており矛盾した感じなんだが、
その後はバンドサウンドが盛り上がりを見せるぞ!ラストのヴォーカルのハイトーン成長を
感じさせてくれるのう!
10曲目はメタリックなバンドサウンドワイルドなノリを放ち
メロスピ、メロパワと言うよりはアニソンメタルと言えそうなキャッチーなムードを
醸し出すアップテンポ曲だ!
11曲目はシアトリカルなムードを醸し出すオーケストラ、
ヴォーカル
が聴ける淡々とした曲調で、サビは大仰な盛り上がりを見せているな・・・!
12曲目は大仰かつ優雅なオーケストラ高貴なムードを演出するアウトロである。


音楽的には一時期のような怪しげなモダンさは薄れ、壮麗なオーケストレーション
全面に押し出されたシンフォニックで耽美な様式美系のスタイルに戻った感があるが、
楽曲面は判り易いメロスピ、クサメタル要素よりも練り込まれた難解なプログレ
要素が強く、即効性を求めるクサメタラーにはピンと来ない部分もあるだろうが、
その完成度は凄まじくもはやアートの域に到達しておる!キャッチーさ云々以前に
深みを感じさせる音作り、哲学的な世界観
は音楽性はまったく異なるが近年のDIR EN GREYに
通じるものがある
だろうか!?ただやはりここまで価格を吊り上げるならばバンドサウンドは勿論、
クワイアオーケストラに至るまで全てを生にしてもらわんと説得力が無いような気もするな・・・!
一応はキャッチーさもあるが、それ以上に崇高さが目立っており判り易さ、取っ付き易さが
無い
のも評価が分かれる部分だろうな・・・!RHAPSODYOF FIREになってからの2枚が
フルオーケストラ起用と引き換えにHM/HRのアグレッションが薄れたように、クオリティー面で
圧倒的上を行く“DUM SPIRO SPERO”よりも“UROBOROS”のほうが個人的に好きなように、
スケールアップすればいいと言うモノでも無いのがロック・・・アートの面白い所じゃて・・・!




オフィシャルで見てみる





満足度 80% お気に入り曲 怪奇探偵社 【偶数】  最果ての馬は霧の中を行く







"不思議の国の音哲樂 夢語り篇 -先見-"




日本の様式美シンフォニックゴシックメタルユニットによるシングル。


オール打ち込みながら映画のサントラばりに大仰かつ優雅で崇高極まりない
アーティスティックなサウンド
を提示し、唯一無二の壮大かつ哲学的でプログレッシヴな
世界観
を提示しつつも異様な値段の高さ、崇高過ぎて取っ付き辛さも感じさせた
前作のフルアルバムに続く3曲入りシングルである!メロスピ、クサメタル方面とも
モダンへヴィネス方面とも異なる、シンフォニックでシアトリカルなプログレ路線
舵を切ったこの新コンセプトだが、果たしてどんな仕上がりとなったのであろうか!?

1曲目は早速の壮麗さを感じさせるストリングスオーケストラ優雅なクラシカルさ、
ヨーロピアンな耽美さ
を演出し何とヴィジュアル系っぽさ漂う男Voが登場!さらに
ソプラノVoも顔を出しその後はいつもの櫻井アンナ嬢によるヴォーカルが聴けるが、
クレジットが無いのでこの男Voっぽいのもアンナ嬢によるパフォーマンスなのだろうか!?
曲調はアップテンポになりキャッチーさを演出、メロスピ、メロパワでは無くHM/HR要素
感じられないがクサメタラー好みの曲調だろうな。中盤以降は打ち込みっぽさが強いが
モダンなへヴィリフ
も一瞬聴けクワイアも顔を出すぞ。2曲目はアコーディオンに
初期のムックみたいなメロディー
が聴け、その後は有野課長がどうでもいい所で
必ずミスをする
ようにヴィジュアル系バンドオルタナバンドアルバム1枚中1曲は
必ずやりたがる歌謡スイングジャズ風の曲調
になるぞ。3曲目は穏やかなアコギ、煌びやかな
シンセ
に続き、キャッチーさを感じさせる明るいヴォーカルに何とパンキッシュと言うか
昔のXを思わせる勢いあるリフワークが聴ける疾走チューンだ!その後シークレットトラック
メロウなピアノによる短いインストが聴けるぞ。


フルアルバムと異なり短いシングルだからか、様々な側面を見せつつもある意味
判り易い纏まり
を見せた仕上がりとなっており、サウンドの情報量が多い程良い感じで
サクッと聴き通せる
のが良いな。特に3曲目のパンキッシュなリフワーク六弦アリスと
しては相当に新機軸
では無いだろうか!?実は前に六弦A助氏と会った際「THE OFFSPRINGのような
西海岸パンクっぽいおバカなノリを取り入れたい」
等と話していたが、そんな要素が
感じられる楽曲
に仕上がっているのでは無かろうか!?




オフィシャルで見てみる





満足度 77% お気に入り曲 クロノ・イリュージョン  春、来タリテ







"不思議の国の音哲樂 夢語り篇"




日本の様式美シンフォニックゴシックメタルユニットの17thアルバム。


同人音楽なるジャンルがクサメタラーの間で注目されるようになる直前に登場し、
その芳醇極まりない劇的クサメロ、シンフォニックアレンジで当時海外バンドが悉く
脱クサメロし微妙になっていた時期
クサメタラー達に救いの手を差し伸べた
超実力派プロジェクトである!
その後アルバムが進むにつれ次第にクサメロ以上に
モダンなヘヴィさ
を導入、宗教的とも言える怪しげな呪詛ムードを放つようになったのだが、
そういうスタイルも一通りやり尽くしたようで近年は再びシンフォニックさに力を
入れるようになりつつも、HM/HR要素以上にプログレッシヴロックに接近し始めた感もある・・・!
そんな本作もまたシンフォニックプログレの要素がかなり強く、バンドサウンド
かつてのようなメタリックさ、ヘヴィさは皆無マイルドな印象があるのう・・・!

1曲目は早速の8分を越える大作で、優雅さを放つオーケストレーション遊園地的な
ムード
を演出、その後は明るめかつファンタジックな空気を醸し出すプログレとなり
穏やかなアコギ、ファルセットの女性Voも顔を出し壮大さはどこかポストロックにも
通じる面があるか!?
2曲目はライトなギターの刻み、ヴォーカルに始まりなかなかに軽快な
印象のあるミドル〜アップテンポ曲
で、ちょいポップ寄りな印象もあるがサビは
クサめのフックを持ったキャッチーさを見せているのう・・・!3曲目は怪しさを醸し出す
ギターのカッティングに打ち込みリズム
で始まりその後は疾走、オーケストレーション、
フィメールスキャット
も聴けるんだがやはりメタリックさは無く、ヴォーカルも相当にライトな歌い回し
ポップス色濃い印象があるか!?4曲目は軽快なリズムヴィジュアル系のみならずこの手の
ゴシック系バンドがうまい棒食い始めると止まらなくなるように
アルバム1枚中1曲必ずやりたがるインチキスイングジャズ風
の楽曲である(爆)。
ヴォーカルはかなり癖の強い歌い回しだが表現力は感じさせてくれるのう・・・!
5曲目はシンフォニックでシリアスな出だしに続きアコーディオンも登場、
タンゴ調の淡々としたリズムでどこか優雅なムードを醸し出すクサめの楽曲で、
サビはバンドサウンド、オーケストラが盛り上がりリズムも転調、かなり壮大な盛り上がり
見せてくれるぞ!6曲目は前シングルに収録されていた大仰な歌謡ジャズ風の楽曲で、
7曲目は淡々とした落ち着きを見せるミドルテンポで、ベースラインシンセのような
ギターのような音色
が聴けエモ寄りのマイルドさがあるか!?8曲目は本作初と言える
打ち込みながらモダンさを感じさせるメタリックなヘヴィリフトランス寄りのシンセが登場、
ちょい前の彼等でありそうなラウドロック色濃い楽曲になり、やはり打ち込みなのが惜しいなぁ・・・!
9曲目は前シングル収録曲だが、最初のAメロでリードVoをとるのは何とコンポーザーの六弦A助氏自らで、
ちょい怪しげながらJ-ROCK風の歌唱を披露しておる!10曲目はストリングスがなかなかに
北欧っぽいムードを醸し出す壮大なアウトロのインストだ。


シンフォニックプログレではあるがそこまでテクニカルで複雑な曲展開があるわけでは無く、
あくまでも雰囲気重視な面があり、曲によってはポップ寄りのヴィジュアル系に通じる
印象もあるだろうか!?
難点としては一時期生になっていたギターが再び打ち込み
戻っており、メタラーは当然プログレに技巧を求めるプログレッシャーから見ても
惜しく感じられるだろうなぁ・・・!疾走曲もあるにはあるが、アレンジやメロディーライン、
ヴォーカルの歌唱スタイル
シリアスさは薄くポップなアニソンにかなり近いのも
個人的な好みからは遠いのう・・・!そういうタイプのライトな曲調よりかは
キャッチーさが無くともシリアスで壮大な大作プログレのほうが好みだな(笑)。
本作もかつてのメタリックなアグレッション、勢いは微塵も無いんだがこういうスタイルを
好むリスナー
であれば、ギターも完全打ち込みである点を除けばクオリティーは
相変わらず高い
ので楽しめるであろう・・・!




オフィシャルで見てみる





満足度 79% お気に入り曲 誰かの幸せ  夢語り  クロノ・イリュージョン







"不思議の国の音哲樂 悪の目醒め"




日本の様式美シンフォニックゴシックメタルユニットによる最新シングル。


一時期打ち込みながらもモダンでヘヴィな方向性を見せていたが、最近は原点回帰
言う訳ではないがメタリックさを減退させた代わりにシンフォニックでプログレッシヴな、
アーティスティックな作風
になった感のある六弦アリスによる最新シングルである!
まぁ4曲入りなんでEPと言えそうな感じだが、音楽的にはここ最近のシンフォニックな
大仰さ
を見せつつもかつてのようなメタリックさ、判り易いクサさが戻って来ており
クサメタラーでも楽しめるであろう仕上がり
となっているぞ!

1曲目は大仰なオーケストレーションクサさを漂わせたヴォーカルメロディーが乗り
メタリックなバンドサウンドも登場!初期の頃を思わせるシンフォニックメタルとなり、
途中ヘヴィさを見せつつ語りも聴けその後は軽快なギターリフと共に疾走するが、
メロパワ、メロスピ
では無くJ-ROCK的なバンドサウンドだな・・・!2曲目は打ち込みの
ヘヴィなギターリフ
が聴けエキゾチックなムードを演出、中期の頃を思わせるモダンな
ファストチューン
となり途中ブレイクダウンも登場、ギターソロ後はまた疾走するぞ!
3曲目は一昔前のライト寄りヴィジュアル系を思わせるキャッチーさを放つ軽快な
バンドサウンド、アコギのカッティングに煌びやかなシンセ
が聴けるポップチューンで、
4曲目は再びヘヴィなギターリフが聴けるが、フワフワした穏やかなシンセやヴォーカルも顔を出し
轟音系ポストロック、シューゲイザーの影響が見られる珍しい曲調となるぞ!


ここ最近の脱HM/HRなプログレッシヴさのある作風から一転し、シンフォニックさを
キープ
したまま初期の頃を思わせるクサメタリックなサウンドを提示しており
ヘヴィチューンもありつつまたクサメタラーにアピール出来る作風に回帰した
印象
があるぞ!ギター等やはり打ち込みなのが惜しく、こういうスタイルであれば
また生音にしてもらいたい所じゃて・・・!まぁいずれにせよ再び俺ら向けの
方向性に戻ってくれた
のは嬉しい話である!この作風でフルアルバムを期待したいのう!




オフィシャルで見てみる





満足度 82% お気に入り曲 自由への目醒め  悪ノ鼓動







"不思議の国の音哲樂 黄昏と永遠"




日本の様式美シンフォニックゴシックメタルユニットによる最新シングル。


ここに来てようやくと言うか、今更ながらな感じもあるがメジャーデビューした
同人ゴシックの頂点的存在
による最新シングルである!メジャーフルアルバムを
後に控えての1枚
で、一時期モダンになったり非HM/HRなプログレ化したりと様々な
方向性の変化
を見せてきたが、ここ最近は原点回帰と言えそうなクサメタリック方面に
再び舵を切っており有難い限りである!
本作はそれの前哨戦と言うべきシングルで、
クワイア、オーケストレーション壮大さを放ちつつギターが生で、
ゴリゴリのヘヴィさを見せているのが嬉しい限りじゃのう・・・!

1曲目は怪しげなダークさを放つギターリフに始まり、エキゾチックな怪しさを発散する
オーケストレーションシタール等も登場しヘヴィに盛り上がるぞ!Djentライクなリフ
聴けるがサビは疾走するのう・・・!2曲目はしなやかな出だしからメロパワ、メロスピ的に
クサく疾走
ツインリードも登場!スカ的なカッティングまで顔を出しつつ叙情的な面もあるな。


一時期のモダンヘヴィネス要素今風のDjent要素も取り入れつつ、大仰なシンフォニックさ、
疾走するメロスピ、シンフォニックメタル的クサさ
を聴かせてくれる、ここ最近の方向性で
ありつつもこれまでの良かった部分や新鮮な要素も見せており、続くメジャーアルバムが
楽しみになってくる1枚
だろう・・・!普通メジャーデビューと聞くとセルアウトして
ポップ化
したり方向性に迷いが見えクソつまらなくなったりネガティヴな
印象しか無い
んだが、彼等ならやってくれるだろう・・・と信じたいモンである!




オフィシャルで見てみる





満足度 82% お気に入り曲 全部







"Secret Twilight Theater"




日本の様式美シンフォニックゴシックメタルユニットによるメジャー1stアルバム。


我等メタラーが同人音楽なるジャンル、シーンの存在を知るきっかけとなったバンド、
プロジェクト、ユニット
と言えばまずどこを思い浮かべるだろうか!?俺等世代だと
言わずもがなのSOUND HORIZONだが、もっと後になるとDragon Guardianや
Imperial Circus Dead Decadence
とかが挙げられるだろうし、海外のメタルヘッズなら
IRON ATTACK!が大多数になると思う・・・!だが俺等サンホラ世代よりも少し後となると
やはり六弦アリスこそがルーツになってくるだろう!他にも同時代には数多くの
実力派
がいたんだが、Asrielはついこの間解散してしまったし、Aliesonも大分前に消滅、
Ether
は生き残っているが架空サントラの方向性に走り俺の好みからは遠くなっちまった・・・!
無論六弦アリスとて上記のレビューにあるように、一時期はモダンヘヴィネスに傾倒したり
脱HM/HRしてのプログレ路線
を歩まんとした時期もあった・・・!だが最近は原点回帰
再びシンフォニックでクサい様式美メタル路線に舞い戻り、そして満を持しての
メジャー進出が決定しリリースされたのが本作、メジャーデビューアルバムである!

そんなわけで本作の方向性、流石につまらん売れ線に堕するような事は無くここ最近の
クサいシンフォニックゴシックメタル
をしかと踏襲しているが、疾走チューンよりも
スローで重厚な楽曲が多く様式美メロスピ、クサメタルよりも女性Voモノの
シンフォゴシックを踏襲した感じ
になっているな・・・!メジャーだけに生の
オーケストラを期待していたが
そうはならず惜しいものの、前シングルに続いて
ギターは生
ヘヴィさを放っておりメタラー的に嬉しい部分である。

1曲目は早速のクワイア、オーケストレーション重厚さを放つイントロで、続く2曲目は
メタリックさを放つバンドサウンドも顔を出しシンフォニックゴシックらしい雰囲気を演出、
サビがまた壮大じゃのう・・・!3曲目はモダン路線のヘヴィリフが聴け、これまた冷たく
淡々としたゴシックメタル風味
を演出、4曲目は煌びやかなシンセも顔を出し待ってましたの
疾走感を放つファストチューンとなるぞ!どちらかと言ったらヴィジュアル系に近い感じだが
ヘヴィなギターも聴けギターソロもテクニカルだが、音色的に打ち込みっぽいのが
六弦アリスらしい部分だろうか!?5曲目もV系路線と言えそうな穏やかな感じで、軽めの印象があるが
ヴァイオリンソロが聴けるぞ。6曲目はクワイア、語りで幕を開けシンフォニックではあるが、
リズムがデジタル系でこういう部分もV系、J-ROCKっぽいな・・・!7曲目もまた穏やかな感じだが、
メタリックさ、シンフォニックさもしかとあり軽快なアップテンポで展開、
8曲目はヘヴィなギターと共に疾走しており、メタラー的に最も美味しい曲調
サビも六弦アリスらしいしなやかなキャッチーさがあるぞ!9曲目は淡々とした
怪しげな空気
を放ち、歌謡曲的な中にどこか退廃的なムードがあるだろうか!?
10曲目はオルゴールに始まりストリングスリフ、ノイジーなギター
怪しげな歌謡ポップスムードを演出、V系にも通じる怪奇的なゴス的空気
六弦アリスらしい雰囲気を放っているのう・・・!11曲目は美麗なストリングス、ピアノ
壮麗さを放ちポジティヴさと共に疾走開始!メロスピ的ではあるが同時にV系的でもあるな。
12曲目はインダストリアル色濃いデジタル要素入りのヘヴィなスローチューン。
Voも結構やさぐれた歌い回しを見せているが、サビはクワイアが盛り上がり
後半で疾走もするぞ。13曲目はアコギ、ハモンドに始まり穏やかな空気を放つバラード風。
ヘヴィなギターも聴けつつシンフォニックな盛り上がりも見られるのう・・・!


NIGHTWISHWITHIN TEMPTATION等に通じるフィメールシンフォゴシックを
踏襲したサウンド
で、過去作では様式美メロスピも多く、そういうスタイルがのちの
同人ゴシックのルーツ的な感じ
だったんだが本作では疾走曲は少なく、広義の意味での
ゴシックメタルと言えそうな音作りになっているな・・・!テンポの速い曲もライトなV系の
ポップ寄り
みたいな感じで、やはりメタラーとしてはちゃんとしたHM/HRのファストチューンを
求めたい所
である!オーケストレーションの緻密なアレンジ等クオリティーは高いし、
くだらない売れ線ポップスになっちまったみたいな事は無く、ギターがヘヴィでシンフォニックな
ゴシックメタル路線
をキープしているんだが、全体的にスローテンポ様式美クサメタル要素は無く
俺が期待してた方向性と異なるサウンド
になっちまった印象があるなぁ・・・!メロディーラインも
思っていた程クサさ、キャッチーさが薄く、案外スルメアルバムなのかも知れんな。
六弦アリスならもっとやれるだろう!もっとクサく
ドラマティックに出来るだろう!





Amazon.co.jpで見てみる




満足度 80% お気に入り曲 深淵坂の首縊りの家  Moonlight Roses
トワイライト・デス・パレード







"前衛歌劇団 イデア座 〜人殺しヴィレッジ〜 side : idea"




日本の様式美シンフォニックゴシックメタルユニットによる最新ミニアルバム。


2015年にようやくメジャー進出しライヴも慣行、ライヴに関しては正直
褒められた出来とは口が裂けても言えないが、音源のクオリティーは高い
実力派ユニットによる最新ミニアルバムである!本作はインディーズとしての
リリースだが、ギターは生でメタルコアと言うよりはモダンヘヴィネス直系の
ヘヴィリフ
を披露しており、シンセも今風のデジタル要素が見られ、総じて
イマドキ路線のオルタナティヴメタルに走った印象があるか!?

1曲目はエレクトロニカ系シンセが聴けつつヘヴィリフも登場、シンフォニックさも
見られるスロー曲で、2曲目もメタリックなギターが聴け、今風シンセも顔を出し
軽快さを演出、ギターソロはそこそこトリッキーだな。3曲目も今風のデジタルシンセに
ヘヴィリフ
が聴けるラウドロックだが、胡散臭いシアトリカルさもあるのう・・・!
4曲目は軽快なドラム、細かいギターの刻みが聴けアップテンポで展開、
5曲目もヘヴィなギターが目立ち怪しげなシンセ、ファンク的なベースが登場、
トリッキーなギターソロも聴けるぞ。6曲目は従来の彼ららしいシンフォニックな
クラシカルさ
を放ち、QUEEN的に重ねられたギターも登場、その後はストリングスと共に
ヘヴィに疾走するぞ!こういう曲を求めたいモンじゃて・・・!7曲目はヘヴィに刻まれる
タイトさ
が見られ、軽快な疾走感や煌びやかさもあるな。


そこまで圧倒的にゴリゴリでヘヴィと言う訳では無いが、90年代のモダンヘヴィネス
踏襲しているかのようなリフワークが目立ち、全体的にオルタナティヴメタルの路線に
近い印象があり、シンセも今風のデジタル、エレクトロニカ要素が見られ、
女性Voモノのラウドロック寄りになっているな・・・!六弦アリスの持ち味だった
ドラマティックでシアトリカルなシンフォニックさ、芳醇極まり無いクサメロ
減退しており、クサメタラー的にはピンとこない1枚かも知れんのう・・・!
個人的にはこのソリッドなヘヴィさ、タイトさは心地良いんだが、やはり彼らには
圧倒的なクサメロ、大仰なシンフォニックさを求めたい所だな。




オフィシャルで見てみる





満足度 77% お気に入り曲 注文の多い洋服店







"前衛歌劇団 イデア座 〜人殺しヴィレッジ〜 side;AWAKE"




日本の様式美シンフォニックゴシックメタルユニットによる最新ミニアルバム。


同時期にデビューした同人ゴシック第一世代が軒並み消滅し、さらには同人音楽バブルも弾け
90年代のHM/HRシーンのような冬の時期
に立たされてはいるが、それでも気を吐くバンド、
ユニット、プロジェクトは存在しており、彼等六弦アリスもまた厳しい時代において
ペースを落とさず音源をリリースし続け抗う存在である!本作はここ近年のコンセプトを
踏襲したミニアルバムで、音源ごとにモダンヘヴィネスになったりクサメタルになったりと
なかなかに統一性の無い方向性を見せているが、本作はヘヴィさ以上にメロディアスさ
増強し、シンフォニック寄りの路線を向いておりクサメタラーには嬉しいスタイルだな。

1曲目はSEに近いイントロで、2曲目はスキャット、ストリングスがシンフォニックさ
醸し出し軽快さを見せ、そこまでメタリックでは無いが憂いを帯びているのう・・・!
3曲目はミステリアスな怪しさを放ち、ヘヴィさを見せつつも疾走!サビもメロスピ、
クサメタル寄り
で良いぞ!4曲目もメロウな憂いが見られつつ煌びやかに疾走する
メロスピチューン
となり、どことなく北欧風味があるか!?5曲目はニューウェイヴと言うか
昔のV系に通じる淡々としたほの暗さを醸し出すリズミカルなミドル曲。やはり北欧的でありつつ
エモい湿った憂いがあるな・・・!6曲目はヘヴィさ、怪しさが見られつつ疾走感もある
ダークでゴシカルな様式美メロパワで、AMBERIAN DAWNに通じる印象があるか!?


時代遅れのモダンヘヴィネス路線でメロディアスさが減退し微妙だった
前作の反動か、多少ヘヴィさを残しつつもメロスピ的な疾走クサメタル
増えており、シンフォニックなシンセも多用され前作でガッカリした
クサメタラー
もこれで溜飲を下げるだろう・・・!ただヴォーカルがどうも
ソプラノと言うかファルセット主体のソフトな歌い回しに終始しており
HM/HR的な勢い、パワフルさが減退、メロディーも全盛期程の
圧倒的な芳醇さ、クサさは無い
だろうか!?まぁそれでも北欧メタルと言うか
エモ的な湿った憂いがあるのは良いな。




オフィシャルで見てみる





満足度 80% お気に入り曲 RUN AWAY  Awakening Children
遺された箱船







もどる


inserted by FC2 system